オカムラ食品工業(2938)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,680円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

オカムラ食品工業(2938)の上場日とIPO申込期間

オカムラ食品工業(2938)の上場日は2023年9月27日(水)で、AVILEN(5591)2社同日上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

このオカムラ食品工業(2938)のIPO申し込み期間は9月8日(金)~9月14日(木)となっており、時期的にIPO申し込みラッシュ期間に入っているため、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社ありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。

オカムラ食品工業(2938)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

オカムラ食品工業(2938)のIPO(新規上場)初値予想

オカムラ食品工業(2938)のIPO想定価格は1,680円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.4倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

なお、このオカムラ食品工業(2938)のIPO仮条件は明日9月7日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

オカムラ食品工業(2938)の事業内容

オカムラ食品工業(2938)の事業内容はサーモンの養殖、水産品の加工・販売ということで、サーモンを中心とした川上から川下までの垂直統合型のビジネスモデルで、日本及びデンマークでサーモントラウトの養殖を行っており、養殖されたサーモンは鮮魚として外食品や小売店に販売するほか原料として主にグループ内で販売しています。

オカムラ食品工業(2938)IPOビジネスモデル

このオカムラ食品工業(2938)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

オカムラ食品工業(2938)のブルベア要素とIPO参加スタンス

オカムラ食品工業(2938)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,680円としてオーバーアロットメント含め20.2億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は売り出し株なしの公募株のみで10,500枚と万枚超えで比較的多めにありますが、野村證券主幹事案件となるため、IPO当選の可能性は低めとなりそうです。

そして今回もこのオカムラ食品工業(2938)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては今回の募集株に際する内訳は売り出し株無しの公募株のみとなっており既存株主の換金感はありません。ベンチャーキャピタル(投資ファンド)などの保有株は無く、上位株主はほぼ親族が占めており売却の可能性も低いと考えられます。業績も売上収益ともに右肩上がりでグロース銘柄並みに高成長しています。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては事業内容はサーモンの養殖と地味で、上場市場も初値上昇率の鈍い東証スタンダード市場の食料品セクター、公開規模もやや荷もたれ感のあるサイズとIPO市場では人気化しにくい内容となります。加えて福島第一原発の処理水の海洋放出により水産業界が他国自国問わず風評被害を受ける中、その火の粉が飛んでくる可能性も否めません。

上場日は9月27日(水)で人気のAI(人工知能)関連銘柄となるAVILEN(5591)と2社同日上場となり、注目度や話題性で劣ってしまいIPO集中期もあいまって埋没してしまう可能性もありそうです。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
AVILEN(アヴィレン)33.0億円東証グロース大和証券
オカムラ食品工業20.0億円東証スタンダード野村證券

上記のことから、今回もまた個人的なこのオカムラ食品工業(2938)のIPO参加スタンスは基本的にはスルーでIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からのみの参加にする予定です。IPO地合いが急激に回復したり、何らかのポジティブ材料が出て来た際は変更する可能性もあります。その際は当記事下部にある仮条件決定時か第2弾初値予想時に記載致します。

オカムラ食品工業(2938)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのオカムラ食品工業(2938)のIPO株(公募株)10,500枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
野村證券(主幹事9,660枚92.0%
大和証券210枚2.0%
みずほ証券210枚2.0%
SMBC日興証券210枚2.0%
SBI証券105枚1.0%
楽天証券100%完全抽選105枚1.0%
大和コネクト証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,575枚あります。

積極的にこのオカムラ食品工業(2938)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる野村證券からのIPO申し込みは外せません。上位平幹事は抽選割合の少ない店頭系証券が占めており、抽選割合の多いネット証券は下の方にあり、抽選分も三桁に届くかどうかのレベルとなっているのでなかなか厳しい数字と言えそうです。

オカムラ食品工業(2938)のIPO仮条件決定

オカムラ食品工業(2938)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,680円
IPO仮条件:1,600円~1,680円

IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は19.3億円~20.2億円となりました。

オカムラ食品工業(2938)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

オカムラ食品工業(2938)の第二弾初値予想が発表されたようです。

1,800円~1,950円

IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも下限はそのままで上限のみ下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価で変更無し、IPO参加スタンスについてもIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からのみの参加で変更はありません。

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