GVA TECH(298A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(790円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
GVA TECH(298A)の上場日とIPO申込期間
GVA TECH(298A)の上場日は2024年12月26日(木)で、フォルシア(304A)とvisumo(303A)と3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。
このGVA TECH(298A)のIPO申し込み期間は12月10日(火)~12月16日(月)となっており、いよいよIPO申し込みラッシュ終盤戦ですが、まだ他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、気を抜かず申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
GVA TECH(298A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
GVA TECH(298A)のIPO想定価格は790円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このGVA TECH(298A)のIPO仮条件は明日12月6日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
GVA TECH(298A)の事業内容
GVA TECH(298A)の事業内容はリーガルテックサービスの開発・提供ということで、法務部門のある企業向けサービス向けで全社を支える法務オペレーティングシステム「OLGA」や、スタートアップから中小企業向けの商業・会社変更登記申請オンライン支援サービス「GVA法人登記」、すべての法人から個人向けの登記簿謄本取得サービス「GVA登記簿取得」、フリーランスからスタートアップ向けのAI秘密保持契約書チェックサービス「GVA NDAチェック」などを主にSaaS型のクラウドサービスで提供しています。
このGVA TECH(298A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
GVA TECH(298A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月21日)IPO新規上場承認発表された4社のうちの4社目となります。「 …
GVA TECH(298A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
GVA TECH(298A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格790円としてオーバーアロットメント含め10.3億円と規模的に東証グロース市場への上場としては10億円超えではあるものの、まだ小型サイズの範囲となり、荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。
IPO募集株数は公募株及び売出株(OA含む)合わせて1,305,300株と多くはなく、IPO主幹事はみずほ証券で単価が1,000円未満ではありますが、通常通り100株配分となっているため、可能性は低いものの、IPO株の当選確度はそれほど低くはないかもしれません。
そして今回もこのGVA TECH(298A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が法務関連業務を複数のクラウド型サービスを提供しているなど、人気化しやすい時流に乗ったビジネスを展開しており、収益は赤字ではあるものの売上は右肩上がりで順調に伸ばしています。
公開規模はIPO想定価格(790円)ベースで10.3億円と荷もたれ感の無いサイズ感で、既存株主にはしっかりロックアップも掛かっており、上場時の余計な売り圧力も無いことから需給面の不安もありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としてはやはり赤字上場という点でしょうか。しかも売上と違って右肩下がりで年々赤字が拡大傾向にあり、今期(第8期:2024年12月期)も大幅な赤字での着地予想となっており、黒字化の目途も立っていません。
上場日は12月26日(木)で、フォルシア(304A)とvisumo(303A)と3社同日上場、小型案件が揃っているため、大きく資金が分散されるようなことはないと思われますが、海外投資家はクリスマス休暇となるため、出来高は細ることが予想されます。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
GVA TECH | 10.3億円 | 東証グロース | みずほ証券 |
フォルシア | 4.1億円 | 東証グロース | 野村證券 |
visumo | 5.7億円 | 東証グロース | 大和証券 |
ここ数年は人気業態でも赤字上場ということで何度か痛い目にもあっているため、慎重に行きたいところですが、管理人の個人的なこのGVA TECH(298A)のIPO参加スタンスは引き続き参加の方向で考えています。性懲りもなくという感じでしょうかね^^;
GVA TECH(298A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのGVA TECH(298A)のIPO株(公募株及び売出株)11,351枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 10,211枚 | 90.0% |
あかつき証券 | 114枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 114枚 | 1.0% |
SBI証券 | 114枚 | 1.0% |
岡三証券 | 114枚 | 1.0% |
極東証券 | 114枚 | 1.0% |
東海東京証券 | 114枚 | 1.0% |
東洋証券 | 114枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 114枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 114枚 | 1.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 114枚 | 1.0% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,702枚あります。
積極的にこのGVA TECH(298A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるみずほ証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の少ない店頭系証券が多いものの、抽選割合の多い大手ネット証券(SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券)も入っており、それぞれ三桁レベルの持ち分があるため、可能性は低いものの狙えない数字ではなさそうです。
GVA TECH(298A)のIPO仮条件決定
GVA TECH(298A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:790円
IPO仮条件:590円~690円
IPO想定価格よりも窓開けで下ブレとなる弱気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は7.7億円~9.0億円となりました。
尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記が無いため仮条件の上限突破はありません。
GVA TECH(298A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
GVA TECH(298A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
690円~730円
IPO仮条件が窓開けで下ブレとなる弱気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価からD級評価へ格下げとし、IPO参加スタンスについてもみずほ証券とSBI証券からのみの参加と致します。
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