ステムセル研究所(7096)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。このステムセル研究所(7096)は今年(2020年)始めにIPO新規上場)のウワサのあった国内初の民間さい帯血バンク事業を行っている企業です。連日のIPO新規上場承認発表でいよいよ4月7社目となりました。

世の中は新型コロナウィルス肺炎の影響で大型テーマパークは休園、各種イベントなども休止や延期を余儀なくされている中、IPOだけは強気でまるで世間とは真逆に動いているようです。真逆どころか例年に増してという状況です。

ステムセル研究所(7096)の上場日は4月9日(木)で、ロコガイド(4497)コマースOneホールディングス(4496)3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はもちろん野村證券となっております。

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4月で3社同日上場って、IPOラッシュでもあるまいし、どうせ無い時はまったく無いのだからもっと分散させればいいのに。と思っている方も多いでしょうね。もちろん管理人も思っていますよ。

ステムセル研究所(7096)のIPO(新規上場)情報

設立:1999年8月5日
業種:サービス業
事業の内容:再生医療を目的に、さい帯血の分離・保管を行う「細胞バンク事業」

ステムセル研究所(7096)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード7096
名称ステムセル研究所
公募株数256,200株
売出し株数573,100株
オーバーアロットメント124,300株
IPO主幹事証券野村證券
IPO引受幹事証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SMBC日興証券
東洋証券
いちよし証券
エース証券
SBI証券
auカブコム証券委託幹事
上場日4月9日
仮条件決定日3月19日
ブック・ビルディング期間3月24日~3月30日
公開価格決定日3月31日
IPO申し込み期間4月1日~4月6日
吸収金額19.2億円
想定価格2,020円(202,000円必要)

そして上記をご覧の通りこのステムセル研究所(7096)のIPO幹事団(シンジケート)の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っていることから、auカブコム証券のIPO幹事入りも期待できそうです。

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ステムセル研究所(7096)のIPO(新規上場)事業内容等

ステムセル研究所(7096)は民間さい帯血バンクとして1999年に設立され、「さい帯血」の分離・保管を行う「細胞バンク事業」を主な事業としております。「さい帯血」とは、お母さんと赤ちゃんをつないでいる、へその緒や胎盤の中に含まれている赤ちゃんの血液のことを言います。

顧客(妊婦等)と「さい帯血分離保管委託契約」を締結した上で、国内さい帯血採取協力病院(大学病院、産科クリニック等)において採取されたさい帯血を回収し、自社の細胞処理センターに搬入、さい帯血に含まれる幹細胞を分離・抽出・調製する作業を行った後、自社の細胞保管センターにおいて、超低温下にて長期保管し、「さい帯血分離保管委託契約」に基づき、顧客よりさい帯血にかかる分離料、検査料、登録料及び細胞保管料を収受し、将来の使用に備え、保管する事をビジネスモデルとしております。

ステムセル研究所(7096)IPO事業系統図

更なる詳細はちょうど良い動画があったので、下記動画を見て頂いた方がよくわかるかもしれません。


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額468,622千円については、全額を神奈川県横浜市緑区に設置している細胞保管センターの拡充、及び顧客管理ITシステムの導入のための設備資金として充当する予定であります。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(ステムセル研究所のIPO目論見書より一部抜粋)

ステムセル研究所(7096)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ステムセル研究所(7096)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,020円としてオーバーアロットメント含め19.2億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型から中型で少し荷もたれ感を感じるサイズとなります。

ステムセル研究所(7096)はステムセル(造血系幹細胞)の受託管理、再生医療を目的とした、さい帯血の分離・保管を行う細胞バンク事業ということで「再生医療」というテーマ性から注目度は高そうです。

筆頭株主はすでに東証一部に上場している株式会社日本トリム(6788)100%出資の持株会社となる株式会社トリムメディカルホールディングスで、およそ90%の株式を保有しています。直接的なことでないことから親子上場になるのかはどうかは微妙なとことです。

そしてバイオIPOにしては珍しくベンチャーキャピタルの保有株は1社84,000株しかありません。そのベンチャーキャピタルの保有株や筆頭株主となる株式会社トリムメディカルホールディングスを含めた既存の上位株主には解除価格無しで90日間のロックアップが掛かっています。

さらに業績もこれまたバイオIPOにしては珍しく黒字でほぼ横ばいではあるものの堅調に推移しております。先入観でバイオIPOは赤字と決めつけていた部分があるのでビックリです。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて8,293枚と多くない上、出口(イグジット)案件でもありません。

ステムセル研究所(7096)の上場日は4月9日(木)でまさかの3社同日上場と過密スケジュールとなってしまいましたが、4月今のことろどれもイマイチぱっとしない銘柄が多いため、逆にひときわ目立ちそうですね。

公開規模はやや大きめとなるものの、業績は好調でファンドもほぼ絡んでいない再生医療関連銘柄ということで一定の人気は集めそうな雰囲気です。よって現時点での管理人の個人的なこのステムセル研究所(7096)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えています。もちろんIPO主幹事は野村證券でIPO株数も多くはないためIPO当選は容易ではないと思われますが。

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<追記>
やはりauカブコム証券がこのステムセル研究所(7096)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

ステムセル研究所(7096)のIPO取り扱い決定auカブコム証券
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ステムセル研究所(7096)のIPO(新規上場)業績等

ステムセル研究所(7096)のIPO経営指標
ステムセル研究所(7096)IPO経営指標

ステムセル研究所(7096)のIPO売上高及び経常利益
ステムセル研究所(7096)IPO売上高及び経常利益

きずなホールディングス(7086)のIPO(新規上場)初値結果

残念ながら公募割れとなってしまいました。NYダウも1,000ドル近く下げ、先物も下落しているため、特に地合いが悪化したというタイミングの悪さもあって積極的な買いが入らなかったようです。

公募価格:2,320円
初値価格:2,220円(9:06初値形成)
初値売却損:-10,000円
初値買い資金:5.5億円(248,500株)

それでもシンジケートカバー取引による初値形成ではなく、自力での初値形成となったことは、公募割れはしたものの、すでに公募価格も奪還しているため、今後のIPOが悲観的に見られることはまだ大丈夫そうですね。

ウイルテック(7087)のIPO(新規上場)初値結果

こちらは公募価格と同値発進となりました。売り気配スタートで始まっていたはずなのですが、1分後にいきなり初値形成となりました。

公募価格:1,200円
初値価格:1,200円(9:01初値形成)
初値売却損益:±0円
初値買い資金:2.9億円(246,800株)

どこかしら不自然な初値の付き方でしたが、しっかり見ていなかったので、何が起きたのかわかりません。急激に買いが増えたのか、売りが減ったのかはわかりませんでした。

初値買いに入った資金は2社合わせても8.4億円とショボヨボです。
いずれにしてもIPOは何が起きるかわからないとは言うものの、今の地合いでは怪しそうな銘柄はやはり厳しい初値となるため、無理して突撃せずに、回避することも選択肢の一つに入れておかないといけないということがわかりましたね。

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