セイファート(9213)のIPO新規上場)の初値が昨日(2月3日)上場の新年第一号IPO案件Recovery International(9214)に続き、またしても公募割れスタートとなってしまいました。

昨日上場のRecovery International(9214)は20年以上と長きに渡る「新年第一号IPO案件に公募割れ無し」のアノマリーを崩し、本日上場のセイファート(9213)はJASDAQスタンダード市場への上場とはいえ、吸収金額10億円未満案件での公募割れとなりました。

まさかの2社連続公募割れと、2022年のIPO市場は波乱の幕開けとなっています。

セイファート(9213)のIPO初値結果

公募価格1,120円
初値価格1,030円(9時09分)
初値売却益-9,000円
初値売買代金2.8億円
初値出来高276,300株
本日終値1,018円

市場開場前直前の合致点は950円となっていましたが、結果的にはシンジケートカバー取引による幹事の引き受け価格(1,030.40円)での初値形成となりました。初値買いに入った資金はおよそ2.8億円とまるで地方市場上場案件クラスです。

初値形成後高値1,086円までありましたが、公開価格に到達することはなくすぐに失速。出来高は1,880,600株と公開株のおよそ2回転強していますが、株価は終日鳴かず飛ばずの狭いレンジ展開となり、終値は初値価格を下回る1,018円での大引けとなりました。

セイファート(9213)日中足・5分足チャート(2022年2月4日)
セイファート(9213)IPO日中足・5分足チャート2022.2.4

Recovery International(9214)の上場後2日目の状況

そして昨日(2月3日)幹事の引き受け価格(2,815.20円)をも下回っての初値形成となったRecovery International(9214)も本日(2月4日)はさらに掘っています。

日付始値高値安値終値出来高
2月3日(木)2,640円2,841円2,472円2,472円1,930,000株
2月4日(金)2,251円2,279円2,052円2,067円768,300株

昨日(2月3日)公開価格3,060円に対して付いた初値は2,640円と壮絶な公募割れスタート。初日の終値は2,472円と初値価格を下回っての大引けとなりましたが、本日(2月4日)はさらに窓開けで2,251円のGDスタートで、終値は2,067円とさらに掘っての大引けとなっています。すでに公開価格から1,000円ほど下げています。

いやはやIPO市場はどうしたことでしょう。IPO市場の環境は1日で変化することもありますが、さすがにここまで来るとかなり根が深いような気がします。様々な悪環境が重なっていることから致し方ない部分もあるかもしれませんが、IPOは別腹と思っていただけにショックですね。

一部では3月の在庫一掃セール(IPOラッシュ)も当初予測の30社超えの半分程度(15社~16社)になるとのウワサもあります。IPO愛好家としては無茶な詰め込みが無くなって良かったという気持ちもありますが、一方で今の環境をどうにか打破してほしいという気持ちも当然あります。

ここ最近はIPO当選がまるで罰ゲームのようになっており、嬉しさよりも不安の方が大きい状態です。早く純粋にIPO当選を喜べる環境に戻ってほしいと切に願います。

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