ナルネットコミュニケーションズ(5870)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,180円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

ナルネットコミュニケーションズ(5870)の上場日とIPO申込期間

ナルネットコミュニケーションズ(5870)の上場日は2023年12月25日(月)で、クリスマスの単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。

このナルネットコミュニケーションズ(5870)のIPO申し込み期間は12月7日(木)~12月13日(水)となっており、年末IPOラッシュ分の申し込み期間中となっているため、他IPO案件と複数社のIPO申し込み期間被りがあるため、資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。

ナルネットコミュニケーションズ(5870)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

ナルネットコミュニケーションズ(5870)のIPO(新規上場)初値予想

ナルネットコミュニケーションズ(5870)のIPO想定価格は1,180円となっているため、現時点では公募価格の0.8倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

なお、このナルネットコミュニケーションズ(5870)のIPO仮条件は明日12月5日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

ナルネットコミュニケーションズ(5870)の事業内容

ナルネットコミュニケーションズ(5870)の事業内容はオートリース企業をはじめとする法人(自動車関連企業)・個人ユーザーに対する車両管理やメンテナンス管理事業ということで、これまでに蓄積した経験、知見、データベースを活用し、移動を支えるあらゆる人と企業の調整役として、リース会社から車輌管理と整備を請け負うBPO(Busuiness Process Outsourcing)などメンテナンス受託管理を主軸事業としています。

ナルネットコミュニケーションズ(5870)IPO事業概要

このナルネットコミュニケーションズ(5870)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

ナルネットコミュニケーションズ(5870)のブルベア要素とIPO参加スタンス

ナルネットコミュニケーションズ(5870)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,180円としてオーバーアロットメント含め31.1億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。

IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて22,979枚と比較的多めにあり、海外投資家への販売もありませんが、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となることから、IPO株の当選確率はそれほど高くはなさそうです。

そして今回もこのナルネットコミュニケーションズ(5870)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が自動車メンテナンスの受託管理サービスと、自動車関連となりますが、渦中にある保険金の不正請求問題となっている自動車小売業者ではありません。新規性は無く競合も少ない業態となります。

ベンチャーキャピタル(投資ファンド)含む既存株主の取得金額は1,611円及び1,612円と、現時点のIPO想定価格(1,180円)よりも高い位置にあるため、すぐすぐの売却の可能性は低そうです。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(1,180円)ベースで31.1億円と海外投資家への販売も無く、上場日も12月25日(月)クリスマス単独上場となり、クリスマス休暇で海外投資家自体も不在となるため、荷もたれ感が意識されそうです。

募集株の内訳も公募株56,000株に対して売り出し株は2,241,900株で売り出し比率はおよそ40.0倍、売り出し放出人はベンチャーキャピタルで、オーバーアロットメント分344,600株を含めたオファリング・レシオはおよそ49.5%と危険水準にある出口(イグジット)案件です。

公開規模大きめのベンチャーキャピタル出口(イグジット)案件、海外投資家不在のクリスマス(12月25日)上場と、初値視点で見ると厳しいイメージを受けてしまうため、管理人の個人的なこのナルネットコミュニケーションズ(5870)のIPO参加スタンスは当初の予定通りスルー(IPOチャレンジポイントの関係でSBI証券は参加)となりそうです。

ナルネットコミュニケーションズ(5870)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのナルネットコミュニケーションズ(5870)のIPO株(公募株及び売り出し株)22,979枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
みずほ証券(主幹事19,759枚86.0%
安藤証券460枚2.0%
岩井コスモ証券460枚2.0%
岡三証券460枚2.0%
SBI証券460枚2.0%
東海東京証券460枚2.0%
野村證券460枚2.0%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券460枚2.0%
岡三オンライン委託幹事?枚?%
auカブコム証券委託幹事?枚?%
マネックス証券委託幹事?枚?%
楽天証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が3,446枚あります。

積極的にこのナルネットコミュニケーションズ(5870)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるみずほ証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券がSBI証券しか入っていませんが、三桁レベルの持ち分があるため、確率は低いものの、狙えないレベルの数字では無さそうです。

ナルネットコミュニケーションズ(5870)のIPO仮条件決定

ナルネットコミュニケーションズ(5870)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,180円
IPO仮条件:870円~1,040円

IPO想定価格よりも窓開けで下ブレとなる弱気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は22.9億円~27.4億円となりました。

ナルネットコミュニケーションズ(5870)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

ナルネットコミュニケーションズ(5870)の第二弾初値予想が発表されたようです。

950円~1,050円

IPO仮条件が窓開けで下ブレとなる弱気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価で変更無し、IPO参加スタンスについても引き続きスルー(IPOチャレンジポイント狙いでSBI証券のみ参加)で変更ありません。

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