網屋(4258)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,970円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
網屋(4258)の上場日とIPO申込期間
網屋(4258)の上場日は12月22日(水)で、サインド(4256)とFinatextホールディングス(4419)とTHECOO(4255)とサクシード(9256)とリニューアブル・ジャパン(9522)と6社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事は岡三証券となっております。
なお、この網屋(4258)のIPO申し込み期間は12月7日(火)~12月13日(月)となっており、IPO申し込みラッシュ期間のど真ん中となっていますので、しっかり資金管理をしながら申し込み作業をする必要があるため、銘柄の取捨選択も重要な時期かと思います。
網屋(4258)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
網屋(4258)のIPO想定価格は1,970円となっているため、現時点では公募価格の1.3倍~1.5倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値評価についてもやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
この網屋(4258)のIPO仮条件は今週末12月3日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に順次追記致します。
網屋(4258)の事業内容
網屋(4258)の事業内容はデータセキュリティ事業及びネットワークセキュリティ事業ということで、大企業向けITセキュリティ関連のソリューション提供と、失礼ながら社名からは想像できないような人気業態となっております。
この網屋(4258)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
網屋(4258)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日IPO新規上場承認発表があった7社のうちの2社目です。早くももう何がなんだかわからなくな …
網屋(4258)のブルベア要素とIPO参加スタンス
網屋(4258)の公開規模はIPO想定価格ベース(1,970円)で23.3億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては中型サイズで、やや荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて10,296枚と一応万枚超えで比較的多めにあります。
今回もこの網屋(4258)のポジティブ材料とネガティブ材料をそれぞれ考察してみます。
まずポジティブ材料としてはIPO市場では人気の高いITセキュリティ関連事業となり、特に昨今のテレワークの普及で足元の業績は堅調に推移しています。アフターコロナではなくウィズコロナを見据えた中長期的な成長期待も高そうです。
ネガティブ材料としてはやはりどう見てもスケジュール面となるでしょう。上場日は12月22日(水)で6社同日上場、前日(21日)は4社同日上場で、翌日(23日)は5社同日上場、この週(5営業日)だけで25社が上場するという前代未聞のスケジュールとなっている点は素直に資金分散という意味でも大きなネガティブ材料となりそうです。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
サインド | 45.3億円 | 東証マザーズ | 野村證券 |
Finatextホールディングス | 229.5億円 | 東証マザーズ | 大和証券他 |
THECOO | 41.3億円 | 東証マザーズ | みずほ証券他 |
サクシード | 12.5億円 | 東証マザーズ | SBI証券 |
網屋 | 23.3億円 | 東証マザーズ | 岡三証券 |
リニューアブル・ジャパン | 90.4億円 | 東証マザーズ | SMBC日興証券 |
公開規模はIPO想定価格(1,970円)ベースで23.3億円と東証マザーズ上場としてはやや荷もたれ感を感じる水準となりますが、通常スケジュールであれば人気業態ということを加味するとほぼ不安は無い規模です。業績水準が低いことから大口(海外投資家、機関投資家)買いは期待しにくいかもしれませんが、個人投資家だけでも十分持ち上げるころができるサイズ感です。もちろん通常のスケジュールであればという仮説です。
この無茶苦茶なスケジュールは、先日も申し上げた通り「どれかが割を食う」という状態ではなく「どれもが割を食う」状態と言えます。加えて新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」という得体の知れない変異株の登場で金融市場も過敏になっています。前代未聞の過密スケジュールに加え前代未聞の変異株の登場と、まったくもってどのような展開になるのか予想が難しい状況です。
数ばかり多くて中身がイマイチなIPO案件が多い魔の12月第4週ではありますが、そんな中でもこの網屋(4258)はまだマシな案件と言えるかと思います。よって現時点での管理人の個人的なこの網屋(4258)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極的参加で行く予定です。
とはいえ、IPO主幹事は個人的におよそ15年間一度もIPO当選を頂いたことのない岡三証券です。当選は厳しいと思われることから、今回は「主幹事+SBI証券」という12月IPO申し込みラッシュ仕様ではなく、抽選割合の多いネット証券からも参加する予定です。
網屋(4258)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこの網屋(4258)のIPO株(公募株及び売り出し株)10,296枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
岡三証券(主幹事) | 8,236枚 | 80.0% |
SBI証券 | 515枚 | 5.0% |
みずほ証券 | 412枚 | 4.0% |
SMBC日興証券 | 412枚 | 4.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 309枚 | 3.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 103枚 | 1.0% |
むさし証券 | 103枚 | 1.0% |
水戸証券 | 103枚 | 1.0% |
香川証券 | 103枚 | 1.0% |
岡三オンライン証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,544枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであればIPO主幹事となる岡三証券からの申し込みは外せません。加えてネット証券3社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券)も抽選配分が多いことからまだ可能性はゼロではないため、申し込む価値はありそうです。その他店頭系は厳しいかもしれませんね。
網屋(4258)のIPO仮条件決定
網屋(4258)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,970円
IPO仮条件:1,700円~1,970円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は20.1億円~23.3億円となりました。
網屋(4258)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
網屋(4258)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,500円~2,900円
IPO仮条件は一般的な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾と上限下限ともにほぼ同値となる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き12月IPO申し込み特別仕様(主幹事+SBI証券)の範囲での積極的参加で変更はありません。
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