クルーバー(7134)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,160円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

クルーバー(7134)の上場日とIPO申込期間

クルーバー(7134)の上場日は12月23日(木)で、ハイブリッドテクノロジーズ(4260)三和油化工業(4125)ZEALS(9255)エクサウィザーズ(4259)5社同日上場、上場市場はIPO市場では可もなく不可もなくのJASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事も可もなく不可もなくのみずほ証券です。

なお、このクルーバー(7134)のIPO申し込み期間は12月7日(火)~12月13日(月)となっており、IPO申し込みラッシュ期間のど真ん中となっていますので、しっかり資金管理をしながら申し込み作業をする必要があるため、銘柄の取捨選択も重要な時期かと思います。

クルーバー(7134)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

クルーバー(7134)のIPO(新規上場)初値予想

クルーバー(7134)のIPO想定価格は2,160円となっているため、現時点では公募価格とほぼ同値~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値評価についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

このクルーバー(7134)のIPO仮条件は今週末12月3日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に順次追記致します。

クルーバー(7134)の事業内容

クルーバー(7134)の事業内容はカー&バイク用品のリユース品の買取、販売、新品卸売及び付随するIT開発業務ということで、株式会社アップガレージが前身となる特に新規性の無い地味な業態となります。

このクルーバー(7134)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

クルーバー(7134)のブルベア要素とIPO参加スタンス

クルーバー(7134)の公開規模はIPO想定価格ベース(2,160円)で16.9億円と規模的にJASDAQスタンダード市場への上場としては小型から中型サイズで、微妙に荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて6,828枚と比較的少なめです。

今回もこのクルーバー(7134)のポジティブ材料ネガティブ材料をそれぞれ考察してみます。

まずポジティブ材料としては再上場案件ではあるもののベンチャーキャピタル(投資ファンド)が入っていないという点と業績が堅調に推移している点でしょうか。残念ながらそれ以外はIPO目線では特にポジティブ材料が見当たりません。

ネガティブ材料としてはもう最近は飽きるほど何度も書いていますが、やはり前例の無い空前の過密スケジュールです。上場日は12月23日(木)で以下の通り5社同日上場、12月第4週は超過密日程で20日(月)3社、21日(火)4社、22日(水)6社をこなした後となります。空前のと言うとなんとなく響きが良く聞こえますが、ただの狂ったスケジュールです。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
ハイブリッドテクノロジーズ13.1億円東証マザーズSBI証券
クルーバー16.9億円JASDAQ-Sみずほ証券
三和油化工業30.6億円JASDAQ-S野村證券
ZEALS130.4億円東証マザーズ大和証券
エクサウィザーズ340.2億円東証マザーズSMBC日興証券

さすがにこのスケジュールで「買い疲れるな!」というには無理があり、悪い意味でちょうど良い感じで疲労感が出ている頃でしょう。買い疲れに資金分散、再上場の地味案件と来れば埋没リスクも高く、他に選択肢がいくらでもある中でわざわざ買いに行く理由が見つかりません。別に企業内容がどうこうではなくて、このスケジュールを設定した方の問題です。

唯一の救いは公開規模(16.9億円)が軽量とは言えないものの、まだ小型寄りの中型サイズという点かもしれませんが、それでも好スタートとなる絵が描けず、厳しい展開となる様子しか思い浮かびません。よって管理人の個人的なこのクルーバー(7134)のIPO参加スタンスは消極的参加で、IPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券のみの参加となりそうです。

クルーバー(7134)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのクルーバー(7134)のIPO株(公募株及び売り出し株)6,828枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
みずほ証券(主幹事5,735枚84.0%
野村證券前受け金不要341枚5.0%
SMBC日興証券205枚3.0%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券205枚3.0%
極東証券137枚2.0%
SBI証券137枚2.0%
アイザワ証券68枚1.0%
auカブコム証券委託幹事?枚?%
マネックス証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,020枚あります。

大手五大証券のうち4社がIPO幹事団(シンジケート)となっています。良い意味で安心感がありますが、逆に言うと抽選で当選する可能性が低いということになります。仮にIPO株を狙いに行くということであればやはり割り当て数的にIPO主幹事となるみずほ証券一択となりそうですね。

クルーバー(7134)のIPO仮条件決定

クルーバー(7134)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:2,160円
IPO仮条件:1,760円~2,160円

IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は13.8億円~16.9億円となりました。

クルーバー(7134)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

クルーバー(7134)の第二弾初値予想が発表されたようです。

2,000円~2,200円

IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続きスルーです。

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