サイバートラスト（4498）のIPO（新規上場）初値結果とIPOセカンダリ！

サイバートラスト（4498）のIPO（新規上場）初値が2日目も買い気配スタートとなり無事に公募価格をおよそ4.1倍上回る形での初値形成となりました。久しぶりにこれぞ「ザ・IPO」と言えるほどの良案件の登場で、手元にIPO株は無かったもののどこかしら嬉しい気持ちです。

初値形成後の値動きも好調でおよそ30分でストップ高まで急騰となったことからIPO株取得組もIPOセカンダリ参戦組もどちらも利益が出るという、IPO相場にとってはまさに理想的と言える展開となりました。これを機に来週以降のIPO市場がまた盛り上がってくれることを願いたいところです。

サイバートラスト（4498）のIPO初値結果

9時直前の寄り前気配は6,000円着地予定で3,820円からの買い気配スタートとなりました。10時過ぎの段階で着地点が早々に上昇し、最終的には900円吊り上げられて初値は前引け直前となる11時30分ジャストに1Tickのみ409,100株で6,900円の初値形成となりました。

昨日45.7億円分入っていた買いに対して本日は28.2億円まで減少となっていますが、即金規制が掛かった状態、かつこの規模から見れば十分な初値買い資金が入ったと言えそうです。

11時20分以降はわずか10円届かずで3分気配が3回ほど更新されていたのでIPO株取得組の方にとっては嬉しい展開になったと思いますが、IPOセカンダリ待機組としては板を見ていて少々イライラする展開だったのではないでしょうか＾＾；

サイバートラスト（4498）日中足・5分足チャート

そしてこれまで今年（2021年）の最高益となっていたベビーカレンダー（7363）の初値売却益が520,000円だったので、今回このサイバートラスト（4498）の初値売却益が524,000円となったことから、わずかながらも今年（2021年）の最高益を塗り替える形となりました。IPO株にご当選された方は万々歳ですね。本当におめでとうございます。

サイバートラスト（4498）のIPOセカンダリ

上述の通り10円差の寄る寄る詐欺が数回起こったので、ちょっとした苛立ちから、一瞬これはもう参加しないでおこうと思ったのですが、やはりどう見ても久しぶりに多くの買いを集めていたことから、出していた指値（7,000円）買い注文を引っ込めないでいたところ11時30分ジャストに6,900円で約定致しました。

とりあえず後場は100円の窓を開け7,000円でのスタートとなったため、余裕を持って6,700円に逆指値を設定。一時6,770円まで落ちたものの、運良く逆指値までは届かずとなり、それ以降はのらりくらりと少しづつ上昇していき、結局13時ジャストにストップ高水準となる7,900円に到達しました。そしてそのまま特買いにはならなかった（都度売りが約定）ものの、しっかりストップ高のままでの大引けとなっています。

しかしながら上記約定画像をご覧の通り、今回のように連買いや特買いを巻き込まない上昇は握力の弱い管理人にとってはとても苦手な値動きで、我慢できずに途中12時50分頃に7,450円でシビレをきらせて手放ししてしまい手数料込み+53,930円の利益止まりとなってしまいました。後付けですが、5分足チャートを見る限りでは陽線ばかりでとても手放すようなチャート形状になってないのですけどね＾＾；

週末を挟む形にはなりますが、週明けは規制明けでの信用買いも入るものと思われるため、さらなる上昇が見込めそうですね。今回は完全に握力が強い方の勝利です。個人的に後悔が無いと言えばウソになりますが、時には握力の弱さで救われることもあるため、これはこれで自分の性質なので致し方ないと思うようにしています。

ただ、これまでIPO株は25日移動平均価格の算出ができないことから対象外となっていた「増担保規制」というやっかいな規制が今年（2021年）の3月以降はIPO株も対象になったため、上場時発行済株式総数を上回る売買高があれば日々公表銘柄（16時30分公開）に指定された上で信用取引による過熱感が高いと判断された場合は規制が掛けられることもあり、先日のベビーカレンダー（7363）のように連続ストップ高からのいきなり暴落という展開もあり得るかもしれないので、IPOセカンダリ参戦されている方は来週以降のこの増担保規制にはくれぐれもご注意下さい。とは言うもののこのサイバートラスト（4498）の上場時発行済株式総数は3,910,600株なので、なかなか規制は掛からないでしょうかね。