THECOO(4255)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(7,180円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
THECOO(4255)の上場日とIPO申込期間
THECOO(4255)の上場日は12月22日(水)で、サインド(4256)とFinatextホールディングス(4419)とサクシード(9256)と網屋(4258)とリニューアブル・ジャパン(9522)と6社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券と大和証券の2社共同主幹事となっております。
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なお、このTHECOO(4255)のIPO申し込み期間は12月6日(月)~12月10日(金)となっており、IPO申し込みラッシュ期間のほぼど真ん中となっていますので、しっかり資金管理をしながら申し込み作業をする必要があるため、値ガサ株ということも含めて資金の割り振りにご注意下さい。
THECOO(4255)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
THECOO(4255)のIPO想定価格は7,180円となっているため、現時点では公募価格とほぼ同値~1.4倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値評価についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
このTHECOO(4255)のIPO仮条件は今週末12月3日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に順次追記致します。
THECOO(4255)の事業内容
THECOO(4255)の事業内容はファンコミュニティプラットフォーム運営事業、インフルエンサーマーケティング事業及びオンライン広告事業ということで、会員制ファンコミュニティアプリやインフルエンサープランニング及び分析ツールの提供、インフルエンサー事務所の運営などを行っております。
このTHECOO(4255)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
THECOO(4255)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月17日)IPO新規上場承認発表があった5社のうちの3社目となります。TH …
THECOO(4255)のブルベア要素とIPO参加スタンス
THECOO(4255)の公開規模はIPO想定価格ベース(7,180円)で41.3億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては中型で、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて5,007枚と比較的少なめとなりますが、海外投資家への販売もあります。
今回もこのTHECOO(4255)のポジティブ材料とネガティブ材料をそれぞれ考察してみます。
まずポジティブ材料としては旬な業態で収益は赤字続きであるものの、サブスクモデル(月額課金)で売り上げは右肩上がりで伸びています。ベンチャーキャピタルの保有株もありますが、90日間のロックアップが掛かっており、公開価格の1.5倍以上となれば解除されますが、初値形成後でなないと売却できないタイプとなっているため、上場時の余計な売り圧力にはなりません。海外販売もあるため、海外人気次第では初値は小じっかりとなるでしょうか。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
サインド | 45.3億円 | 東証マザーズ | 野村證券 |
Finatextホールディングス | 229.5億円 | 東証マザーズ | 大和証券他 |
THECOO | 41.3億円 | 東証マザーズ | みずほ証券他 |
サクシード | 12.5億円 | 東証マザーズ | SBI証券 |
網屋 | 23.3億円 | 東証マザーズ | 岡三証券 |
リニューアブル・ジャパン | 90.4億円 | 東証マザーズ | SMBC日興証券 |
ネガティブ材料としては東証マザーズ上場で公開規模41.3億円と荷もたれ感のあるサイズ、上場日は12月22日(水)で驚異の6社同日上場、前日(21日)は4社同日上場で翌日(23日)は5社同日上場、この週はわずか5営業日で25社上場という度が過ぎるほどの過密スケジュール、資金分散の影響や買い疲れが確実に出る中で7,180円(718,000円)という値ガサっぷり、さすがに需給面は厳しいでしょうか。
新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」という得体の知れない変異株も出てきているため、上場日までまだ1カ月近くあるものの、少なくとも今現在は市場が不安定となっています。不安定なままで上場日を迎えるかもしれませんし、落ち着いているかもしれません。この時期の値ガサとあって判断が難しいところです。
よって現時点での管理人の個人的なこのTHECOO(4255)のIPO参加スタンスは基本的にスルーで、IPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からのみの参加と致します。後述しますが、とりあえず申し込んでおいて当選してから考えるというプランもあると思いますが、それさえも面倒なほど他にもIPOがいくらでもあるため、このプランも無しです。
THECOO(4255)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのTHECOO(4255)のIPO株(公募株及び売り出し株)5,007枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 2,704枚 | 54.0% |
大和証券(主幹事) | 1,753枚 | 35.0% |
野村證券(前受け金不要) | 250枚 | 5.0% |
いちよし証券 | 100枚 | 2.0% |
SBI証券 | 50枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 25枚 | 0.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 25枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 25枚 | 0.5% |
東洋証券 | 25枚 | 0.5% |
極東証券 | 25枚 | 0.5% |
あかつき証券 | 25枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が751枚あります。
幸いにもIPO主幹事の2社(みずほ証券、大和証券)は銘柄ごとに資金拘束されるタイプではなく、一番価格の高いIPO案件分の余力があれば他のIPO銘柄の抽選もしてくれるタイプとなるため、他IPO銘柄での当選及び補欠当選が無いことが前提となりますが、基本的にIPO想定価格ベース(7,180円)で計算すると718,000円預けておけば抽選してくれるという点は銘柄ごとに資金拘束される証券会社(SMBC日興証券やマネックス証券など)よりはまだマシでしょうか。
さらに2社ともにIPO当選後のキャンセルペナルティも無いため、とりあえず申し込みだけしておいて、実際に当選してから購入するかどうかを考えるという作戦も可能です。表に出ていないだけで、実は裏でペナルティがあるなどの話が持ち出されることもありますが、そんなものはありません。
THECOO(4255)のIPO仮条件決定
THECOO(4255)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:7,180円
IPO仮条件:7,000円~7,200円
IPO想定価格がほぼ最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。何度見ても値ガサですね。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は40.3億円~41.4億円となりました。
THECOO(4255)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
THECOO(4255)の第二弾初値予想が発表されたようです。
7,000円~7,500円
IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも下限はそのままで上限のみ大幅な下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続きスルーと致します。
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