坪田ラボ(4890)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(450円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

坪田ラボ(4890)の上場日とIPO申込期間

坪田ラボ(4890)の上場日は2022年6月23日(木)で、ジャパンワランティサポート(7386)とホームポジション(2999)とウェルネス・コミュニケーションズ(9228)と4社同日上場、上場市場は東証グロース市場(市場再編後の新興市場)への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。

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この坪田ラボ(4890)のIPO申し込み期間は6月8日(水)~6月14日(火)となっており、このあたりはもうIPO申し込みラッシュ期間に突入しているため、他のIPO案件との申し込み期間が被りまくっていることから、全力参加で攻める方は資金の割り振りに注意が必要です。

坪田ラボ(4890)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

坪田ラボ(4890)のIPO(新規上場)初値予想1

坪田ラボ(4890)のIPO想定価格は450円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはワンランク上のやや弱めC級評価に設定させて頂いております。

この坪田ラボ(4890)のIPO仮条件は来週6月7日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

坪田ラボ(4890)の事業内容

坪田ラボ(4890)の事業内容は近視、ドライアイ、老眼等の治療に係る医薬品、医療機器等の研究開発ということで、近視・ドライアイ・老眼の3領域に対するソリューション開発に取り組む慶應義塾大学発の医療系ベンチャー企業となります。

この坪田ラボ(4890)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

坪田ラボ(4890)のブルベア要素とIPO参加スタンス

坪田ラボ(4890)の公開規模はIPO想定価格450円としてオーバーアロットメント含め19.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて38,400枚と多くありますが、海外投資家への販売もあるため、海外人気次第では当選は困難となる可能性もありそうです。

そして今回もこの坪田ラボ(4890)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が近視・ドライアイ・老眼の3領域と身近なテーマで、すでに大手企業との共同研究開発契約等の締結実績が多数あることから一定の安心感があり、医療系ベンチャーでありながらも業績は堅調ですでに黒字化しています。ベンチャー企業の割にはベンチャーキャピタルの保有株が少ないため大きな売り圧力も少なめです。低位株で個人投資家の買いやすい価格設定となっていることも後押し材料となりそうです。

ベア要素(ネガティブ材料)は公開規模がIPO想定価格(450円)ベースで19.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズで荷もたれ感のある水準で、黒字化しているとはいえ安定的な継続収益は少なく、株価が医療系ベンチャーとして割安なのか割高なのかの判断も難しいです。加えて上場日(6月23日)は4社同日上場で資金分散の影響を受けることになるため、それなりにリスクもあります。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
ジャパンワランティサポート12.0億円東証グロースみずほ証券
ホームポジション11.5億円東証スタンダードいちよし証券
ウェルネス・コミュニケーションズ65.9億円東証グロース野村證券
坪田ラボ19.8億円東証グロースSMBC日興証券

とは言え個人的に4社同日上場の中では一番マシな銘柄と思っているため、とりあえず管理人の個人的なこの坪田ラボ(4890)のIPO参加スタンスはよほど地合いが悪化しない限りは当初の予定通りIPO主幹事となるSMBC日興証券やネット証券(SBI証券マネックス証券楽天証券)を中心に一部参加する方向で考えています。

坪田ラボ(4890)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこの坪田ラボ(4890)のIPO株(公募株及び売り出し株)38,400枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売は考慮しておりません。

証券会社IPO株配分数配分割合
SMBC日興証券主幹事33,408枚87.0%
SBI証券1,152枚3.0%
みずほ証券1,152枚3.0%
三田証券768枚2.0%
極東証券768枚2.0%
楽天証券100%完全抽選384枚1.0%
マネックス証券100%完全抽選384枚1.0%
岡三証券384枚1.0%
岡三オンライン証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が5,760枚あります。

積極的にIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSMBC日興証券は外せませんが、SMBC日興証券はIPO当選後のキャンセルにはペナルティが課せられるため、とりあえず申し込んで当選してから考えると言うプランは危険ですので、申し込む際は当選したら購入するという意思のもとで申し込まれた方が無難です。

平幹事の中には三大ネット証券(SBI証券マネックス証券楽天証券)もしっかり入っており、割り当て数も数百枚レベルとなるため、平幹事の中の店頭系証券よりは十分有利かと思います。

坪田ラボ(4890)のIPO仮条件決定

坪田ラボ(4890)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:450円
IPO仮条件:450円~470円

IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は19.8億円~20.7億円となりました。

坪田ラボ(4890)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

坪田ラボ(4890)の第二弾初値予想が発表されたようです。

550円~650円

IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてもIPO主幹事となるSMBC日興証券やネット証券(SBI証券マネックス証券楽天証券)を中心に参加の予定で変更はありません。

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