マイクロ波化学(9227)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(580円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
マイクロ波化学(9227)の上場日とIPO申込期間
マイクロ波化学(9227)の上場日は2022年6月24日(金)で、6月IPO案件では数少ない単独上場、上場市場は東証グロース市場(市場再編後の新興市場)への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。
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このマイクロ波化学(9227)のIPO申し込み期間は6月9日(木)~6月15日(水)となっており、このあたりはもうIPO申し込みラッシュ期間に突入しているため、他のIPO案件との申し込み期間が被りまくっていることから、全力参加で攻める方は資金の割り振りに注意が必要です。
マイクロ波化学(9227)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
マイクロ波化学(9227)のIPO想定価格は580円となっているため、現時点では公募価格の1.2倍~1.5倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
このマイクロ波化学(9227)のIPO仮条件は明後日6月8日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
マイクロ波化学(9227)の事業内容
マイクロ波化学(9227)の事業内容はマイクロ波化学プロセスの研究開発及びエンジニアリング、マイクロ波化学プロセスのライセンス事業ということで、マイクロ波技術を活用した大阪大学発の研究開発型ベンチャー企業となります。
このマイクロ波化学(9227)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
マイクロ波化学(9227)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(5月19日)はIPO新規上場承認発表が1社のみありました。6月はこれで3社目 …
マイクロ波化学(9227)のブルベア要素とIPO参加スタンス
マイクロ波化学(9227)の公開規模はIPO想定価格580円としてオーバーアロットメント含め20.2億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて30,319枚と比較的多めにありますが、海外投資家への販売もあるため、海外人気次第では当選は困難となる可能性もありそうです。
そして今回もこのマイクロ波化学(9227)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としてはエネルギー価格が高騰する中で、電子レンジにも使われている「マイクロ波技術」を活用してエネルギーコストを抑えるという技術は脱炭素社会を目指す中、時流に乗った事業内容で今まさに求められる技術です。すでに多くの大手企業とも共同事業を行っており、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同開発を行っているあたりも注目されそうです。
このマイクロ波化学(9227)の上場日前日(6月23日)は魔の4社同日上場となりますが、持ち越すような銘柄は無さそうで、完全な単独上場になりそうなため、買い疲れが無ければ、それほど悪い銘柄にも見えないため、一点突破狙いでの買いが入る可能性も一定ありそうな気もしています。
ベア要素(ネガティブ材料)は業績が黒字化とはいえ微増でまだ不安定。公開規模はIPO想定価格(580円)ベースで20.2億円と海外販売割合次第ではありますが、やや荷もたれ感のあるサイズ。株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株も多く、90日間のロックアップが掛かっているものの、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。上位ベンチャーキャピタルが今回のIPO(新規上場)に際する売り出しに応じている点も微妙に気掛かりではあります。
上述の通り海外投資家への販売もあるため海外人気がどの程度あるのかも気になるところですが、海外配分割合がわかるのはIPO申し込み期限(6月15日)の翌日(6月16日)で、IPO主幹事はIPO当選後のキャンセルはペナルティが課せられるSMBC日興証券となるため、残念ながら海外投資家の人気度合いを確認してからの参加判断はできません。
とはいえ、時流に乗った事業内容であることや個人投資家が手の付けやすい安価な株価設定となっていることから、初値高騰までは無いにしても公募割れも無いのではないかと考えているため、管理人の個人的なこのマイクロ波化学(9227)のIPO参加スタンスは当初の予定通り普通に参加で考えています。
マイクロ波化学(9227)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのマイクロ波化学(9227)のIPO株(公募株及び売り出し株)30,319枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売は考慮しておりません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 27,287枚 | 90.0% |
SBI証券 | 1,516枚 | 5.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 1,213枚 | 4.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 303枚 | 1.0% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が4,547枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSMBC日興証券は外せませんが、上述の通りSMBC日興証券はIPO当選後のキャンセルにはペナルティが課せられるため、とりあえず申し込んで当選してから考えると言うプランは危険ですので、申し込む際は当選したら購入するという意思のもとで申し込まれた方が無難です。
そういう意味では三菱UFJモルガン・スタンレー証券もIPO当選後のキャンセルはペナルティが課せられるため注意が必要です。
マイクロ波化学(9227)のIPO仮条件決定
マイクロ波化学(9227)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:580円
IPO仮条件:580円~605円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は20.2億円~21.0億円となりました。
マイクロ波化学(9227)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
マイクロ波化学(9227)の第二弾初値予想が発表されたようです。
800円~900円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は上限はそのままで下限のみ上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてもストレスの無い程度で普通に参加の予定で変更はありません。
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