ガーデン(274A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(3,100円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ガーデン(274A)の上場日とIPO申込期間
ガーデン(274A)の上場日は2024年11月22日(金)で単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事は東海東京証券となっております。
このガーデン(274A)のIPO申し込み期間は11月6日(水)~11月12日(火)となっており、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りは無く、資金管理(資金移動)などは気にする必要はありませんが、ちょっとしたIPO空白期間となっているため申し込み忘れにはご注意下さい。
ガーデン(274A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ガーデン(274A)のIPO想定価格は3,100円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このガーデン(274A)のIPO仮条件は明後日11月1日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ガーデン(274A)の事業内容
ガーデン(274A)の事業内容はM&Aを活用した「壱角家」や「山下本気うどん」などの飲食事業ということで、創業以来、カラオケ事業をはじめ、飲食事業、不動産事業等のM&Aを繰り返し、民事再生案件含め12社以上の企業再生を実現することにより発展しています。
このガーデン(274A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ガーデン(274A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(10月18日)はおよそ三週間ぶりにIPO新規上場承認発表が1社ありました。11月第 …
ガーデン(274A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ガーデン(274A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格3,100円としてオーバーアロットメント含め57.0億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。
IPO募集株数は売出株無しの公募株のみでOA合わせて1,840,000株と比較的多めにあり、IPO主幹事は準大手証券の東海東京証券となっていることから、IPO株の当選確度は大手証券と比べると多少は高いかもしれません。
そして今回もこのガーデン(274A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が飲食事業で、飲食事業は昨今のIPO市場では人気業態となっており、中でも主力事業がラーメン事業となっていることから、人気に拍車が掛かる可能性が高そうです。
現に昨年(2023年)ごろから魁力屋(5891)、光フードサービス(138A)、INGS(245A)と飲食関連銘柄(ラーメン系)が続々と上場していますが、いずれも初値は好スタートとなっており、今や情報・通信業をしのぐほどの人気業態になっているという見方も出ています。
業績も堅調に推移しており、IPO募集株の内訳も売出し株無しの公募株のみで既存株主の換金色もありません。上場日は11月22日(金)で、およそ三週間のIPO空白期間明けの単独上場となるため、スケジュール面も恵まれており、資金は入りやすい環境となります。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(3,100円)ベースで57.0億円と東証グロース上場案件としては荷もたれ感があり、IPO主幹事もこれまでの実績的にこの規模をこなせるだけの実力があるのか不安が残る東海東京証券です。
人気業態ではあるものの、やはり今のIPO地合いでこのサイズを吸収できるかの不安もあるため、とりあえず現時点の管理人のこのガーデン(274A)のIPO参加スタンスは中立継続で、今後の仮条件決定以降に最終的なIPO参加スタンスを決めようと思っています。
単価もそこそこの値ガサとなる上に、IPO主幹事(東海東京証券)はIPO当選後のキャンセルには厳しく、キャンセルした場合は最大1年6カ月間IPOに申し込んでも抽選対象外となるペナルティが課せられるため慎重に行きたいところですね。
ガーデン(274A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのガーデン(274A)のIPO株(公募株)16,000枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
東海東京証券(主幹事) | 14,400枚 | 90.0% |
みずほ証券 | 160枚 | 1.0% |
大和証券 | 160枚 | 1.0% |
SBI証券 | 160枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 160枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 160枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 160枚 | 1.0% |
あかつき証券 | 160枚 | 1.0% |
岡三証券 | 160枚 | 1.0% |
水戸証券 | 160枚 | 1.0% |
むさし証券 | 160枚 | 1.0% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が2,400枚あります。
積極的にこのガーデン(274A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる東海東京証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券(SBI証券、マネックス証券、松井証券)も入っており、いずれも三桁レベルの持ち分があるため、可能性は低いものの狙えない数字ではなさそうです。
ガーデン(274A)のIPO仮条件決定
ガーデン(274A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:3,100円
IPO仮条件:3,100円~3,200円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は57.0億円~58.8億円となりました。
尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記が無いため仮条件の上限突破はありません。
ガーデン(274A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ガーデン(274A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
3,200円~3,500円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更はありませんが、IPO参加スタンスについてはIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からのみの参加に留めておこうと思います。
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