イシン(143A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,080円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

イシン(143A)の上場日とIPO申込期間

イシン(143A)の上場日は2024年3月25日(月)単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。

このイシン(143A)のIPO申し込み期間は3月6日(水)~3月12日(火)となっており、すでにIPO申し込み期間ラッシュ突入で、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。

イシン(143A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

イシン(143A)のIPO(新規上場)初値予想

イシン(143A)のIPO想定価格は1,080円となっているため、現時点では公募価格の2.7倍~3.7倍程度の初値形成になるのではないかと、強めA級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても強めA級評価に設定させて頂いております。

なお、このイシン(143A)のIPO仮条件は週明け3月5日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

イシン(143A)の事業内容

イシン(143A)の事業内容は企業の自治体向けマーケティング支援事業、日系大手企業のグローバルオープンイノベーション支援事業、成長企業のブランディング及び採用支援事業ということで、様々な社会問題を背景に創業以来ベンチャー振興、地方創生、オープンイノベーション(企業が外部のアイディアや技術を活用することで、新たな価値を創造するための手段・考え方)の3つの領域で事業を展開しています。

イシン(143A)IPO各事業サービス

このイシン(143A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

イシン(143A)のブルベア要素とIPO参加スタンス

イシン(143A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,080円としてオーバーアロットメント含め6.0億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて4,900枚と少ない上に、IPO主幹事は店頭型証券(みずほ証券)となることから、IPO当選は困難となりそうです。

そして今回もこのイシン(143A)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が自治体や民間企業の共創支援事業と新規性は無いものの人気のネット関連で、業績は堅調に推移しており、公開規模はIPO想定価格(1,080円)ベースで6.0億円と軽量サイズとなる上に個人投資家が買いやすい低単価設定となっています。

イシン(143A)の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株も無く、既存株主には解除価格無しで180日間のロックアップ及び継続保有の確約が行われているため、上場時のIPO募集株以外の余計な売り圧力はありません。上場日も3月25日(月)で、3月IPOラッシュ真っ只中でありながらも単独上場とスケジュールにも恵まれ需給面は良好と言えます。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては特に目立った大きなネガティブ材料は見当たらなく、強いて言うのであれば、上場日は3月25日(月)単独上場となりますが、翌日(3月26日)からは本格的なIPOラッシュ突入となるため、投資家の逃げ足が速くなる可能性はあるかもしれないということぐらいでしょうか。

このイシン(143A)は3月IPOの中でも特に期待値が高そうなIPO案件となり、需給ひっ迫で上場初日値付かずとなる可能性もありそうです。ということで、もちろん管理人の個人的なこのイシン(143A)のIPO参加スタンスは文句なく参加の方向で行く予定です。

SBI証券主幹事案件でないため、SBI証券の持ち分は少なかったものの、低単価で無ければIPOチャレンジポイントを使用しても良さそうな銘柄だったかもしれません。

イシン(143A)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのイシン(143A)のIPO株(公募株及び売り出し株)4,900枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
みずほ証券(主幹事4,555枚93.0%
SMBC日興証券98枚2.0%
SBI証券49枚1.0%
松井証券前受け金不要49枚1.0%
マネックス証券100%完全抽選49枚1.0%
岩井コスモ証券25枚0.5%
極東証券25枚0.5%
東海東京証券25枚0.5%
丸三証券25枚0.5%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が735枚あります。

積極的にこのイシン(143A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるみずほ証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券(SBI証券松井証券マネックス証券)も入っていますが、いずれも二桁レベルの持ち分しか無いため、狙うにはなかなか厳しい数字となりそうです。

イシン(143A)のIPO仮条件決定

イシン(143A)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,080円
IPO仮条件:1,000円~1,080円

IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は5.6億円~6.0億円となりました。

尚、訂正目論見書内にIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」との追記はありません。

イシン(143A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

イシン(143A)の第二弾初値予想が発表されたようです。

2,500円~3,000円

IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはA級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても参加で変更はありません。

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