ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,430円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)の上場日とIPO申込期間
ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)の上場日は2025年3月25日(火)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事は岡三証券となっております。
このビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)のIPO申し込み期間は3月6日(木)~3月12日(水)となっており、IPO申し込みラッシュ突入で他IPO案件とIPO申し込み期間が被っているため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)のIPO(新規上場)初値予想 第一弾
ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)のIPO想定価格は1,430円となっているため、現時点では公募価格の1.4倍~1.7倍程度の初値形成になるのではないかと、やや強めB級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)のIPO仮条件は明日3月4日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)の事業内容
ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)の事業内容はDAM(デジタル資産管理)を中核に、企業の事業活動における媒体(WEB、EC、SNS、カタログ、映像、出版)そしてコンテンツの制作・管理・配信を支援するDX事業ということで、自社プロダクト「CIERTO DAM」を主力とし、DAM及びその周辺領域においてDXソリューションを提供し、「CIERTO DAM」と「CIERTO PIM」の両者を合わせて「CIERTO」というブランドで展開しています。
このビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(2月17日)IPO新規上場承認発表のあった3社のうちの …
ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,430円としてオーバーアロットメント含め6.9億円と規模的に東証グロース市場への上場としてはで小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。
IPO募集株数は公募株及び売出株(OA分)合わせて486,400株と少なく、IPO主幹事は抽選割合の少ない店頭系証券の岡三証券となるため、IPO株の当選確度は低めとなりそうです。
そして今回もこのビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容はメディア・コンテンツの制作・管理・配信環境を支援する自社開発の主力商品「CIERTO」を中心としたDXソリューションの提供と、ひと昔前はIPO市場でも人気を博したDX関連銘柄となります。
業績も堅調に推移しており、公開規模もIPO想定価格(1,430円)ベースで6.9億円と軽量感があり、上場時のIPO株取得者以外からの余計な売り圧力も無いため、需給も良好と言えます。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては準大手証券となる岡三証券主幹事案件で株価設定に割安感は無く、ひと昔前のIT関連銘柄であれば何でも来いというIT神話もすでに崩壊しており、今となっては小型のIT関連銘柄であっても初値が伸び悩む傾向にある点は不安材料となりそうです。
とはいえ、上場日(3月25日)は単独上場、3月IPOラッシュの割には比較的軽微なスケジュールで、年始からIPO地合いも好調に推移していることから、需給主導で初値は好スタートとなる可能性が高いため、管理人の個人的なこのビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極参加で行く予定です。
ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)のIPO株(公募株及び売出株)4,230枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
岡三証券(主幹事) | 3,892枚 | 92.0% |
SBI証券 | 85枚 | 2.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 85枚 | 2.0% |
松井証券 | 42枚 | 1.0% |
マネックス証券 | 42枚 | 1.0% |
楽天証券 | 42枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 42枚 | 1.0% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
三菱UFJ eスマート証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が634枚あります。
積極的にこのビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる岡三証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多い大手ネット証券4社(SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券)もしっかり入っていますが、いずれも持ち分は二桁レベルしか無いため、狙うには厳しい数字となりそうです。
ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)のIPO仮条件決定
ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,430円
IPO仮条件:1,360円~1,430円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は6.6億円~6.9億円となりました。
尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記は無いため仮条件の上限突破はありません。
ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)のIPO(新規上場)初値予想 第二弾
ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,900円~2,100円
IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても積極参加で変更ありません。
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