ペルセウスプロテオミクス(4882)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日IPO新規上場承認発表のあった2社のうちの1社となります。もう1社のリバーホールディングス(5690)についてはすでに下記記事でご紹介させて頂いております。

ペルセウスプロテオミクス(4882)の上場日は3月24日(火)で、リバーホールディングス(5690)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券となっております。今のところ3月のIPO主幹事はみずほ証券が抜きん出ていますね。

ペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO(新規上場)情報

設立:2001年2月1日
業種:医薬品
事業の内容:医薬品等の研究開発、製造、販売

ペルセウスプロテオミクス(4882)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード4882
名称ペルセウスプロテオミクス
公募株数2,970,000株1,575,000株
売出し株数0株
オーバーアロットメント445,500株236,000株
IPO主幹事証券みずほ証券
IPO引受幹事証券SMBC日興証券
SBI証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
エース証券
いちよし証券(前受け金不要
auカブコム証券委託幹事
マネックス証券委託幹事
上場日3月24日
仮条件決定日3月3日
ブック・ビルディング期間3月5日~3月11日
公開価格決定日3月12日
IPO申し込み期間3月13日~3月18日
吸収金額32.7億円
想定価格960円(96,000円必要)

そして上記をご覧の通りこのペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO幹事団(シンジケート)の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っていることから、auカブコム証券のIPO幹事入りも期待できそうです。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ auカブコム証券公式サイト
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ペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO(新規上場)事業内容等

ペルセウスプロテオミクス(4882)は東京大学先端科学技術研究センター・システム生物医学ラボラトリー(LSBM)で開発された蛋白質発現・抗体作製技術を基盤として、診断・創薬標的に対応する抗体の医療への活用を目指し、創業以来、新規の抗体を創生する事で、がん及びその他疾患の治療用医薬品の研究開発、及び関連業務を行っております。

ペルセウスプロテオミクス(4882)IPO事業内容

長年の経験に基づいた動物免疫法と、独自のスクリーニング技法を取り入れたファージディスプレイ法により、高機能抗体を取得したうえで、抗体に遺伝子工学的な改変あるいは化学的な修飾を施し、抗体医薬品候補としての研究開発を進めております。これまでに創出したがん治療用抗体のうち、肝臓がんを標的とする抗体及び固形がんを標的とするRI標識抗体を、それぞれ中外製薬株式会社及び富士フイルム株式会社に導出し、現在、導出先により臨床試験が行われております。

ペルセウスプロテオミクス(4882)IPO事業の特徴

【手取金の使途】
手取概算額2,613,104千円については第三者割当増資の手取概算額上限393,465千円と合わせた、手取概算額合計上限3,006,569千円について、第I相試験実施中のPPMX-T003の研究開発費、抗体医薬品の新規パイプラインの研究開発費及び事業運営経費に充当する予定であります。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定であります。
(ペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO目論見書より一部抜粋)

ペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ペルセウスプロテオミクス(4882)の市場からの吸収金額はIPO想定価格960円としてオーバーアロットメント含め32.7億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては中型でやや荷もたれ感を感じるサイズとなります。

そろそろ来るかと思いましたが、創薬系赤字バイオベンチャーの登場です。社名のペルセウスプロテオミクスはかなりインパクトがありますね。当然のことながら専門色が強過ぎて目論見書に書いていることがほとんど理解できませんが、がん治療に関する研究開発がメインの企業のようです。

今まさに世の中では新型コロナウィルス肺炎でワクチンや治療薬の開発に取り組むバイオ関連銘柄が賑わっていますが、ペルセウスプロテオミクス(4882)はがん治療ということで、直接的な物色対象にはならなさそうです。

だだこのタイミングで筆頭株主となる富士フィルムグループの医薬品メーカーとなる富士フイルム富山化学株式会社が新型コロナウイルス肺炎対策として、インフルエンザ治療薬「アビガン」に含まれる有効成分を使った薬の生産を始めたと中国政府から発表がありました。効果が確認されると物色の可能性はあるかもしれませんね。

赤字のバイオベンチャーと聞くとつい構えてしましますが、いつもの赤字のバイオベンチャーと違い、既存の株主のおよそ38%はベンチャーキャピタルとなるものの、今回のIPO新規上場)に伴う売り出し株はゼロ投資ファンドなどのからの売り出しも一切無いため出口(イグジット)案件ではありません。市場での売却の方が利益が出るとの判断でしょうか。

ちなみにベンチャーキャピタルの保有株は5社259万株ほどありますが、筆頭株主となる富士フィルム株式会社含め90日間のロックアップが掛かっています。ただし公開価格の1.5倍以上になれば解除され売却可能となります。

公募株のみで売り出し株無しと、投資家に対する印象は良い感じです。赤字のバイオベンチャーに対する投資家の注目度はいつも高く、投資ファンドなどの出口(イグジット)案件でもないことから意外と好発進する可能性はあるかもしれません。

ただやはり日程面が悪いですね。上場日は2社同日上場で3月のIPOラッシュ後半戦となるため、資金分散の影響や買い疲れが出る可能性はありそうです。昨年(2019年)12月のIPOラッシュのように強いIPO地合いとなれば資金分散の影響や買い疲れは無いかもしれませんが。

とりあえず現時点での管理人の個人的なこのペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO参加スタンスは申し込み寄りの中立とし、市場環境やIPO地合いの様子を見て、そしてやはり大手初値予想会社の第一弾初値予想の見解を見てから判断したいと思います。

<追記>
やはりauカブコム証券がこのペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

ペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO取り扱い決定auカブコム証券
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ペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO(新規上場)業績等

ペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO経営指標
ペルセウスプロテオミクス(4882)IPO経営指標

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