Recovery International(9214)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。なんと本日は年末というのに2社もIPO新規上場承認発表がありました。近年では珍しいケースですね。

IPO新規上場承認発表2社2021.12.28

ひとまず当記事はRecovery International(9214)のIPO紹介記事となりますが、もう1社のビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(4266)についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。

Recovery International(9214)の上場日は2022年2月3日(木)で今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事は岡三証券となっております。早速2022年新年第一号IPOが先週末発表のあったみずほ証券主幹事案件のセイファート(9213)と入れ替わりました。

Recovery International(9214)のIPO(新規上場)情報

設立:2013年11月1日
業種:サービス業
事業の内容:在宅療養生活を支える看護師等による訪問看護サービス事業

Recovery International(9214)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード9214
名称Recovery International
公募株数70,000株
売出し株数477,500株
オーバーアロットメント82,100株
IPO主幹事証券岡三証券
IPO引受幹事証券野村證券前受け金不要
SBI証券
エイチ・エス証券
静銀ティーエム証券
松井証券前受け金不要
丸三証券
むさし証券
岡三オンライン証券委託幹事
IPO発表日12月28日(火)
上場日2月3日(木)
仮条件決定日1月14日(金)
ブック・ビルディング期間1月18日(火)~1月24日(月)
公開価格決定日1月25日(火)
IPO申し込み期間1月26日(水)~1月31日(月)
時価総額42.4億円
吸収金額19.2億円
想定価格3,060円(306,000円必要)

以前から思っていましたが、エイチ・エス証券むさし証券はほぼセットで出て来ますね。管理画面もどこかしら似ていますし、この先合併でもするのでしょうか。

そしてこのRecovery International(9214)のIPO主幹事が岡三証券となっていることから、グループ会社となる岡三オンライン証券IPO委託幹事(裏幹事)入りとなる可能性が高いです。

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Recovery International(9214)のIPO(新規上場)事業内容等

Recovery International(9214)は看護師等が利用者の自宅等に訪問して、その人の病気や障がいに応じた看護を行う訪問看護サービス事業を行っております。主治医が訪問看護を必要と認めた人に対して、看護師等が医師の指示書に基づき、医療処置を行い、健康状態の悪化防止、回復、予防に向けて看護を行っています。代表的な処置は、褥瘡(床ずれ)の処置や服薬の管理・指導、点滴、摘便(徒手的に便を出す医療行為)、入浴介助、呼吸器管理、カテーテルの交換等となります。

Recovery International(9214)IPO事業内容

主治医から依頼されるサービスは医療保険制度、居宅介護支援事業所(ケアマネージャー)や施設サービス事業所を通じて依頼されるサービスは介護保険制度が適用されるものであり、いずれも利用者の主治医の指示書に基づく訪問看護サービスを提供しており、訪問看護サービス事業の具体的な特長は以下の通りとなります。

Recovery International(9214)IPO特徴

看護師等の医療職の専門性を活かした新規利用者獲得力の強化

在宅医療において、訪問看護の利用者を地域で支えていくため、医療機関のみならず地域の住民をはじめとした居宅介護支援事業所、医療機関、施設サービス事業所等の地域連携先へ訪問・面談し、医療専門職である看護師等が専門性を活かし連携を密に行うことを重視しており、病院等特定の系列に属さない独立型であるため、柔軟な連携ができることが強みとなります。

ITの活用による経営の効率化

効率性を重視した訪問エリアの設定による訪問看護モデルの確立、IT化推進による事務作業の効率化、クラウド管理による経営指標(KPI)の共有化、ITツールを使用したコミュニケーション力の強化等により効率化を図っております。
Recovery International(9214)IPOITの活用による経営の効率化

訪問看護未経験者の積極採用と早期育成

入社する看護師等の従前は病院勤務者であることが多く、9割以上が訪問看護未経験者となっており、未経験者であっても概ね入社後3カ月で1人で訪問看護ができるレベルまで引き上げる育成プログラムを整備し、看護師等の早期戦力化を図っております。
Recovery International(9214)IPO訪問看護育成

【手取金の使途】
手取概算額192,064千円については第三者割当増資の手取概算額上限231,128千円と合わせて、運転資金として人件費及び人材採用費に充当する予定であります。
なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(Recovery InternationalのIPO目論見書より一部抜粋)

Recovery International(9214)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

Recovery International(9214)の市場からの吸収金額はIPO想定価格3,060円としてオーバーアロットメント含め19.2億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。最近は本当にこのぐらいのサイズが増えましたね。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて5,475枚とやや値ガサとなることから少なめとなります。

上述の通りRecovery International(9214)の事業内容は在宅療養生活を支える看護師等による訪問看護サービス事業ということで、社名から勝手にバリバリのネット関連案件かと勘違いしてしまいましたが、中身を見ると一応端々にITという文言はあるもののバリバリどころかゴリゴリの地味案件でした^^;

個人的にこういった訪問介護サービス事業は今後益々進む高齢化社会に対して拡大傾向にあり、一定時流に乗ったテーマ性のある業態と思う一方で、企業の体質としては離職率が高くブラック的なイメージがあります。ただ実態はそうでもないようですし、初値に影響することは無いと思いますが。

Recovery International(9214)IPO市場環境

Recovery International(9214)の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株が2社329,000株ありますが、今回のIPO新規上場)に際する売り出しで136,500株放出するものの192,500株が残ります。90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。

公募株70,000株に対して売り出し株477,500株と6.8倍で、売り出し株放出人は得体の知れない企業やベンチャーキャピタルが占めることから、若干出口(イグジット)色があり、オーバーアロットメントを含めたオファリング・レシオはおよそ45.4%とやや高めです。

ただ冒頭でも記載していますが、実質的にセイファート(9213)と入れ替わって、今のところこのRecovery International(9214)が新年(2022年)第一号IPOとなります。

公開規模は中規模サイズで人気業態では無いものの、まだまだ拡大市場であることには違いありません。業績水準も低いながらも売上収益ともに右肩上がりで順調に伸びています。そこに「新年第一号IPO案件に公募割れ無し」というアノマリーを加算すると初値高騰までは無いにしても初値しっかりにはなるかと予想されます。とはいえ評価はC級評価ぐらいが妥当でしょうか。

いずれにしてもやはり「新年第一号IPO案件に公募割れ無し」というアノマリーがある以上、IPO愛好家としては参加しないわけには行かないでしょうかね。よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのRecovery International(9214)のIPO参加スタンスはやや値ガサでリスクがあるかもしれないと思いつつも全力申し込みで行く予定で考えています。

IPO主幹事はIPO歴15年にして先日初めてIPO当選を頂けた岡三証券となるため、やはり実際に当選経験ができると自信に繋がることから、IPO株数少なめではありますが、必然的に期待値は上がってしまいます^^

Recovery International(9214)のIPO(新規上場)業績等

Recovery International(9214)のIPO経営指標
Recovery International(9214)IPO経営指標

Recovery International(9214)のIPO売上高及び経常損益
Recovery International(9214)IPO売上高及び経常損益

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