ラストワンマイル(9252)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,330円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ラストワンマイル(9252)の上場日は11月24日(水)で、サイエンスアーツ(4412)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。そして今回の焦点はやはりIPOチャレンジポイントを使うかどうかという点でしょうか。
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なお、このラストワンマイル(9252)のIPO申し込み期間は11月8日(月)~11月12日(金)となっており、いくつか他IPOとの申し込み期間が被りがありますので、資金の割り振りに注意しながら申し込む必要があります。
ラストワンマイル(9252)のIPO(新規上場)初値予想
ラストワンマイル(9252)のIPO想定価格は1,330円となっているため、現時点では公募価格の1.5倍~2.5倍程度の初値形成になるのではないかとやや強めB級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値評価についてもやや強めB級評価に設定させて頂いております。ただしこの評価には直前のIPO地合いなどは考慮されておりませんので、あらかじめご了承下さい。
このラストワンマイル(9252)のIPO仮条件は祝日明け11月4日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。
ラストワンマイル(9252)の事業内容はインサイドセールス等を活用した新電力、新ガス、インターネット回線等のインフラサービスの取次販売および自社サービス「まるっとシリーズ」の提供ということで、新生活に関わる様々なサービスの提供となります。
このラストワンマイル(9252)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。
ラストワンマイル(9252)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。11月7社目のIPO登場となりますが、重複上場がなく良い感じと言っていた途端の重 …
ラストワンマイル(9252)の公開規模はIPO想定価格ベース(1,330円)で5.3億円と東証マザーズ市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて3,504枚と少なめです。
上記ラストワンマイル(9252)のIPO新規上場承認発表時の記事でも書きました通り、事業内容は新生活関連プラットフォームの提供ということで、9月28日(火)に東証マザーズ市場に上場したリベロ(9245)とほぼ同業態となります。
IPO市場では人気化しやすいネット関連とはいえ成長期待の高い人気業態とまでは言い難い内容ではあります。ただ同業態のリベロ(9245)が初値形成後に材料ありではあるものの躍進しており、この流れが波及すれば、多くの買いを集め初値は高騰ということになる可能性も考えられます。
一方で公開価格の1.5倍超えではベンチャーキャピタル及び事業法人や外部株主などの売却可能な株式が相当数(約80万株)あるため、これら大株主の動向次第という面もあるものの、よほどIPO地合いが改善し、買いが殺到しない限り着地は公開価格の1.5倍が限界値となる可能性も否定できません。
ラストワンマイル(9252)の上場日は11月24日(水)の大安でサイエンスアーツ(4412)と11月唯一の2社同日上場となりますが、このサイエンスアーツ(4412)の公開規模は3.8億円と超小粒となるため、資金分散という面での心配は不要かと思います。
そしてやはりIPO愛好家として一番気になるのが、このラストワンマイル(9252)のIPO主幹事がSBI証券ということでIPOチャレンジポイントを使う局面かどうかの判断でしょうか。使用不使用で悩んでいる方も多いと思いますが、使用する予定の方は良い面だけでなく、最悪のシナリオも考えて使用する必要があるのではないかと個人的には考えています。
ご承知の通りIPOチャレンジポイントはSBI証券が様々なポイントバラマキキャンペーンを開催していることからかなりのインフレを起こしています。ひと昔前はポイント単価2,000円などと言われていた時代もありましたが、今となってはもうこの2,000円という単価は夢の単価かもしれません。
先日(10月29日)IPO抽選結果発表のあった日本調理機(2961)のIPO主幹事もSBI証券でしたが、IPOチャレンジポイントボーダーは不人気銘柄だったことからか情報が少な過ぎてわかりませんでした。300ポイント前後というウワサもありますが、残念ながら情報が少な過ぎて信憑性には欠けます。ただ仮に300ポイントだと仮定すると不人気銘柄でもこの程度のポイントが必要であるということになりますね。
さすがに今回のこのラストワンマイル(9252)はそこまでの不人気案件ではないと見られることから、少なくとも300ポイント程度では取れない可能性が高いです。
もはやポイントインフレでポイントボーダーはデタラメな数字となっているため、予想は無駄かもしれませんが、あえて無理矢理でも予想するのであれば、今回のラストワンマイル(9252)のポイントボーダーは400ポイントから500ポイント程度が目安になるのではないかと考えます。となるとポイント単価は2,000円はおろか500円すらも切ってしまう可能性も十分あり得ますね。
せっかくコツコツと貯めたIPOチャレンジポイントです。IPO地合いの好調局面はまたきっと訪れるはずです。その時のためにも今は慌てずじっくりと見極めるというのも選択肢の一つなのかもしれません。当然ながらIPOの初値はフタを開けてみないとわかりませんし、もちろんポイント使用は個人の自由なので止めもしませんが、オススメもしません。ただ使用後に後悔するということだけは無いようにしたいですね。
ということで管理人の個人的なこのラストワンマイル(9252)のIPO参加スタンスは当初の予定通り全力申し込みのままで変更はありませんが、IPOチャレンジポイントの使用不使用については使用しないという方向で考えています。
ラストワンマイル(9252)のIPO(新規上場)幹事配分数
そして推定となりますがこのラストワンマイル(9252)のIPO株(公募株及び売り出し株)3,504枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SBI証券(主幹事) | 2,979枚 | 85.0% |
あかつき証券 | 140枚 | 4.0% |
岡三証券 | 70枚 | 2.0% |
松井証券(前受け金不要) | 70枚 | 2.0% |
水戸証券 | 35枚 | 1.0% |
極東証券 | 35枚 | 1.0% |
東洋証券 | 35枚 | 1.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 35枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 35枚 | 1.0% |
丸三証券 | 35枚 | 1.0% |
東海東京証券 | 35枚 | 1.0% |
岡三オンライン証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が525枚あります。
SBI証券特有のIPO株数が少ない割に中堅証券及び地場証券が無駄に多く、総勢13社とIPO幹事団(シンジケート)が大量に群がるパターンですが、結局のことろ割り当て数的に抑えるべき証券会社はほぼSBI証券のみと言えます。
100%完全抽選の証券会社が2社(楽天証券、マネックス証券)あるものの、割り当て数が少ないことから当選確率は低く、地場証券も多いことから、口座自体持っている方も少ないのではないでしょうか。少なくとも管理人はネットから申し込みできない地場証券の口座は持ち合わせておりません。
<追記>
ラストワンマイル(9252)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,330円
IPO仮条件:1,570円~1,710円
IPO想定価格よりも最大で1.3倍近い窓開けで大幅な上ブレとなる超強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は6.3億円~6.8億円となりました。
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は3.8億円~4.3億円となりました。
<追記>
ラストワンマイル(9252)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,500円~3,000円
IPO仮条件は大幅上ブレの超強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限はそのままで下限のみ上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き全力申し込みで変更無しで、IPOチャレンジポイントも使用は致しません。
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