ラクサス・テクノロジーズ(288A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(281円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

ラクサス・テクノロジーズ(288A)の上場日とIPO申込期間

ラクサス・テクノロジーズ(288A)の上場日は2024年12月13日(金)単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。

このラクサス・テクノロジーズ(288A)のIPO申し込み期間は11月27日(水)~12月3日(火)となっており、IPO申し込みラッシュ突入で、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。

ラクサス・テクノロジーズ(288A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

ラクサス・テクノロジーズ(288A)のIPO(新規上場)初値予想

ラクサス・テクノロジーズ(288A)のIPO想定価格は281円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.8倍程度の初値形成になるのではないかと、やや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや弱めC級評価に設定させて頂いております。

なお、このラクサス・テクノロジーズ(288A)のIPO仮条件は来週11月26日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

ラクサス・テクノロジーズ(288A)の事業内容

ラクサス・テクノロジーズ(288A)の事業内容はブランドバッグのサブスクリプション型シェアリング事業ということで、お手軽に良質なブランドバッグを月額定額制でレンタルし放題(ブランドバッグのサブスク)のファッションアプリ「ラクサス」を運営しています。

ラクサス・テクノロジーズ(288A)IPOサービス概要

このラクサス・テクノロジーズ(288A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

ラクサス・テクノロジーズ(288A)のブルベア要素とIPO参加スタンス

ラクサス・テクノロジーズ(288A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格281円としてオーバーアロットメント含め24.1億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。

IPO募集株数は公募株及び売出株(OA含む)合わせて8,593,200株と多めにありますが、今回の募集は簡易型のグローバルオファリングで公募株の一部は海外投資家へも販売(未定)されることから、国内分のIPO募集株数は減少する上に、IPO主幹事はみずほ証券300株1セット配分となっているため、IPO株の当選確度はそれほど高くはないかもしれません。

ラクサス・テクノロジーズ(288A)IPOみずほ証券300株1セット配分

そして今回もこのラクサス・テクノロジーズ(288A)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がブランドバッグのサブスクリプション型シェアリングサービスを展開しており、専門家の間ではブランドバッグのサブスク型シェアリングサービスの先駆者としての注目度は高いようで、一定の需要は取り込めそうです。

洋服のレンタルサービスを展開していた2022年7月上場のエアークローゼット(9557)と事業内容は類似しており、こちらは赤字上場だったにも関わらず初値は堅調スタート。ラクサス・テクノロジーズ(288A)は黒字上場となることから、期待値は高めかもしれません。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては海外投資家への販売があるものの、現段階での公開規模は初値好スタートとなったエアークローゼット(9557)の3倍程度の規模となっていることから、荷もたれ感は意識されそうです。

現在は東証プライム市場上場のワールド(3612)の連結子会社で、上場後は持分法適用関連会社となりますが、上場時は親子上場となる点も投資家からどのような評価を受けるのかも気になるところです。

とはいえ、単価はIPO想定価格ベースで281円と超低単価、さすがに公募割れの可能性は低そうで仮に公募割れしてもダメージは最小限に留まるかと楽観的に考えているため、管理人の個人的なこのラクサス・テクノロジーズ(288A)のIPO参加スタンスは当初の予定通り参加の方向で考えています。

上述の通り一番期待値の高いIPO主幹事(みずほ証券)は300株1セット配分となっているため、IPO募集株数が多い割にIPO当選は簡単ではないかもしれません。300株1セット配分となるとリターンも3倍ですが、リスクも3倍になる点も要注意ですね。

ラクサス・テクノロジーズ(288A)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのラクサス・テクノロジーズ(288A)のIPO株(公募株及び売出株)74,724枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮しておりません。

証券会社IPO株配分数配分割合
みずほ証券(主幹事68,000枚91.0%
野村證券3,587枚4.8%
SBI証券747枚1.0%
松井証券前受け金不要747枚1.0%
楽天証券100%完全抽選747枚1.0%
極東証券224枚0.3%
岩井コスモ証券224枚0.3%
東洋証券224枚0.3%
ひろぎん証券224枚0.3%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が11,208枚あります。

積極的にこのラクサス・テクノロジーズ(288A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるみずほ証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券も3社SBI証券松井証券楽天証券)入っており、いずれも三桁レベルの持ち分があるため、狙えない数字ではなさそうです。

ラクサス・テクノロジーズ(288A)のIPO仮条件決定

ラクサス・テクノロジーズ(288A)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:281円
IPO仮条件:272円~281円

IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は23.3億円~24.1億円となりました。

尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記が無いため仮条件の上限突破はありません。

ラクサス・テクノロジーズ(288A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

ラクサス・テクノロジーズ(288A)の第二弾初値予想が発表されたようです。

350円~450円

IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限は下ブレで下限は上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても参加では変更ありません。

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