ポピンズホールディングス(7358)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月16日)IPO新規上場承認発表があった3社のうちの最後の1社です。

IPO新規上場承認3社2020.11.16

残りの2社についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いております。

ポピンズホールディングス(7358)の上場日は12月21日(月)いつも(7694)2社同日上場、上場市場は東証市場ですが一部になるか二部になるかはまだ未定(公募・売出し条件決定後に決定する予定)で、IPO主幹事はIPO愛好家の間では当選報告も多く、IPO主幹事としての人気も高い大和証券となっております。

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ポピンズホールディングス(7358)のIPO(新規上場)情報

設立:2016年10月3日
業種:サービス業
事業の内容:ベビーシッター派遣等を中心とした在宅サービス事業及び保育・学童施設等の運営を行うエデュケア事業等

ポピンズホールディングス(7358)IPO上場承認

上場市場東証(所属未定)
コード7358
名称ポピンズホールディングス
公募株数1,100,000株
売出し株数2,150,000株
オーバーアロットメント487,500株
IPO主幹事証券大和証券
IPO引受幹事証券SBI証券
みずほ証券
SMBC日興証券
IPO発表日11月16日(月)
上場日12月21日(月)
仮条件決定日12月2日(水)
ブック・ビルディング期間12月4日(金)~12月10日(木)
公開価格決定日12月11日(金)
IPO申し込み期間12月14日(月)~12月17日(木)
時価総額278.7億円
吸収金額106.5億円
想定価格2,850円(285,000円必要)

売り出し株式2,150,000株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日2020年12月11日(金)に決定されます。その際の海外販売数は売り出し株数の半数未満となります。

ポピンズホールディングス(7358)のIPO(新規上場)事業内容等

ポピンズホールディングス(7358)はグループ会社で、株式会社ポピンズホールディングス、連結子会社(株式会社ポピンズ株式会社ポピンズシッター株式会社ウィッシュ株式会社保育士GO)、非連結子会社Poppins U.S.A.,Incorporatedの計6社により構成されており「在宅サービス事業(ナニー及びベビーシッター、介護、家事支援)」「エデュケア事業(保育・学童施設の運営)」「その他サービス事業(教育研修・調査事業、人材紹介・派遣事業、高齢者向けデイサービス施設等の運営事業)」を行っております。

ポピンズホールディングス(7358)IPOサービスラインナップ

在宅サービス事業(ナニー及びベビーシッター、介護、家事支援)

在宅サービス事業ではナニー及びベビーシッターを中心とした在宅保育サービスの提供、高齢者向け在宅ケアサービス、及び家事支援サービスを提供しております。

エデュケア事業(保育・学童施設の運営)

エデュケア事業は「認可保育事業」と「認可外保育事業」の2つに分かれており、様々なニーズに応えた施設サービスを展開しております。
ポピンズホールディングス(7358)IPOエデュケア事業

その他サービス事業(教育研修・調査事業、人材紹介・派遣事業、高齢者向けデイサービス施設等の運営事業)

ポピンズホールディングスグループがこれまで培ってきた乳幼児教育ノウハウや海外の最先端の教育施設等との親密なネットワークを活かした国内研修、海外研修、及び調査・研究事業のサービスを提供しております。
ポピンズホールディングス(7358)IPOその他サービス事業

【手取金の使途】
手取概算額3,106百万円及び第三者割当増資の手取概算額上限1, 389百万円については、株式会社ポピンズホールディングスの基幹システム開発資金として296百万円(2021年12月期:296百万円)、借入金の返済資金として2,014百万円(2020年12月期:412百万円、2021年12月期:1,262百万円、2022年12月期:339百万円)、連結子会社の株式会社ポピンズへの投融資資金として1,968百万円、株式会社ウィッシュへの投融資資金として215百万円に充当する予定であります。上記調達資金については、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定であります。
(ポピンズホールディングスのIPO目論見書より一部抜粋)

ポピンズホールディングス(7358)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ポピンズホールディングス(7358)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,850円としてオーバーアロットメント含め106.5億円と規模的に東証で所属はまだ未定となっていますが、一部にしても二部にしても大型で荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて32,500枚とそこそこ多めにあります。

以下の通り有価証券上場規定第210条第1項に規定する株主数、流通株式及び時価総額に適合する場合には東証一部上場となりますが、東証一部になるにはややパワー不足な感じでしょうか。

有価証券上場規定第210条第1項

株主数:2,200人以上
流通株式:2万単位以上で上場株数の35%以上
時価総額:250億円以上

ポピンズホールディングス(7358)の事業内容はベビーシッター派遣等を中心とした在宅サービス事業及び保育・学童施設等の運営を行うエデュケア事業等ということで「働く女性の支援」が基本スタイルとなりますが、内容的にあえて近しい保育系IPO銘柄を挙げると10月にIPO新規上場)したさくらさくプラス(7097)や3月にIPO新規上場)したKids Smile Holdings(7084)あたりでしょうか。

Kids Smile Holdings(7084)に至ってはコロナ禍の影響をモロに受けてしまったものの公募価格2,260円に対して付いた初値は2,732円と公募割れは回避しており、さくらさくプラス(7097)は地合いに恵まれ公募価格2,330円に対して付いた初値は3,435円と好スタートとなっております。

お世辞にもポピンズホールディングス(7358)の事業内容は人気の高まりやすい業態とは言えないものの、上記2社が良い例で保育系IPOは少子化対策という政策期待もあり、市場環境も今は良好で、今回もその恩恵にあやかれる可能性は高そうです。

株主の中にベンチャーキャピタルの保有株は無く、既存の上位大株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため余計なリ圧力もありません。ただやはりIPOラッシュ期で重複上場が続く中で公開規模106.5億円は重たいですね。一部になれば問題無さそうですが。とりあえず中身で勝負するか政策期待が勝つか規模で負けるか、判断が難しいところですが、パッと見での初値評価はひとまずD級評価といったところでしょうか。

よって管理人の個人的なこのポピンズホールディングス(7358)のIPO参加スタンスは中立でまずは上場市場が一部になるか二部になるか、海外販売はどの程度の割合になるか、それらを含め大手初値予想会社の見解や地合いを見ながらゆっくりと検討していきたいと思います。すでに12月は過密スケジュールで他にもIPO銘柄はたくさんあり選択肢も多いので、少しでも危険な香りがすれば完全スルーでも問題ないと楽観的に考えています。

IPO株数は多く、IPO主幹事はIPO当選後のペナルティの無い大和証券で、日ごろお世話になっていることから、当選してから考えるというやり方はできれば避けたいところですが、もしかするとそうなる可能性もありそうです^^;

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ポピンズホールディングス(7358)のIPO(新規上場)業績等

ポピンズホールディングス(7358)のIPO経営指標
ポピンズホールディングス(7358)IPO経営指標

ポピンズホールディングス(7358)のIPO売上高及び経常利益
ポピンズホールディングス(7358)IPO売上高及び経常利益

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