まぐまぐ(4059)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日は3社IPO新規上場承認発表がありました。もちろん重複上場です。いよいよ東証お得意のKY攻撃が始まったようですね。

IPO新規上場承認発表3社2020.8.20

残りの2社、I-ne(4933)STIフードホールディングス(2932)については順次記事にしていきたいと思います。

まぐまぐ(4059)の上場日は9月24日(木)グラフィコ(4930)トヨクモ(4058)3社同日上場、上場市場はJASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事はまたもや待ってましたのSBI証券となっております。

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9月以降のSBI証券の主幹事件数は3社で平幹事は8社とダントツで多く合計11社のIPOに絡んでいることになります。これはもうIPO愛好家としては見逃せないですね。

まぐまぐ(4059)のIPO(新規上場)情報

設立:1999年1月7日
業種:情報・通信業
事業の内容:コンテンツ配信プラットフォームの運営を行うプラットフォーム事業、Web メディアの運営等を行うメディア広告事業、クリエイター活動の支援等を行うその他事業

まぐまぐ(4059)IPO上場承認

上場市場JASDAQスタンダード
コード4059
名称まぐまぐ
公募株数530,000株
売出し株数120,000株
オーバーアロットメント30,000株
IPO主幹事証券SBI証券
IPO引受幹事証券みずほ証券
SMBC日興証券
東海東京証券
エース証券
岩井コスモ証券
水戸証券
岡三証券
マネックス証券100%完全抽選
エイチ・エス証券
極東証券
岡三オンライン証券委託幹事
IPO発表日8月20日(木)
上場日9月24日(木)
仮条件決定日9月3日(木)
ブック・ビルディング期間9月7日(月)~9月11日(金)
公開価格決定日9月14日(月)
IPO申し込み期間9月15日(火)~9月18日(金)
時価総額21.5億円
吸収金額5.3億円
想定価格790円(79,000円必要)

そして上記をご覧の通りこのまぐまぐ(4059)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンライン証券のIPO幹事入りも期待できそうです。

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さらにSBI証券がIPO主幹事となることから「ひとかぶIPO」で有名なネオモバSBIネオモバイル証券)の幹事入りも期待されます。

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まぐまぐ(4059)のIPO(新規上場)事業内容等

まぐまぐ(4059)はメールマガジン配信プラットフォームを中心とした「プラットフォーム事業」および4つのメディアMAG2 NEWS(まぐまぐニュース)・MONEY VOICE(マネーボイス)・TRiP EDiTOR(トリップエディター)・by them(バイゼム)から構成される「メディア広告事業」を主に展開しています。

まぐまぐ(4059)IPO事業系統図

プラットフォーム事業

プラットフォーム事業は創業以来の中核事業であり、メールマガジンを中心としたコンテンツ配信プラットフォーム「まぐまぐ!」および記事販売プラットフォーム「mine」が属しております。特に「まぐまぐ!」は1999年からメールマガジン配信業者として20年以上に渡り安定的にメールマガジンが配信できる仕組みを提供し続けております。
まぐまぐ(4059)IPOプラットフォーム事業

メディア広告事業

Webメディアの「MAG2 NEWS」・「MONEY VOICE」・「TRiP EDiTOR」・「by them」の運営および「Webメディアコンテンツ」・「メルマガコンテンツ」の広告枠販売サービスが属しております。Webメディア・オフィシャルメルマガに対して設置している広告枠を利用し、広告サービスを顧客企業へ提供をすることで、当該顧客企業から支払われる掲載料を広告収入として得ております。
まぐまぐ(4059)IPOメディア広告事業

【手取金の使途】
差引手取概算額380,204千円及び本第三者割当増資の手取概算額上限21,804千円については、システムにかかる設備投資資金及び人員増加に伴う本社増床にかかる内装設備等の設備投資資金、並びに人材採用費及び人件費に充当する予定であります。
なお、上記使途以外の残額については、将来における当社事業の成長に寄与する支出、投資に充当する方針でありますが、当該内容について現時点で具現化している事項はなく、今後具体的な資金需要が発生し支払時期が決定するまでは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(まぐまぐのIPO目論見書より一部抜粋)

まぐまぐ(4059)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

まぐまぐ(4059)の市場からの吸収金額はIPO想定価格790円としてオーバーアロットメント含め5.3億円と規模的にJASDAQスタンダード市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。

まぐまぐ(4059)はもはや知る人ぞ知るメルマガ発行スタンド最大手と言っても良いでしょうか。ひと昔前は管理人も発行者の立場で情報発信していた時代もあります。ブログより以前に利用していたので、実に15年ほど前の話ですが^^;

個人的な主観としてはまぐまぐのメルマガシステムはステップメールを組むことができず、最近は迷惑メールも急増し、メルマガ自体の開封率も下がっていることから、今となっては積極的な情報発信にはメルマガよりもLINEに移行しているようなイメージが強いため今さら上場感が否めません。メルマガ全盛期であればもっと注目を集めれたと思うのですが、良くて初値は2倍スタート程度でしょうか。

しかも上場日は9月24日(木)3社同日上場となります。まさに3密ですね。さらに3社中の2社はSBI証券主幹事案件となっております。今年(2020年)上場済みのアディッシュ(7093)サイバーセキュリティクラウド(4493)も3月26日でSBI証券主幹事案件の同日上場でした。狙っているのでしょうかね。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券会社
グラフィコ12.3億円JASDAQスタンダードSBI証券
トヨクモ9.9億円東証マザーズいちよし証券
まぐまぐ5.3億円JASDAQスタンダードSBI証券

3社の中では一番小型サイズとなるため、個人投資家からの資金は集まりやすいと思いますが、上場市場がJASDAQスタンダード市場への上場となることから東証マザーズ市場への上場で銘柄的にもドストライクとなるトヨクモ(4058)に軍配が上がりそうです。

まぐまぐ(4059)の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株はなく、既存の上位株主には解除価格無しで90日間及び180日間のロックアップが掛かっているため大きく需給を壊すことはありません。

ただ、筆頭株主はすでに東証一部に上場している株式会社エアトリ(旧:株式会社エボラブルアジア)で親会社となるため、実質的にまぐまぐ(4059)は子会社となることから投資家からは毛嫌いされやすい親子上場となります。

ここに来てSBI証券主幹事案件が続くため、IPOチャレンジポイントの使用不使用が当落を左右しそうですね。IPOチャレンジポイントキャンペーンも始まっていることから、ウワサでは公募増資・売出(PO)案件が出て来る前に消化しようと考えている方も多いそうです。

いずれにしても管理人のこのまぐまぐ(4059)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行きますが、銘柄的にも日程的にも単価的にも個人的な使用条件に合致しないため、IPOチャレンジポイントは使わない予定です。

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<追記>
やはり岡三オンライン証券がこのまぐまぐ(4059)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

まぐまぐ(4059)のIPO取り扱い決定岡三オンライン証券
まぐまぐ(4059)IPO岡三オンライン証券

まぐまぐ(4059)のIPO(新規上場)業績等

まぐまぐ(4059)のIPO経営指標
まぐまぐ(4059)IPO経営指標

まぐまぐ(4059)のIPO売上高及び経常損益
まぐまぐ(4059)IPO売上高及び経常損益

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