トリプルアイズ(5026)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(4月22日)はお得意の週末出しですが、およそ1ヶ月ぶりに待ちに待ったIPO新規上場承認発表がありました。

IPO新規上場承認発表1社2022.4.22

聞き覚えのある社名(トリプルアイズ)かと思いますが、元々2022年3月4日(金)に上場を予定していましたが、2月10日(木)に株式市場の動向などの諸般の事情を総合的に勘案し、上場中止(延期)を発表した企業です。

トリプルアイズ(5026)IPO上場中止(延期)理由

トリプルアイズ(5026)の上場日は2022年5月31日(火)で、今のところは単独上場、上場市場は東証グロース市場(市場再編後の新興市場)への上場ですが、IPO主幹事は残念無念、IPO愛好家人気の低いいちよし証券となっております。

さすがにこの短期間でのIPO再登場となることから中身がほとんど変わっていないため、主観なども含めてリライトはしているものの、前回記事と同様の内容になっている点もありますことをあらかじめご了承下さい。

トリプルアイズ(5026)のIPO(新規上場)情報

設立:2008年9月3日
業種:情報・通信業
事業の内容:システムインテグレーションおよび独自開発のAIプラットフォームの提供

トリプルアイズ(5026)IPO上場承認2

上場市場東証グロース
コード5026
名称トリプルアイズ
公募株数540,000株
売出し株数0株
オーバーアロットメント81,000株
IPO主幹事証券いちよし証券
IPO引受幹事証券野村證券前受け金不要
みずほ証券
SBI証券
あかつき証券
SMBC日興証券
岡三証券
極東証券
東海東京証券
東洋証券
松井証券前受け金不要
マネックス証券100%完全抽選
丸三証券
楽天証券100%完全抽選
岡三オンライン証券委託幹事
IPO発表日4月22日(金)
上場日5月31日(火)
仮条件決定日5月12日(木)
ブック・ビルディング期間5月13日(金)~5月19日(木)
公開価格決定日5月20日(金)
IPO申し込み期間5月23日(月)~5月26日(木)
時価総額59.8億円
吸収金額5.4億円
想定価格880円(88,000円必要)

そしてこのトリプルアイズ(5026)のIPO幹事団(シンジケート)は前回よりも1社(あかつき証券)増え、14社とIPO株数の割には無駄に多いパターンです。

さらにこのトリプルアイズ(5026)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンライン証券も前回同様にIPO委託幹事(裏幹事)となる可能性が高いことから、最終的には15社となりそうです。

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トリプルアイズ(5026)のIPO(新規上場)事業内容等

トリプルアイズ(5026)はグループ社で、株式会社トリプルアイズ及び連結子会社(株式会社シンプルプラン及び株式会社所司一門将棋センター)の計3社で構成されており、AIソリューション事業を主な事業として取り組んでおります。

セグメントは「AIソリューション事業」及び「研修事業」ですが、AIソリューション事業はAI技術を用いたシステム開発を含むシステムインテグレーションビジネス「SI部門」とストック型AIプラットフォームビジネス「AIZE部門」から構成されております。

トリプルアイズ(5026)IPO事業内容2

SI部門

SI部門においては、LAMP技術、OSS開発技術をベースとした基幹システム・決済システムといったシステム開発を中心に、金融、流通、不動産、 サービス、医療等の様々な業界において実績があり、大手SIerからの一次請けやエンドユーザーからの直接取引によるシステム開発が主となる案件となっています。
トリプルアイズ(5026)IPO SI部門2

AIZE部門

AIZE部門においては、独自に開発したAIエンジンによるサービスを展開しており、AIエンジンは画像認識を中心とし、その中でも顔認証のサービスをもっとも充実させています。画像認識にとどまらず言語処理、需要予測などに活用されており、他社のデバイスへの組み込みなども可能です。
トリプルアイズ(5026)IPO AIZE部門2

