<2023年4月1日追記>

すでにIPO投資を経験されている方ならすでにご存知の方も多いと思いますが、証券会社の中にはIPOに当選したあとにキャンセル(購入辞退)すると何かしらのペナルティが課せられる証券会社があります。

そもそもせっかく当選したIPOをキャンセル(購入辞退)される方は少ないかと思いますが、微妙案件などは、とりあえず申し込んでおいて当選してから購入申込みを考えようと思った結果、危険と感じて購入申込みせずに放置してしまったり、当選後に購入するつもりが気が付いたら購入期限が過ぎてしまったことによる購入忘れなども実際に起こっているようです。どのケースもキャンセル扱いとなります。

そして管理人の知る限りこういったIPO当選後のキャンセルには申込者にペナルティを課すペナルティ制度を設けている証券会社が現時点でSMBC日興証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券岡三証券松井証券東海東京証券5社ありますので、IPOに申し込む際は十分ご注意下さい。

SMBC日興証券のIPOキャンセルペナルティ

SMBC日興証券IPOキャンセルペナルティについては公式サイトで以下の通り明確に記載されています。

SMBC日興証券IPOキャンセルペナルティ504
(SMBC日興証券公式サイトより引用)

上記をご覧の通り、SMBC日興証券IPOキャンセルペナルティ1カ月間IPOに申し込みできなくなります。IPO閑散期であればそれほど問題ではありませんが、IPO繁忙期でこれをやってしまうとかなり痛いですね。

SMBC日興証券は落選が無く、当選か補欠しかありませんが、補欠の際の購入忘れや辞退はキャンセル対象にはなりません。あくまでもペナルティ対象は当選後のキャンセルです。

管理人はこれまで一度もこのSMBC日興証券のペナルティに引っ掛かったことはありません。と言うのも微妙案件など個人的に怪しいと感じたIPO銘柄はSMBC日興証券からのIPO申し込みはしないようにしています。

SMBC日興証券IPO

三菱UFJモルガン・スタンレー証券のIPOキャンセルペナルティ

そしてこの三菱UFJモルガン・スタンレー証券IPOキャンセルペナルティについては公式サイトで以下の通り明確に記載されています。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券IPOキャンセルペナルティ1176
(三菱UFJモルガン・スタンレー証券公式サイトより引用)

この三菱UFJモルガン・スタンレー証券IPOキャンセルペナルティSMBC日興証券同様に一定期間(2022年9月時点では、発生日より1カ月間)制限(申し込み不可)されます。抽選前で申し込み中のIPOも取り消しとなりますのでご注意下さい。

ただし、次点となった時点でもう諦めている方も多く、確認作業を行っていないという話をよく耳にしますですが、次点からの繰上当選は大丈夫です。繰上当選や追加当選にはペナルティは課せられません。

ただし購入手続きを行わないとIPO株ゲットということにはなりません。当初当選の場合はメールでお知らせしてくれますが、次点から繰上当選の場合はお知らせがありませんので、良案件であれば機会損失に繋がる可能性もあるため、次点後の確認もしておいた方が良いと思います。

この三菱UFJモルガン・スタンレー証券も管理人はこれまで一度もペナルティに引っ掛かったことはありません。SMBC日興証券と同じで怪しいIPO銘柄のIPO申し込みはしないようにしています。

岡三証券のIPOキャンセルペナルティ

岡三証券IPOキャンセルペナルティについては公式サイトの中では明確な文言が無かったため画像はありません。ちなみにここで言う岡三証券岡三オンラインとは違います。

ただ、この岡三証券IPOキャンセルペナルティがあるということだけは確かで、内容もかなり厳しく、上記証券会社のように1カ月間IPOに申し込めなくなるペナルティではなく、今後一切IPOに申し込めなくなるという恒久的なペナルティです。もはやペナルティではなく追放ですね。特に気を付けて下さい。

松井証券のIPOキャンセルペナルティ

松井証券は昨年(2022年)2月にIPO(新規公開株)及びPO(公募・売出し)に関する取引ルールの変更が行われ、IPOキャンセルペナルティが追加されました。

松井証券IPOキャンセルペナルティ2023.1
(松井証券公式サイトより引用)

上記の通り当選及び補欠当選の購入手続きを行わなかった場合は、その後IPO申し込みを行ったとしても6カ月間は抽選対象外になるというペナルティです。松井証券はIPO申し込み時の前受け金が不要なため、つい安易に申し込みがちですが、なかなかロングなペナルティとなっているため要注意です。

松井証券

東海東京証券のIPOキャンセルペナルティ

東海東京証券IPOキャンセルペナルティについては今年(2023年)3月1日よりIPOキャンセルペナルティ制度が追加されました。公式サイトで以下の通り記載されています。

東海東京証券のIPOキャンセルペナルティ2023.3.1
(東海東京証券公式サイトより引用)

上記をご覧の通り、東海東京証券IPOキャンセルペナルティその属する半期末より1年間までの期間(最大1年6カ月間)はIPOに申し込んでも抽選対象外となります。

と、上記5社はIPO当選後のキャンセルは何かしらのペナルティが課せられる証券会社なのでIPOに申し込む際は十分にご注意下さい。

判断の難しい微妙なIPO案件で、とりあえず申し込んでみて当選してから考えようというパターンもあると思いますが、実際に当選してしまいキャンセルすると思わぬペナルティを受けることになってしまいます。上記5社での微妙案件の「とりあえず申し込み」は控えた方が良いかもしれませんね。

オススメ情報

IPO歴15年以上の管理人のIPO当選実績を基にランキング形式でIPO投資にオススメの証券会社をご紹介させて頂いております。
IPO投資用オススメ証券会社ランキング

IPO情報はもちろん、下記IPOゲッター公式LINEでしか語れないマル秘情報も配信頻度は多くありませんがたまに配信しています。もちろん1対1のチャットも可能ですよ。 line友だち追加