アルピコホールディングス(297A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(209円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
アルピコホールディングス(297A)の上場日とIPO申込期間
アルピコホールディングス(297A)の上場日は2024年12月25日(水)で、MIC(300A)と2社同日上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。
このアルピコホールディングス(297A)のIPO申し込み期間は12月9日(月)~12月13日(金)となっており、IPO申し込みラッシュ後半戦ですが、まだ他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
アルピコホールディングス(297A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
アルピコホールディングス(297A)のIPO想定価格は209円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このアルピコホールディングス(297A)のIPO仮条件は本日12月5日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
アルピコホールディングス(297A)の事業内容
アルピコホールディングス(297A)の事業内容は小売、運輸、観光の各事業を中心とした企業グループの企画、管理及び運営ということで、子会社が行う各種事業活動「流通事業」「運輸事業」「観光事業」「不動産事業」「その他のサービス事業」の経営管理・指導を行う純粋持株会社となります。
このアルピコホールディングス(297A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
アルピコホールディングス(297A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月21日)IPO新規上場承認発表された4社のうちの3社目となり …
アルピコホールディングス(297A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
アルピコホールディングス(297A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格209円としてオーバーアロットメント含め29.8億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。
超低単価となるため、IPO募集株数は公募株及び売出株(OA含む)合わせて14,292,700株と多く、海外投資家への販売も無いものの、IPO主幹事はみずほ証券で単価が1,000円未満となるため、500株1セット配分となっていることから、IPO株の当選確率はそれほど高くはないかもしれません。
そして今回もこのアルピコホールディングス(297A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては長野県を中心に流通、運輸、観光、不動産など多角経営を行っており、社歴も長いことから、地味でオールド企業らしいスタンダード銘柄となりますが、業績も堅調で上場企業や中小企業など多くの企業からも出資を受けていることから信頼度は高そうです。
単価はIPO想定価格ベースで209円と個人投資家が手を出しやすい超低位株設定となっているため、最悪公募割れスタートとなったとしてもシンジケートカバー取引内で止まれば192円となり、100株あたりの損失は-1,700円と限定的です。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては業績堅調とはいえ、売上は横ばいで成長イメージは抱きにくく、公開規模もIPO想定価格(209円)ベースで29.8億円と中規模サイズで需給面での不安があります。
上場日は12月25日(水)でIPOラッシュ後半戦、MIC(300A)と2社同日上場、地味感からの埋没リスクや同日上場による資金分散リスク、連日の上場劇から来る買い疲れ、クリスマスによる海外投資家不在、などなどスケジュール面でネガティブな材料が揃う時期でもあります。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
MIC | 18.6億円 | 東証スタンダード | 野村證券 |
アルピコホールディングス | 29.8億円 | 東証スタンダード | みずほ証券 |
全般的に東証スタンダード上場の地方オールド企業となることからIPO的には不人気の部類に入りますが、単価も安く多角経営を行うオールド企業としての安心感もあるため、初値高騰はないにしても堅調スタートぐらいは見込めるのではないかと考えているため、個人的なこのアルピコホールディングス(297A)のIPO参加スタンスは中立から一部参加に変更予定です。
アルピコホールディングス(297A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのアルピコホールディングス(297A)のIPO株(公募株及び売出株)124,285枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 99,428枚 | 80.0% |
野村證券 | 8,700枚 | 7.0% |
八十二証券 | 6,214枚 | 5.0% |
長野證券 | 3,729枚 | 3.0% |
大和証券 | 3,729枚 | 3.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 2,485枚 | 2.0% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が18,642枚あります。
積極的にこのアルピコホールディングス(297A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるみずほ証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多い大手ネット証券は1社も無く、抽選割合の少ない店頭系証券で占められていますが、野村證券と大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券あたりは三桁レベルの持ち分があるため、可能性は低いものの狙ってみる価値はあるかもしれません。
アルピコホールディングス(297A)のIPO仮条件決定
アルピコホールディングス(297A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:209円
IPO仮条件:173円~191円
IPO想定価格よりも窓開けで下ブレとなる弱気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は24.7億円~27.2億円となりました。
尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記が無いため仮条件の上限突破はありません。
アルピコホールディングス(297A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
アルピコホールディングス(297A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
175円~200円
IPO仮条件が窓開けで下ブレとなる弱気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてはIPO主幹事のみずほ証券からのみの参加と致します。
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