W TOKYO(9159)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(5月26日)IPO新規上場承認発表された5社のうちの2社目となります。

IPO新規上場承認発表4社2023.5.261

IPO新規上場承認発表1社2023.5.262

当記事はW TOKYO(9159)のIPO詳細記事となりますが、残る4社のうちの1社のQLSホールディングス(7075)のIPO詳細についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いており、残る3社のジーデップ・アドバンス(5885)クラダシ(5884)ノバレーゼ(9160)のIPO詳細についてはまた後ほどそれぞれ別記事にてご紹介させて頂きます。記事が出来上がりましたら上記社名テキスト部にもリンクさせて頂きます。

W TOKYO(9159)の上場日は2023年6月29日(木)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

W TOKYO(9159)のIPO(新規上場)情報

設立:2015年7月1日
業種:サービス業
事業の内容:TOKYO GIRLS COLLECTIONのブランドを活用したブランディング・コンテンツプロデュース事業

W TOKYO(9159)IPO上場承認

上場市場東証グロース
コード9159
名称W TOKYO
公募株数120,000株
売出し株数319,000株
オーバーアロットメント65,800株
IPO主幹事証券野村證券
IPO引受幹事証券SBI証券
静銀ティーエム証券
マネックス証券100%完全抽選
松井証券前受け金不要
IPO発表日5月26日(金)
上場日6月29日(木)
仮条件決定日6月9日(金)
ブック・ビルディング期間6月13日(火)~6月19日(月)
公開価格決定日6月20日(火)
IPO申し込み期間6月21日(水)~6月26日(月)
上場時発行済株式総数2,588,000株
時価総額74.2億円
吸収金額14.4億円
想定価格2,870円(287,000円必要)

そしてこのW TOKYO(9159)のIPO主幹事は野村證券となっているため、グループ会社となるLINE証券IPO委託幹事(裏幹事)となる可能性が高いです。

W TOKYO(9159)のIPO(新規上場)事業内容等

W TOKYO(9159)はグループ会社で、株式会社W TOKYO及び非連結子会社となる株式会社W labで構成されており、TOKYO GIRLS COLLECTIONのブランドを活かした独自のプロデュースノウハウを軸に、ヒト・モノ・コト・地域のまだ見ぬ価値を共創し、その価値を最大化させることをミッションとしてブランディングプラットフォーム事業を展開しています。

W TOKYO(9159)IPO事業系統図

W TOKYO(9159)はブランディングプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報はなく、主要なサービス領域は3つで以下の通りとなっています。

TGCプロデュース領域

毎年春と秋に東京近郊で開催するTOKYO GIRLS COLLECTIONにおいて主として協賛金収入(協賛企業にプロモーションの機会を提供することによる収入)、チケット販売による収入及びブランド出展料収入を得ております。

コンテンツプロデュース・ブランディング領域

TOKYO GIRLS COLLECTIONで培った企画力・ブランド力を活かし、顧客のニーズに適う商材のブランディングを行うため、トップインフルエンサーやアーティストを広告塔としてキャスティングすることに加え、新たなクリエイティブの企画を行うことにより、広告キャスティング収入やクリエイティブ制作収入を得ております。

デジタル広告領域

アフィリエイトプラットフォームとして、アフィリエイト・サービス・プロバイダー(ASP)である「アフィリエイトwalker」の展開と、主力ブランドであるTOKYO GIRLS COLLECTIONの公式メディアとして「girlswalker(ガールズウォーカー)」の運営を行っております。

【手取金の使途】
手取概算額310,848千円については、①運転資金として事業拡大に伴う優秀な人材の採用・育成にかかる費用及び人件費として2024年6月期に43,244千円、②借入金の返済として2024年6月期に139,854千円、2025年6月期に127,750千円に充当する予定であります。
なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(W TOKYOのIPO目論見書より一部抜粋)

W TOKYO(9159)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

W TOKYO(9159)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,870円としてオーバーアロットメント含め14.4億円と規模的に東証グロース市場への上場としては微妙に中型サイズ寄りとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて4,390枚と少なめです。

上述の通りW TOKYO(9159)の事業内容はTOKYO GIRLS COLLECTIONのブランドを活用したブランディング・コンテンツプロデュース事業ということで、日本のファッションイベントや若年女性向けの既製服を対象とした服飾製品の販売会、それに付随するファッションショー及びライブなどを主なコンテンツとする日本最大級のファッションの祭典「東京ガールズコレクション」のプロデュースなどを行っています。


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

W TOKYO(9159)の株主の中には大手有名企業がズラリと並んでおり、1社のベンチャーキャピタルの保有株もありましたが、何より目立ったのが2020年8月にモダリス(4883)上場の際にロックアップ違反した有名個人投資家の片山晃氏、AKB48グループや坂道シリーズのプロデューサーの秋元康氏KSK Group株式会社(おそらくサッカー選手の本田圭佑氏の会社)などの名前がありました。その他にも個人投資家の人数が多かったので、もしかすると管理人が知らないだけで他にも有名な方がいらっしゃるのかもしれません。

日本最大級のファッションの祭典「東京ガールズコレクション」の運営会社ということで、知名度は抜群(ファッション音痴の管理人はよく知りませんでしたが)、業績規模も大きく堅調に推移、公開規模はIPO想定価格(2,870円)ベースで14.4億円と軽量ではないものの、それほど重たくもありません。上記ベンチャーキャピタルの保有株1社252,000株には1.5倍解除のロックアップも掛かっています。

上場日は6月29日(木)でIPOラッシュ後半戦となり、買い疲れは出ている頃ではありますが、現時点では運良く単独上場予定となっており、資金分散の影響は受けにくい状態です。とはいえ、過密スケジュールの中の上場となるため、初値評価はやや割り引く必要がありそうですが、それでも会社自体の知名度や株主の有名人効果を加味するとB級評価といったところになるのではないでしょうか。

よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのW TOKYO(9159)のIPO参加スタンスは積極参加で行く予定で考えています。IPO株があれば楽しめそうな銘柄ですが、5,000枚程度しかない野村證券主幹事案件となるため、IPO当選は容易では無いでしょうけどね。

W TOKYO(9159)のIPO(新規上場)業績等

W TOKYO(9159)のIPO経営指標
W TOKYO(9159)IPO経営指標

W TOKYO(9159)のIPO売上高及び経常損益
W TOKYO(9159)IPO売上高及び経常損益

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