ELEMENTS(5246)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(150円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ELEMENTS(5246)の上場日とIPO申込期間
ELEMENTS(5246)の上場日は2022年12月27日(火)で、BTM(5247)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっています。
このELEMENTS(5246)のIPO申し込み期間は12月12日(月)~12月16日(金)となっており、12月IPOラッシュ自体は最終戦に入りますが、他IPO案件とのIPO申し込み期間が数社は被っているため、引き続き資金移動や申し込み忘れなどにご注意下さい。
ELEMENTS(5246)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ELEMENTS(5246)のIPO想定価格は150円となっているため、現時点では公募価格の1.3倍~2.0倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このELEMENTS(5246)のIPO仮条件は明日12月8日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ELEMENTS(5246)の事業内容
ELEMENTS(5246)の事業内容は生体認証・画像解析・機械学習技術を活用した、オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」等の個人認証ソリューションと、衣食住における個人最適化ソリューションの開発・提供ということで、データに基づいた個人認証・個人最適化ソリューションを各業界のサービス提供事業社にBaaS(Banking as a Service)として提供しています。
このELEMENTS(5246)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ELEMENTS(5246)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月22日)はIPO新規上場承認発表が1社のみで12月は23社目となりま …
ELEMENTS(5246)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ELEMENTS(5246)の市場からの吸収金額はIPO想定価格150円としてオーバーアロットメント含め7.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数は超低位株となるため公募株及び売り出し株合わせて45,382枚と多めにあり、海外投資家への販売も無いため、当選確度は比較的高そうです。
そして今回もこのELEMENTS(5246)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がオンライン本人確認サービス「eKYC」ソリューションの提供と、コロナ禍による非対面型サービスの拡大の影響で利用者も急増し、それに伴って売上も拡大しており、収益も赤字ではあるものの、縮小傾向にあります。
公開規模もIPO想定価格(150円)ベースで7.8億円と荷もたれ感の無い水準で、手が付けやすい超低単価設定となっていることから需給不安は乏しく、個人投資家を中心とした手軽な買いが集まりそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としてはベンチャーキャピタルや投資ファンド数社が出資しており、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しで、もう将来性が無いと見限られたかのように全株放出する会社が4社あります。いずれにしても出口(イグジット)感は否めません。
上場日はいよいよIPOラッシュ終盤戦となる12月27日(火)で、BTM(5247)と2社同日上場、両社ともに軽量サイズとなるため、同日上場による資金分散の影響は軽微であると思われますが、連日の上場劇から来る買い疲れはピークに達している頃です。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
BTM | 4.6億円 | 東証グロース | 岡三証券 |
ELEMENTS | 7.8億円 | 東証グロース | みずほ証券 |
とはいえ、さすがにこの規模と単価で公募割れする可能性は限りなく低く、下値不安は乏しいと考えられるため、管理人の個人的なこのELEMENTS(5246)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極参加で行く予定です。
ただIPO主幹事となるみずほ証券は単価が1,000円未満となるため、複数配分で募集を行っていますが、なんと今回は「500株1セット」配分となっていますので、IPO株数はそこそこ多いものの、実際のIPO当選は狭き門となりそうです。
ELEMENTS(5246)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのELEMENTS(5246)のIPO株(公募株及び売り出し株)45,382枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 40,844枚 | 90.0% |
SBI証券 | 3,177枚 | 7.0% |
大和証券 | 1,361枚 | 3.0% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
マネックス証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が6,807枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであればIPO主幹事となるみずほ証券は外せませんが、元々のIPO株数が多く平幹事もそれなりに持ち分があるため、全証券会社から狙っても面白いかもしれませんね。そもそも単価が超激安なので複数株確保できないと、初値が上がったとしても利益は薄利となりそうです。
ELEMENTS(5246)のIPO仮条件決定
ELEMENTS(5246)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:150円
IPO仮条件:150円~160円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は7.8億円~8.3億円となりました。
ELEMENTS(5246)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ELEMENTS(5246)の第二弾初値予想が発表されたようです。
300円~350円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価からB級評価に格上げとし、IPO参加スタンスについても引き続き積極参加で行きます。
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