西部技研(6223)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(3,250円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

西部技研(6223)の上場日とIPO申込期間

西部技研(6223)の上場日は2023年10月3日(火)で、ニッポンインシュア(5843)2社同日上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。

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この西部技研(6223)のIPO申し込み期間は9月19日(火)~9月22日(金)となっており、時期的にはまだIPO申し込みラッシュ期間中となるため、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社ありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。

西部技研(6223)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

西部技研(6223)のIPO(新規上場)初値予想

西部技研(6223)のIPO想定価格は3,250円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.4倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

なお、この西部技研(6223)のIPO仮条件は明後日9月15日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

西部技研(6223)の事業内容

西部技研(6223)の事業内容はデシカント除湿機やVOC濃縮装置等の製造、販売、据付・保守等のサービスということで、ハニカム成形の技術力をもとに、デシカント除湿機やVOC濃縮装置/VOC濃縮燃焼装置、全熱交換器などの省エネ・環境保全機器の製造・販売をグローバルに展開しています。

西部技研(6223)IPO事業拠点

この西部技研(6223)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

西部技研(6223)のブルベア要素とIPO参加スタンス

西部技研(6223)の市場からの吸収金額はIPO想定価格3,250円としてオーバーアロットメント含め196.9億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感のある水準となります。

IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて52,707枚と多めにありますが、簡易型のグローバルオファリングで、海外投資家への販売もあり、店頭証券(SMBC日興証券)主幹事案件となるため、IPO当選の可能性はそれほど高くないと思われます。

そして今回もこの西部技研(6223)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては東証スタンダード上場の機械セクターで事業内容は省エネ・環境保全機器の製造・販売と地味な内容ではあるものの、老舗企業ならではの独自性や競争優位性を持つ時流に乗った事業内容で、業績規模も大きい上に堅調に推移しています。

30億円に相当する株式数を上限に投資ファンドSeiga Asset Management Limited)に売付け(親引け)する予定となっており、投資ファンドが引き受ける安心感や海外投資家への販売もあり、その海外販売の割合次第では堅調スタートとなる可能性はあるかもしれません。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(3,250円)ベースで196.9億円と荷もたれ感が強く、投資ファンドの出口(イグジット)案件ではないものの、直近IPOで大型案件は立て続けに公募割れスタートとなっていることから一抹の不安が残ります。

上場日は10月3日(火)で、ニッポンインシュア(5843)と2社同日上場となる上に9月下旬から10月初旬に掛けてはIPO集中期となっていることで注目度は分散されることになりそうです。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
ニッポンインシュア13.2億円東証スタンダード野村證券
西部技研196.9億円東証スタンダードSMBC日興証券

こういった地味ながらも安定性のある老舗IPO案件はこれまでも堅調にスタートする傾向がありましたが、今はIPO地合いが不透明となっている上にそこそこの値がさ株となることから、管理人の個人的なこの西部技研(6223)のIPO参加スタンスは当初の予定通りスルーとなる可能性が高いです。IPO地合いが急激に回復したり、何らかのポジティブ材料が出て来た際は変更する可能性もありますが、その際は当記事下部にある仮条件決定時か第2弾初値予想時に記載致します。

西部技研(6223)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこの西部技研(6223)のIPO株(公募株及び売り出し株)52,707枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮しておりません。

証券会社IPO株配分数配分割合
SMBC日興証券主幹事48,491枚92.0%
野村證券2,635枚5.0%
FFG証券527枚1.0%
みずほ証券527枚1.0%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券527枚1.0%
auカブコム証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が7,906枚あります。

積極的にこの西部技研(6223)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSMBC日興証券からのIPO申し込みは外せません。他幹事の中にはIPO委託幹事(裏幹事)以外に珍しくネット証券がなく、店頭系証券ばかりとなるため、狙うにはなかなか厳しそうな雰囲気です。

西部技研(6223)のIPO仮条件決定

西部技研(6223)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:3,250円
IPO仮条件:2,500円~2,600円

IPO想定価格よりも窓開けで下ブレとなる弱気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は151.5億円~157.5億円となりました。

西部技研(6223)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

西部技研(6223)の第二弾初値予想が発表されたようです。

2,500円~2,700円

IPO仮条件が弱気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続きスルー継続と致します。IPO幹事団(シンジケート)の中にはSBI証券も入っていないため完全スルーとなる予定です。

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