今年(2021年)の6月はIPO(新規上場)が例年になく多い月となりました。
しかしながら季節外れのIPOラッシュは数が多いだけで中身はサッパリ、初値及びセカンダリは大苦戦するという悪い流れとなり、フタを開ければ来年(2022年)の東証の市場改革に向けた大人の事情のみで増えただけのIPOラッシュと言う名の単なる消化試合でした。
せっかく高倍率の抽選の中から勝ち抜いてIPO当選しても本来のIPO投資のウマミ(爆益)的な部分は限定的で、IPOラッシュ(消化試合)中も起爆剤的な銘柄は現れず、おおむね全銘柄盛り上がっている時の70%程度の初値着地になったと言う印象です。
そんな中ではありますが、この6月だけで管理人は珍しく8回(7銘柄)と比較的多くのIPO当選を頂きました。ただ上述の通り、初値が伸び悩んだことから初値売却益は予想以上に少なく、6月IPOの中でも1銘柄で一番利益の多かったアイ・パートナーズフィナンシャル(7345)1社の利益(+676,000円)にも及ばないという残念な結果となりました。
2021年6月の個人IPO当選データ
IPO銘柄 | 初値売却損益 | 当選証券会社 | 主幹事証券会社 |
全研本社 | +15,600円 | マネックス証券 | みずほ証券 |
Enjin | +77,000円 | みずほ証券 | みずほ証券 |
ペルセウスプロテオミクス | +13,500円 | SBI証券 | SBI証券 |
アイドマ・ホールディングス | +150,000円 | SBI証券 | みずほ証券 |
セレンディップ・ホールディングス | +52,600円 | SBI証券 | SBI証券 |
Waqoo | +44,200円 | SBI証券 | SBI証券 |
Waqoo | +44,200円 | SBI証券 | SBI証券 |
プラスアルファ・コンサルティング | +42,000円 | 三菱UFJM・S証券 | 野村證券 |
合計 | +439,100円 |
上記の通り8回(7銘柄)の合計初値売却益は+439,100円です。8回当選となるため、1回あたりの平均利益はおよそ55,000円。正直無敵のIPO投資で単価55,000円の利益は寂し過ぎますね。
IPOで地合いも良い状態ではなく、当選銘柄はほぼすべてB級評価からD級評価のIPO案件だったので利益が少なくなっても仕方ないと言えばそれまでですが、IPO環境が好調期であればまだ上値余地はあったのではないかと考えるとやはり悔しいです。
特に8当選中の5当選(4銘柄)はSBI証券での奇跡の4連続当選という、下記画像の通りもう二度と見れないような連続当選を引き当てているだけに残念でなりません。しかもすべてNISA口座でのIPO当選となるものの、およそ6万円ぐらいの免税しかなっていない点も余計に残念ですね><
ちなみにこのSBI証券での4連続当選だけの初値売却益だけで+304,500円です。この数字はアイ・パートナーズフィナンシャル(7345)1社の利益(+676,000円)どころか、残念ながらベイシス(4068)1社の利益(+316,000円)にすら及びません。
ただ逆にこのSBI証券でのIPO当選が無ければ304,500円の利益は丸々無かったため、もしSBI証券の取り扱いIPOが無ければ6月のIPO利益は134,600円ということになります。そう考えるとSBI証券にはいつもながら感謝しかありません。そういう意味ではやはり個人的にSBI証券はIPO投資には欠かせない証券会社という位置付けになります。
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