上記以外にも全国の様々な企業へ人材育成のためのセミナー研修業務を提供する「研修事業」や将棋道場及び将棋教室の運営を行う「その他事業」を行っております。

トリプルアイズ(5026)IPO研修事業2


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。面白い動画でした^^

【手取金の使途】
手取概算額425,184千円及び第三者割当増資の手取概算額上限65,316千円を合わせた手取概算額合計上限490,500千円については、①事業開発等技術への投資として204,997千円、②新卒者・中途採用者採用や先端テクノロジー教育等人材への投資として285,502千円を充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(トリプルアイズのIPO目論見書より一部抜粋)

トリプルアイズ(5026)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

トリプルアイズ(5026)の市場からの吸収金額はIPO想定価格880円としてオーバーアロットメント含め5.4億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり荷もたれ感はありません。IPO株数は売り出し株無しの公募株のみで5,400枚と少なめです。

上述の通りトリプルアイズ(5026)の事業内容はシステムインテグレーションおよび独自開発のAIプラットフォームの提供ということで、AI(人工知能)関連となることからIPO市場では人気化しやすい業態となります。一応前回上場予定時から今回上場にかけての主な変更点を下記に記載しておきます。

前回今回
公募株数347,500株540,000株
売出株数134,500株0株
売出株数(OA)72,300株81,000株
時価総額118.9億円59.8億円
吸収金額9.9億円5.4億円
想定価格1,800円880円

上記に加えてIPO幹事団(シンジケート)にあかつき証券が加わり、SBI証券SMBC日興証券の順番が変わっている点が表面上見える主な変更点となります。

トリプルアイズ(5026)の独自開発したAIエンジン「AIZE(アイズ)」は囲碁AI世界大会2位(国内大会1位)の技術から生まれた画像認識プラットフォームで、画像解析に特化したAIエンジンとなり、見る対象ごとに適したAI(人工知能)で分析し、より正確なデータを取得することが可能、店舗運営の改善や好適化が可能な画像認識プラットフォームと、まさに時流に乗ったAI(人工知能)ソリューション事業となります。

トリプルアイズ(5026)IPO ALaaS

トリプルアイズ(5026)の株主の中にベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が2社870,000株あり、前回同様に今回のIPO新規上場)に際する売り出しでの放出はありません。90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となるため、上場後に市場で売却してくる可能性がありますが、握力は強そうです。

前回から引き続き売上は順調に推移し、収益も黒字が定着しており、まだまだ拡大が見込まれる内容です。AI(人工知能)という業態テーマ性も十分あり、売り出し株無しの公募株のみで、公開規模もIPO想定価格(880円)で5.4億円と小型サイズとなることから、普通で考えれば需給ひっ迫で初値高騰となってもおかしくない期待値の高いIPO案件です。

ただ、株式市場の環境は日々変化しており、昨日(4月22日)の東証マザーズ指数は703.01ポイントと、前回トリプルアイズ(5026)が上場中止(延期)を発表した2月10日(木)の775.29ポイントよりも下がっています。一度上場中止(延期)をしていることから、市況が悪化すればまたもや上場中止(延期)となる可能性も捨てきれません。

市況が落ち着いていれば、AI(人工知能)関連となるため初値高騰となる可能性は十分あり得ますが、今の環境では不安が多く、どうなることやらです。とは言え「腐ってもAI」「みんな大好きAI」ということで、ひとまずの初値評価はA級評価で問題無いでしょうかね。

よって管理人の個人的なこのトリプルアイズ(5026)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えています。もう変えようのない事実なので仕方ありませんが、IPO主幹事がいちよし証券という点が残念過ぎますね。IPO幹事団(シンジケート)も14社~15社と無駄に多いことからIPO株数が分散されるため、平幹事各社でのIPO株取得も争奪戦となりそうです。

トリプルアイズ(5026)のIPO(新規上場)業績等

トリプルアイズ(5026)のIPO経営指標
トリプルアイズ(5026)IPO経営指標2

トリプルアイズ(5026)IPO売上高及び経常損益
トリプルアイズ(5026)IPO売上高及び経常損益2

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