メディックス(331A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(860円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

メディックス(331A)の上場日とIPO申込期間

メディックス(331A)の上場日は2025年3月19日(水)で、超大型IPOのJX金属(5016)2社同日上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。

このメディックス(331A)のIPO申し込み期間は3月3日(月)~3月7日(金)となっており、IPO申し込みラッシュ突入で他IPO案件とIPO申し込み期間が被っているため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。

メディックス(331A)のIPO(新規上場)初値予想 第一弾

メディックス(331A)のIPO(新規上場)初値予想

メディックス(331A)のIPO想定価格は860円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

なお、このメディックス(331A)のIPO仮条件は明日2月27日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

メディックス(331A)の事業内容

メディックス(331A)の事業内容はクリエイティブ設計・制作、データ解析・分析、インターネット広告代理などのデジタルマーケティング支援事業ということで、インターネット広告を中心にセールスプロモーションからフォローマーケティング、ネットブランディングまでワンストップで提供しています。

メディックス(331A)IPOビジネスモデル

このメディックス(331A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

メディックス(331A)のブルベア要素とIPO参加スタンス

メディックス(331A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格860円としてオーバーアロットメント含め22.7億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としてはで中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。

IPO募集株数は公募株及び売出株(OA分)合わせて2,645,000株とやや多めにあり、海外投資家への販売はありませんが、IPO主幹事は店頭系証券のみずほ証券で単価が1,000円未満となるため複数配分となっています。しかもまたしても200株1セット配分ではなく300株1セット配分となっているため、IPO当選の確率は低くなりそうです。

メディックス(331A)IPOみずほ証券300株1セット

そして今回もこのメディックス(331A)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては設立から40年超えの老舗企業で社会的信頼度は高く、株価設定に割安感もあります。収益面も堅調(売上は不調)に推移しており、上場時のIPO株取得者以外からの余計な売り圧力もないため、需給面では一定の安心感があります。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては事業内容はインターネット広告事業とすでに成熟感たっぷりのスタンダード上場案件。上場日は3月19日(水)超大型IPOJX金属(5016)と2社同日上場となることによる資金分散や埋没リスクがあります。

公開規模もIPO想定価格(860円)ベースで22.7億円と中規模サイズで、すでに退任済み創業者や取締役などが売出しで株式を放出するため出口(イグジット)感もあります。

IPOラッシュ序盤戦で他にも選択肢がある中、無理して申し込む必要もないのではと考えさせられる悩ましいIPO銘柄です。とりあえず管理人の個人的なこのメディックス(331A)のIPO参加スタンスは中立継続で、仮条件決定後にIPO地合いなども鑑みて再考したいと思います。

メディックス(331A)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのメディックス(331A)のIPO株(公募株及び売出株)23,000枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
みずほ証券(主幹事20,700枚90.0%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券690枚3.0%
SBI証券690枚3.0%
楽天証券230枚1.0%
マネックス証券230枚1.0%
松井証券230枚1.0%
東海東京証券230枚1.0%
三菱UFJ eスマート証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が3,450枚あります。

積極的にこのメディックス(331A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるみずほ証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多い大手ネット証券(SBI証券楽天証券マネックス証券松井証券)も入っており、いずれも持ち分は三桁レベルあるため、狙えない数字では無さそうです。

メディックス(331A)のIPO仮条件決定

メディックス(331A)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:860円
IPO仮条件:760円~800円

IPO想定価格よりも窓開けで下ブレとなる弱気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は20.1億円~21.1億円となりました。

尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記は無いため仮条件の上限突破はありません。

メディックス(331A)のIPO(新規上場)初値予想 第二弾

メディックス(331A)の第二弾初値予想が発表されたようです。

800円~860円

IPO仮条件が弱気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてはIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券のみの参加と致します。

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