スカイマーク(9204)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,150円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

スカイマーク(9204)の上場日とIPO申込期間

スカイマーク(9204)の上場日は2022年12月14日(水)大栄環境(9336)2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事は大和証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券BofA証券3社共同主幹事となっております。

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大和証券IPO

このスカイマーク(9204)のIPO申し込み期間は11月28日(月)~12月2日(金)となっており、いよいよ12月IPOラッシュに向けたIPO申し込みラッシュ突入となっていることから、他IPO案件とのIPO申し込み期間が多数被っているため、資金移動や申し込み忘れなどにご注意下さい。

スカイマーク(9204)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

スカイマーク(9204)のIPO(新規上場)初値予想

スカイマーク(9204)のIPO想定価格は1,150円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

なお、このスカイマーク(9204)のIPO仮条件は来週11月28日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

スカイマーク(9204)の事業内容

スカイマーク(9204)の事業内容は定期航空運送事業等ということで、国内線輸送人員が日本航空(JAL)全日本空輸(ANA)に次いで国内第3位の航空会社となります。運航品質面でも2021年度において5年連続で「定時運航率No.1」を確保しており、2022年度には「顧客満足度No.1」も獲得するなど、安全運航の堅持を前提に顧客の利便性向上を追求し他社との差別化を図っています。

スカイマーク(9204)IPO高い定時性・低い欠航率を誇る高品質なサービス

このスカイマーク(9204)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

スカイマーク(9204)のブルベア要素とIPO参加スタンス

スカイマーク(9204)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,150円としてオーバーアロットメント含め367.5億円と規模的に東証グロース市場への上場としては超大型サイズで、かなり荷もたれ感のある水準となります。

IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて277,894枚で、グローバルオファリング(国内外同時募集)となり、予定内訳は国内134,084枚、海外143,810枚と海外分の方が手厚くなっています。とはいえ、国内だけでもIPO株数はそこそこ多くあるため当選確度は比較的高そうです。

そして今回もこのスカイマーク(9204)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては知名度は抜群の国内第3位の航空会社で、株価設定に割高感は無く、旅行支援などの政策もあり、旅行への需要が回復傾向にある中での上場タイミングは素直に追い風となりそうです。内容や規模的にも大口(機関投資家、海外投資家)の積極参戦もありそうです。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(1,150円)ベースで367.5億円、海外分を差し引いても202.1億円(予定)と、東証プレミア市場ならともかく、東証グロース市場への上場としては大型で荷もたれ感のあるサイズとなります。他の航空株と違って株主優待制度もありません。

加えて上場廃止からの再上場で、ベンチャーキャピタル(投資ファンド)の出口(イグジット)案件と、IPO的には毛嫌いされやすい三拍子が揃ったネガティブ案件となります。さらに上場日は12月14日(水)でこれまた大型IPO案件となる大栄環境(9336)と2社同日上場となります。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
大栄環境468.8億円東証プレミアSMBC日興証券
スカイマーク367.5億円東証グロース大和・三菱・BofA

本来であれば内容的にも時期的にもスルー案件かもしれませんが、こういった案件に限って予想外に積極的な大口(機関投資家、海外投資家)からの買いが入り、初値は公募割れを回避するというシーンもこれまで多くありました。

よってその可能性を見極めたいことから現時点の管理人の個人的なこのスカイマーク(9204)のIPO参加スタンスはもう少し様子見とさせて頂きます。下記のスカイマーク(9204)のIPO(新規上場)初値予想第2弾追記までにはハッキリとしたIPO参加スタンスを決めたいと思います。

スカイマーク(9204)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのスカイマーク(9204)のIPO株(公募株及び売り出し株)134,084枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。現段階で決まっている海外投資家への販売分は差し引いております。

証券会社IPO株配分数配分割合
大和証券主幹事58,997枚44.0%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事58,997枚44.0%
BofA証券(主幹事4,023枚3.0%
SMBC日興証券2,011枚1.5%
みずほ証券(前受け金不要2,011枚1.5%
野村證券(前受け金不要2,011枚1.5%
SBI証券1,073枚0.8%
松井証券前受け金不要1,073枚0.8%
マネックス証券100%完全抽選1,073枚0.8%
楽天証券100%完全抽選1,073枚0.8%
岡三証券402枚0.3%
東海東京証券402枚0.3%
丸三証券402枚0.3%
水戸証券402枚0.3%
あかつき証券134枚0.1%
大和コネクト証券委託幹事?枚?%
auカブコム証券委託幹事?枚?%
岡三オンライン委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が41,684枚あります。

積極的にIPO株を狙いに行くのであればIPO主幹事の大和証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券からの申し込みは欠かせません。平幹事の主要ネット証券も1,000枚規模で持ち分があることから、当選は十分狙えるレベルかと思われます。当選が正解か不正解かは別として複数獲得は比較的狙いやすそうです。

スカイマーク(9204)のIPO仮条件決定

スカイマーク(9204)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,150円
IPO仮条件:1,150円~1,170円

IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。IPO募集株も公募株及び売り出し株の国内外の内訳が変更されています。

公募株:13,043,400株
(国内公募株式数:7,173,900株 → 6,521,700株
(海外公募株式数:5,869,500株 → 6,521,700株
売出株:14,746,000株
(国内売出株式数:6,234,500株 → 5,288,800株
(海外売出株式数:8,511,500株 → 9,457,200株

この仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は367.5億円~373.9億円となりました。強気設定な上に海外配分増加となると、初値は大丈夫なように見えてしまいます。

スカイマーク(9204)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

スカイマーク(9204)の第二弾初値予想が発表されたようです。

1,150円~1,250円

IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は下限は上ブレで上限は下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについては仮条件が強気設定な上に海外配分増加と一見大丈夫そうに見えるものの、やはりリスクの方が大きい可能性があるため、大和証券SBI証券の2社からのみの参加と致します。

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