トライアルホールディングス(5882)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,000円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

トライアルホールディングス(5882)の上場日とIPO申込期間

トライアルホールディングス(5882)の上場日は2023年4月12日(水)で、ispace(9348)2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事は大和証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券2社共同主幹事となっております。

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大和証券IPO

このトライアルホールディングス(5882)のIPO申し込み期間は3月27日(月)~3月31日(金)となっており、3月IPOラッシュは終わりましたが、4月IPOがスタートするタイミングとなっていることから、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りがありますので、まだ資金移動など資金管理にご注意下さい。

トライアルホールディングス(5882)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

トライアルホールディングス(5882)のIPO(新規上場)初値予想

トライアルホールディングス(5882)のIPO想定価格は2,000円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

なお、このトライアルホールディングス(5882)のIPO仮条件は今週末3月26日(日)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

トライアルホールディングス(5882)の事業内容

トライアルホールディングス(5882)の事業内容は小売、物流、金融・決済、リテールテックなど、各事業を中心とした企業グループの企画・管理・運営(純粋持株会社)ということで、グループ各社の事業の発展及び経営改善に積極的に協力し、関係会社の育成を促進して企業グループとしての経営効率の向上を図っております。

トライアルホールディングス(5882)IPO事業内容

このトライアルホールディングス(5882)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

トライアルホールディングス(5882)のブルベア要素とIPO参加スタンス

トライアルホールディングス(5882)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,000円としてオーバーアロットメント含め590.0億円と規模的に東証グロース市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感のある水準となります。

IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて256,556枚と多めにありますが、海外投資家への販売のあるグローバルオファリングとなり、募集株は国内109,037枚、海外147,519枚と海外分が手厚くなっているものの、IPO当選の可能性は比較的高そうです。

そして今回もこのトライアルホールディングス(5882)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としてはグループ各社の中でも特にディスカウントストア「トライアル」は知名度が高く話題性がありそうです。22期連続増収と足元の業績にも安心感があります。株価設定に割高感も無く、業績規模も大きいことから大口(機関投資家、海外投資家)の参戦も見込めそうです。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(2,000円)ベースで590.0億円と東証グロース市場への上場としては大きく、グローバルオファリングで海外販売分を除いても295.0億円と荷もたれ感が否めません。上場日は4月12日(水)で、初の宇宙ベンチャーIPOとして話題性のあるispace(9348)と2社同日上場となるため、注目度はispace(9348)に軍配が上がりそうです。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
トライアルホールディングス590.0億円東証グロース大和・三菱
ispace63.2億円東証グロースSMBC日興証券

この頃になると相場も安定しているかもしれませんが、不人気業態の大型案件となると初値は厳しいような気もします。とりあえずの管理人の個人的なこのトライアルホールディングス(5882)のIPO参加スタンスは引き続き中立(スルー寄り)とし、今後の仮条件設定や海外投資家の人気度合いなどを見ながら決めて行きたいと思います。

トライアルホールディングス(5882)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのトライアルホールディングス(5882)のIPO株(公募株及び売り出し株)109,037枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分(147,519枚)は除いています。

証券会社IPO株配分数配分割合
大和証券主幹事59,970枚55.0%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事29,440枚27.0%
野村證券(前受け金不要5,452枚5.0%
みずほ証券(前受け金不要5,452枚5.0%
SBI証券5,452枚5.0%
FFG証券3,271枚3.0%
大和コネクト証券委託幹事?枚?%
auカブコム証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が38,483枚あります。

積極的にIPO株を狙いに行くのであればIPO主幹事となる大和証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券は外せません。特に三菱UFJモルガン・スタンレー証券は個人IPO愛好家に優しい傾向があるため、これだけの割り当て株数があれば比較的当選確率は高そうです。

ただし三菱UFJモルガン・スタンレー証券はIPO当選後のキャンセルはペナルティが課せられるため、IPOに当選してから購入するかどうかを考えるというプランは通用しないため、その点は要注意となります。申し込む際は購入までセットで考える必要があります。

トライアルホールディングス(5882)のIPO仮条件決定

トライアルホールディングス(5882)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:2,000円
IPO仮条件:1,800円~2,000円

IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は531.0億円~590.0億円となりました。

トライアルホールディングス(5882)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

トライアルホールディングス(5882)の第二弾初値予想が発表されたようです。

1,900円~2,100円

IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾よりも下限はそのままで上限のみ下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更なし、IPO参加スタンスについてもIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からのみの申し込みと致します。

トライアルホールディングス(5882)のIPO(新規上場)売出株数変更

売り出し株数及びオーバーアロットメントの変更(削減)が発表されました。仮条件発表後に募集株の変更は珍しいケースですね。

売り出し株:1,855,600株 → 1,795,600株
オーバーアロットメント:3,848,300株 → 3,839,300株

この売り出し株及びオーバーアロットメントの削減に伴い市場からの吸収金額は529.8億円~588.6億円となりました。

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