global bridge HOLDINGS(6557)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はIPO新規上場承認発表が2社ありました。もう1社のWDBココ(7079)についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。このglobal bridge HOLDINGS(6557)で12月は21社目となります。
global bridge HOLDINGS(6557)の上場日は12月23日(月)で、昨日ご紹介させて頂いたカクヤス(7686)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券となっております。
global bridge HOLDINGS(6557)のIPO(新規上場)情報
設立:2015年11月25日
業種:サービス業
事業の内容:東京・千葉・神奈川・大阪を中心とした保育施設・介護施設の運営、ならびに付帯するICT事業等
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 6557 |
名称 | global bridge HOLDINGS |
公募株数 | 50,000株 |
売出し株数 | 599,900株 |
オーバーアロットメント | 97,400株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 |
IPO引受幹事証券 | 野村證券(前受け金不要) ちばぎん証券 東海東京証券 楽天証券(100%完全抽選) マネックス証券(100%完全抽選) 丸三証券 松井証券(委託幹事) |
上場日 | 12月23日 |
仮条件決定日 | 12月4日 |
ブック・ビルディング期間 | 12月6日~12月12日 |
公開価格決定日 | 12月13日 |
IPO申し込み期間 | 12月16日~12月19日 |
吸収金額 | 19.3億円 |
想定価格 | 2,590円(259,000円必要) |
このglobal bridge HOLDINGSはすでにプロ向け市場のTOKYO PRO Marketに上場しておりますが、2019年12月22日付でTOKYO PRO Marketを上場廃止となり、今回東証マザーズへ鞍替えとなります。
global bridge HOLDINGS(6557)のIPO(新規上場)事業内容等
global bridge HOLDINGS(6557)はglobal bridge HOLDINGSと子会社5社の持株会社となり、直営保育施設の運営を中心とした「保育事業」、放課後等デイサービス及び老人介護施設の運営を中心とした「介護事業」及び保育園運営管理システムの販売を始めとした「ICT事業」を営んでおり、この3つのセグメントで構成されております。また「その他」として不動産の転貸借、研修事業等も行っております。
東京23区、千葉県、大阪市内などで認可保育園(児童福祉法に基づいた児童福祉施設)等を中心とする保育施設の運営を行っています。
障がい者を対象とした放課後等デイサービス及び生活介護施設等の運営及び高齢者を対象とした施設としてサービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホームの運営を行っています。
設立以来培ってきた保育事業経験を活かし、保育施設の業務効率化のために全国の保育事業者を対象としたICTソリューションサービスの提供を行っています。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額113,140千円については第三者割当増資の手取概算額上限232,084千円と合わせた手取概算額合計上限345,224千円について、2020年4月に開設を予定している大阪府の認可保育所(2施設)の設備投資資金として全額を充当する予定であります。なお上記調達資金については具体的な充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用する予定であります。
(global bridge HOLDINGSのIPO目論見書より一部抜粋)
global bridge HOLDINGS(6557)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
global bridge HOLDINGS(6557)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,590円としてオーバーアロットメント含め19.3億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては中型サイズとなります。事業内容は保育、介護施設の運営及びICT事業ということで「国策+IT」の融合ということから注目度は高く将来性もありそうです。
少し気になったのはプロ向け市場のTOKYO PRO Marketから一般市場への鞍替えはどういった評価になるのかということですが、過去(2017年12月)に歯愛メディカル(3540)がJASDAQスタンダード市場への鞍替えを成功させています。当時はネガティブ視されていましたが、実際は公募価格3,300円に対して付いた初値は4,030円と好発進しています。TOKYO PRO Marketからの鞍替え自体の問題は無さそうですね。
公募株50,000株に対して売り出し株は599,900株とおよそ12倍ほどありますが、売り出し放出元はベンチャーキャピタルでは無く、青木拡憲氏が全株売り出すことになるため企業の出口(イグジット)案件ではありません。
ちなみにこの方「青木拡憲」で検索するとAOKIホールディングス(8214)の創設者(会長)として出てきますが、本人かどうかは定かではありません。
ベンチャーキャピタルの保有株は1社20,550株ありますが、株数も少ない上、既存株主と共に解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の大きな売り圧力はありません。この点での需給不安はありません。
と、ここまではポジティブ材料ですが、もちろんネガティブ材料もあります。
まず業績についてですが、下記図の通り売上は右肩上がりですが、利益は赤字となっているため業績に不安があります。
次に公開規模と上場日です。東証マザーズ市場への上場でIPO想定価格(2,590円)で19.3億円はやや荷もたれ感を感じます。増して怒涛の12月第三週の13社上場という過密スケジュールの翌週のため、まだ買い疲れはたっぷり残っているかと思われます。規模だけならまだしも、やはり過密スケジュールという点が相当に足を引っ張ることになりそうです。
このことから、管理人の個人的なこのglobal bridge HOLDINGS(6557)のIPO参加スタンスは中立で、まずは大手初値予想会社の第一弾初値予想の見解やIPO地合いを注視した上での判断とさせて頂きたいと思います。
global bridge HOLDINGS(6557)のIPO(新規上場)業績等
global bridge HOLDINGS(6557)のIPO経営指標
global bridge HOLDINGS(6557)のIPO売上高及び経常損益
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