クラダシ(5884)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(500円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
クラダシ(5884)の上場日とIPO申込期間
クラダシ(5884)の上場日は2023年6月30日(金)で、ジーデップ・アドバンス(5885)とノバレーゼ(9160)と3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
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このクラダシ(5884)のIPO申し込み期間は6月15日(木)~6月21日(水)となっており、いよいよ6月のIPO申し込みラッシュも後半戦に入ったものの、まだ他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社ありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
クラダシ(5884)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
クラダシ(5884)のIPO想定価格は500円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このクラダシ(5884)のIPO仮条件は来週6月13日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
クラダシ(5884)の事業内容
クラダシ(5884)の事業内容はソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」の企画・制作・運営ということで、まだ食べられるにも関わらず捨てられてしまう可能性のある商品などをお得な価格で販売し、フードロス削減を目指すショッピングサイト「Kuradashi」の運営を行っています。
このクラダシ(5884)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
クラダシ(5884)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(5月26日)IPO新規上場承認発表された5社のうちの4社目となります。 当記事はク …
クラダシ(5884)のブルベア要素とIPO参加スタンス
クラダシ(5884)の市場からの吸収金額はIPO想定価格500円としてオーバーアロットメント含め18.9億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて33,000枚と多めにあり、海外投資家への販売も無いことから、IPOの当選確度は比較的高めかもしれません。
そして今回もこのクラダシ(5884)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がフードロス削減など社会的意義のある独自性の高いビジネスを行っており、単価も個人投資家が買いやすい低単価設定(500円)となっていることから、話題性や注目度は高そうです。ベンチャーキャピタルの保有株があるものの、解除価格無しでロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力にはありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては売上は右肩上がりとなっているものの、収益は真逆の右肩下がりで赤字が拡大傾向にあり、黒字化の目途も立っていません。公開規模もIPO想定価格(500円)ベースで18.9億円とやや荷もたれ感のある水準で、上場日は6月30日(金)で、ジーデップ・アドバンス(5885)とノバレーゼ(9160)と3社同日上場、IPOラッシュ終盤戦による買い疲れや同日上場による資金分散の影響は加味する必要がありそうです。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
ジーデップ・アドバンス | 19.1億円 | 東証スタンダード | みずほ証券 |
クラダシ | 18.9億円 | 東証グロース | 大和証券 |
ノバレーゼ | 71.3億円 | 東証スタンダード | 野村證券 |
どの程度の買い疲れが出ているかはフタを開けてみないとわかりませんが、3月~4月のような強いIPO地合いであれば、手が付けやすい低位株ということで、初値はしっかりとなるのではないかと思っています。よって現時点での管理人の個人的なこのクラダシ(5884)のIPO参加スタンスは当初の予定通り参加(一部参加)で行く予定で考えています。
クラダシ(5884)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのクラダシ(5884)のIPO株(公募株及び売り出し株)33,000枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
大和証券(主幹事) | 29,700枚 | 90.0% |
みずほ証券(前受け金不要) | 825枚 | 2.5% |
SMBC日興証券 | 825枚 | 2.5% |
野村證券(前受け金不要) | 660枚 | 2.0% |
SBI証券 | 330枚 | 1.0% |
東洋証券 | 165枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 165枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 165枚 | 0.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 165枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が4,950枚あります。
積極的にクラダシ(5884)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる大和証券からのIPO申し込みは外せません。比較的IPO株数も多く、他平幹事の上位証券でも店頭証券は二桁レベルの配分数があり、下位証券でも抽選割合の多いネット証券(SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券)はいずれも三桁レベルあるので、申し込んでみる価値はありそうです。
クラダシ(5884)のIPO仮条件決定
クラダシ(5884)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:500円
IPO仮条件:500円~520円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は18.9億円~19.7億円となりました。
クラダシ(5884)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
クラダシ(5884)の第二弾初値予想が発表されたようです。
650円~750円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き参加(一部参加)で変更はありません。
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