インバウンドテック(7031)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(5,700円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、いつものように個人的な私見も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

インバウンドテック(7031)の上場日は12月18日(金)ココペリ(4167)2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事は今年(2020年)初主幹事となる東海東京証券となっております。個人的には相性が良く、過去に15回のIPO当選経験があります。

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ちなみにこのインバウンドテック(7031)は2018年6月27日に上場する予定でしたが、直前(IPO抽選結果発表後)に上場中止をしているため、一応はリベンジ組となります。この新型コロナの時期に「インバウンド」とはと思いましたが、中身を見るとそれほど悪い内容では無さそうです。

尚、このインバウンドテック(7031)のIPO申し込み期間は12月3日(木)~12月9日(水)までとなっておりますので、IPO申し込みを考えている方はお忘れの無いようご注意下さい。単価が高いため、入念な資金配分が必要になると思われます。

インバウンドテック(7031)のIPO(新規上場)初値予想

インバウンドテック(7031)のIPO(新規上場)初値予想

インバウンドテック(7031)のIPO想定価格は5,700円となっているため、現時点では公募価格の1.2倍~1.4倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な評価についてもやや弱めC級評価に設定させて頂いております。

このインバウンドテック(7031)のIPO仮条件は明日12月1日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

インバウンドテック(7031)の事業内容は24時間365日・多言語対応コンタクトセンター運営事業、セールスアウトソーシング事業ということで今まさに新型コロナの影響を受けていると考えられるインバウンド銘柄となります。

このインバウンドテック(7031)の詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。

インバウンドテック(7031)の公開規模はIPO想定価格ベース(5,700円)で13.5億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型から中型サイズとなりますが、荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。IPO株数は公募株及び売り出し合わせて2,062枚しかなく希少性があります。

上述の通りこのインバウンドテック(7031)の主な事業内容は24時間365日多言語対応のコンタクトセンター運営ということになり、社名に「インバウンド」という言葉が含まれていることから、一見すると昨今のインバウンド需要激減で完全に逆風が吹いている感が出ていますが、どうやら新型コロナウイルス感染症受診電話相談窓口業務など新事業も展開しており、業績に多少ムラはあるものの、それほど悪い内容ではありません。

インバウンドテック(7031)の上場日は12月18日(金)ココペリ(4167)2社同日上場となりますが、2社合わせても吸収金額は30億円程度となることから資金分散の影響は軽微と思いますが、それ以上に5社同日上場の翌日ということから来る買い疲れの方が気になるところです。少なくともこの2社のみで比較すると事業内容的にはココペリ(4167)の方が優勢でしょうか。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
ココペリ16.1億円東証マザーズ大和証券
インバウンドテック13.5億円東証マザーズ東海東京証券

単価が5,700円と値ガサとなることからリターンも大きいですが、その分リスクも大きくなります。東証マザーズ上場で13.5億円と比較的軽量サイズとなるため、需給的にはさすがに公募割れするような規模では無いかと思われますが、事業内容的にも人気化するような内容では無いため、大幅な上昇期待も薄そうです。ここ数日のIPO地合いも悪い意味で気になるところですね。

とりあえず管理人の個人的なこのインバウンドテック(7031)のIPO参加スタンスは今のところ当初の予定通り全力申し込みで行く方向で考えていますが、単価が高いため、IPOラッシュであることや重複上場になること、足元でIPO地合いが悪くなりつつある点なども加味した上で慎重な参加スタンスで挑む必要があるとも考えています。

インバウンドテック(7031)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのインバウンドテック(7031)のIPO株(公募株及び売り出し株)2,062枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
東海東京証券主幹事1,887枚91.5%
SBI証券62枚3.0%
香川証券41枚2.0%
エイチ・エス証券41枚2.0%
エース証券21枚1.0%
水戸証券10枚0.5%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が309枚あります。

IPO株数自体が少ないことから積極的にIPO株を狙いに行くのであればやはりIPO主幹事となる東海東京証券は外せません。と言うより上記割り当て数から見ると主幹事以外でのIPO当選は正直かなり厳しいと思われます。ただ冒頭でも申し上げております通り、個人的に主幹事とは比較的相性も良く、まだ口座数自体も少ないため狙い目であることには変わりません。

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<追記>
インバウンドテック(7031)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:5,700円
IPO仮条件:5,200円~5,700円

IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。ここ最近一般的な設定を見ないので、どこかしら懐かしく感じます。しかも500円もの値幅を持たせていると何かしら勘繰ってしまいますね。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は12.3億円~13.5億円となりました。

<追記>
インバウンドテック(7031)の第二弾初値予想が発表されたようです。

10,000円~12,000円

IPO仮条件は一般的な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価からB級評価に格上げ、IPO参加スタンスは引き続き全力申し込みで変更はありません。

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