Japan Eyewear Holdings(5889)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(10月12日)はIPO新規上場承認発表が1社ありました。IPO新ルール適用第2号案件で、今回は上場日が変更できるタイプとなります。

IPO新規上場承認発表1社2023.10.12

Japan Eyewear Holdings(5889)の上場日は2023年11月16日(木)~11月22日(水)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券大和証券2社共同主幹事となっております。

Japan Eyewear Holdings(5889)のIPO(新規上場)情報

設立:2019年7月29日
業種:小売業
事業の内容:アイウェアの企画・デザイン・製造・卸及び販売

Japan Eyewear Holdings(5889)IPO上場承認

上場市場東証スタンダード
コード5889
名称Japan Eyewear Holdings
公募株数1,400,000株
売出し株数5,208,000株
オーバーアロットメント991,100株
IPO主幹事証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券
大和証券
IPO引受幹事証券SMBC日興証券
野村證券
みずほ証券
SBI証券
岩井コスモ証券
楽天証券100%完全抽選
マネックス証券100%完全抽選
松井証券前受け金不要
auカブコム証券委託幹事決定
大和コネクト証券委託幹事決定
IPO発表日10月12日(木)
上場日11月16日(木)~11月22日(水)
仮条件決定日10月30日(月)
ブック・ビルディング期間10月31日(火)~最長11月13日(月)
公開価格決定日11月8日(水)~11月14日(火)
IPO申し込み期間11月9日(木)~最長11月20日(月)
上場時発行済株式総数23,944,260株
時価総額407.0億円
吸収金額129.1億円
想定価格1,700円(170,000円必要)

簡易型のグローバルオファリングのため、売出株式5,208,000株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日11月8日(水)~11月14日(火)の間に決定されます。

そしてこのJapan Eyewear Holdings(5889)のIPO2社共同主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券大和証券となっているため、それぞれグループ会社となるauカブコム証券大和コネクト証券IPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。

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Japan Eyewear Holdings(5889)のIPO(新規上場)事業内容等

Japan Eyewear Holdings(5889)はJapan Eyewear Holdings株式会社および連結子会社6社(金子眼鏡株式会社株式会社フォーナインズ株式会社栄光眼鏡KANEKO FRANCE SARL金子眼鏡(上海)有限公司FOUR NINES SINGAPORE PTE LTD)で構成され、眼鏡の製造・販売を主たる事業としています。持株会社のJapan Eyewear Holdings株式会社と、事業を担う金子眼鏡株式会社を中心とする金子眼鏡グループ株式会社フォーナインズを中心とするフォーナインズグループで構成されています。

Japan Eyewear Holdings(5889)IPO事業内容

Japan Eyewear Holdingsグループは連結売上の約6割を占める金子眼鏡グループの「金子眼鏡事業」と約4割を占めるフォーナインズグループの「フォーナインズ事業」を展開しています。

金子眼鏡事業

金子眼鏡グループは1958年に眼鏡卸売業として創業し、現在は眼鏡の企画・製造・販売を行っています。一貫生産体制(SPA)により、トレンドを読んだファッション性の高い眼鏡を提供可能なところにあり、職人の技による高品質を実現しながら原価率低減を図ることで、収益性・効率性を高めることが可能となっております。

フォーナインズ事業

フォーナインズグループは1995年創業の高級ブランド眼鏡デザイン・販売会社で、最高品質の眼鏡フレームを追求した商品企画力や直営店および取扱店による幅広い販売網が主な特徴となっています。


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額(2,347百万円)については、当社及び金子眼鏡グループの福井県鯖江市における新社屋及び新工場の建設費用及び付随費用として、2025年1月期に1,653百万円、2026年1月期に193百万円、新社屋及び新工場の機械設備購入費用として、2026年1月期に500百万円に充当する予定であります。
(Japan Eyewear HoldingsのIPO目論見書より一部抜粋)

Japan Eyewear Holdings(5889)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

Japan Eyewear Holdings(5889)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,700円としてオーバーアロットメント含め129.1億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて66,080枚と多めにありますが、簡易型のグローバルオファリングとなるため、海外投資家への販売もあります。

上述の通りJapan Eyewear Holdings(5889)の事業内容はアイウェアの企画・デザイン・製造・卸及び販売ということで、熟練したクラフトマンシップにより自社で企画・デザインする高品質の眼鏡を製造し、ブランドの世界観を表現した独自の店舗を中心に販売しています。デザイン、製造・加工、販売までを自社で請け負う一気通貫のビジネスモデルとなります。

Japan Eyewear Holdings(5889)IPO事業の特徴

Japan Eyewear Holdings(5889)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が4社11,240,440株あり、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しで3,508,000株放出するものの7,732,440株が残ります。ただし既存の上位株主含め解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため上場時の大きな売り圧力はありません。

沿革はやや煩雑になっていますが、かいつまむと1958年4月に創業された金子眼鏡商会(現:金子眼鏡株式会社)と、1996年4月に創業された有限会社フォーナインズ(現:株式会社フォーナインズ)が2021年9月に持ち株会社としてJapan Eyewear Holdingsを設立し、グループ経営体制に移行した模様です。

Japan Eyewear Holdings(5889)のセクターは小売業で事業内容は眼鏡の企画、製造、販売と地味業態となり、IPO市場では人気化しにくい内容となりますが、業績規模はそれなりにあり、売上収益ともに堅調に推移しています。IPO幹事団(シンジケート)には大手五大証券がすべて入っている点も安心感に繋がりそうです。

とはいえ、公開規模はIPO想定価格(1,700円)ベースで129.1億円と簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売があるものの、東証スタンダード市場への上場としては荷もたれ感が否めません。売り出し株も多く、売り出し人のほとんどが既存株主やベンチャーキャピタル(投資ファンド)となるため、出口(イグジット)感もあります。

そしてこれはオカルト的な内容になりますが、Jから始まる英語3文字のIPO案件は公募割れする傾向があるとの説もあり、直近でいうところ8月9日(水)上場のJRC(6224)、9月25日(月)上場のジェイ・イー・ティ(6228)などはしっかり公募割れスタートとなっています。今回のこのJapan Eyewear Holdings(5889)も略称は「JEH」となります。

オカルト的な部分は抜きにしても東証スタンダード上場でこの内容と規模となると、上場時に人気化となるには厳しく、初値は怪しい雰囲気を感じてしまいます。ひとまずの初値評価はD級評価が妥当かと考えます。迷惑なIPO新ルールも適用されているため、今の不安定な市況を見ていると振り回されそうな感じもしますね。

いずれにしても管理人の個人的なこのJapan Eyewear Holdings(5889)のIPO参加スタンスはスルーの可能性が高いものの、ひとまずは中立で、地合いはもちろんのこと、今後の仮条件設定や大口(機関投資家、海外投資家)の評価、そして大手初値予想会社の見解などを見てから決めたいと思います。

Japan Eyewear Holdings(5889)のIPO(新規上場)業績等

Japan Eyewear Holdings(5889)のIPO経営指標
Japan Eyewear Holdings(5889)IPO経営指標

Japan Eyewear Holdings(5889)のIPO売上収益及び調整後EBITDA
Japan Eyewear Holdings(5889)IPO売上収益及び調整後EBITDA

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