サインド(4256)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,940円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
サインド(4256)の上場日とIPO申込期間
サインド(4256)の上場日は12月22日(水)で、Finatextホールディングス(4419)とTHECOO(4255)とサクシード(9256)と網屋(4258)とリニューアブル・ジャパン(9522)と6社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
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なお、このサインド(4256)のIPO申し込み期間は12月6日(月)~12月10日(金)となっており、IPO申し込みラッシュ期間のほぼど真ん中となっていますので、しっかり資金管理をしながら申し込み作業をする必要がありますので、ご注意下さい。
サインド(4256)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
サインド(4256)のIPO想定価格は2,940円となっているため、現時点では公募価格とほぼ同値~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値評価についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
このサインド(4256)のIPO仮条件は週明け12月2日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に順次追記致します。
サインド(4256)の事業内容
サインド(4256)の事業内容は理美容店舗向けクラウド型予約管理システム「BeautyMerit(ビューティーメリット)」の開発・提供ということで、予約管理からブランディングまでサロンや理美容店舗など多様な業種に対応した予約管理システムをクラウドサービスで提供しております。
このサインド(4256)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
サインド(4256)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月17日)IPO新規上場承認発表があった5社のうちの2社目となります。 すでに …
サインド(4256)の簡易考察とIPO参加スタンス
サインド(4256)の公開規模はIPO想定価格ベース(2,940円)で45.3億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては中型で、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて13,400枚と万枚超えで比較的多くあります。
今回もこのサインド(4256)のポジティブ材料とネガティブ材料をそれぞれ考察してみます。
まずポジティブ材料としてはネット予約市場が拡大傾向にあるサロンや理美容業界などでクラウド(SaaS)サービスの提供となる点でしょうか。クラウド(SaaS)関連はIPO市場では根強い人気を誇るセクターで業績も堅調なことから、海外販売は無いとはいえ、国内だけでも相応の買いは入りそうな雰囲気です。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
サインド | 45.3億円 | 東証マザーズ | 野村證券 |
Finatextホールディングス | 229.5億円 | 東証マザーズ | 大和証券他 |
THECOO | 41.3億円 | 東証マザーズ | みずほ証券他 |
サクシード | 12.5億円 | 東証マザーズ | SBI証券 |
網屋 | 23.3億円 | 東証マザーズ | 岡三証券 |
リニューアブル・ジャパン | 90.4億円 | 東証マザーズ | SMBC日興証券 |
逆にネガティブ材料としては公開規模(45.3億円)に荷もたれ感がある点と上場日は12月22日(水)で上記の通り空前の6社同日上場、特に中型サイズが多く、合わせると442.3億円になります。さすがに資金分散の影響と連日の上場劇から来る買い疲れは避けれないでしょうか。とはいえ、中身的(クラウド)には初値高騰までは無いにしても堅調なスタートになる可能性はありそうです。
ただ先日から世界規模で警戒されている南アフリカで確認された新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン」の実態がまだ不明で、市場に動揺が走っていることから、今後の「オミクロン」の状況次第ではIPO市場どころか金融市場全体が崩れることになる可能性もあるかもしれません。しかしながら現段階でこれらの可能性を考えるにはまだ時期尚早かと思いますので、ひとまずは要観察ということとさせて頂きます。
と言うことで変異株のことを一旦は横に置いて見ると、一応は人気のクラウド(SaaS)関連となります。中型案件で空前のIPOラッシュとなることから、上述の通りさすがに初値高騰までは無いかと思いますが堅調スタートになる可能性はありそうです。それでも読めない事象が多く、リスク重視で考えると現時点での管理人の個人的なこのサインド(4256)のIPO参加スタンスは消極的参加とし、多くてもIPO主幹事で前受け金不要の野村證券と、IPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からのみの参加となりそうです。
サインド(4256)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのサインド(4256)のIPO株(公募株及び売り出し株)13,400枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 12,529枚 | 93.5% |
SBI証券 | 335枚 | 2.5% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 335枚 | 2.5% |
岡三証券 | 67枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 67枚 | 0.5% |
いちよし証券 | 67枚 | 0.5% |
LINE証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が2,010枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであればIPO主幹事となる野村證券は外せません。逆に配分割合93.5%を占めるこの野村證券を除外するとIPO当選はかなり厳しそうです。もちろん下位証券での当選確率はゼロではありませんが、この空前のIPOラッシュでなるべく無駄な作業を避けようと思えば、やはり上位2社ぐらいからの申し込みが妥当なところでしょうか。
サインド(4256)のIPO仮条件決定
サインド(4256)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:2,940円
IPO仮条件:2,940円~3,250円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は45.3億円~50.0億円となりました。
サインド(4256)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
サインド(4256)の第二弾初値予想が発表されたようです。
3,200円~3,500円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限はそのままで下限のみ上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き消極的参加で変更はありません。
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