アクシスコンサルティング(9344)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日も複数社のIPO新規上場承認発表があるかと思っていましたがまたもや1社だけで、これで3月IPOは7社目となりました。
アクシスコンサルティング(9344)の上場日は2023年3月28日(火)で、Arent(5254)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
2月24日(金)にモンスターラボホールディングス(5255)が3月28日(火)上場分としてIPO新規上場承認発表されたため、3月28日(火)は3社同日上場となります。
アクシスコンサルティング(9344)のIPO(新規上場)情報
設立:2002年4月18日
業種:サービス業
事業の内容:ハイエンド人材領域における人材紹介及びスキルシェアの複合サービスを提供するヒューマンキャピタル事業
上場市場 | 東証グロース |
コード | 9344 |
名称 | アクシスコンサルティング |
公募株数 | 600,000株 |
売出し株数 | 450,000株 |
オーバーアロットメント | 157,500株 |
IPO主幹事証券 | 野村證券 |
IPO引受幹事証券 | みずほ証券(前受け金不要) SMBC日興証券 SBI証券 岡三証券 東海東京証券 岩井コスモ証券 LINE証券(委託幹事決定) 岡三オンライン(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 2月21日(火) |
上場日 | 3月28日(火) |
仮条件決定日 | 3月8日(水) |
ブック・ビルディング期間 | 3月9日(木)~3月15日(水) |
公開価格決定日 | 3月16日(木) |
IPO申し込み期間 | 3月17日(金)~3月23日(木) |
上場時発行済株式総数 | 4,620,000株 |
時価総額 | 76.2億円 |
吸収金額 | 19.9億円 |
想定価格 | 1,650円(165,000円必要) |
そしてこのアクシスコンサルティング(9344)のIPO主幹事は野村證券となっていることから、グループ会社となるLINE証券、平幹事の中には岡三証券が入っていることから、グループ会社となる岡三オンラインがそれぞれIPO委託幹事(裏幹事)となる可能性が高いです。
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アクシスコンサルティング(9344)のIPO(新規上場)事業内容等
アクシスコンサルティング(9344)はグループ会社で、アクシスコンサルティング株式会社及び連結子会社1社(株式会社ケンブリッジ・リサーチ研究所)で構成されており、ヒューマンキャピタル事業の単一セグメントとしています。
ハイエンド人材領域における人材紹介及びスキルシェアの各サービスを展開し、人材紹介として「正社員採用サービス」を、スキルシェアとして「フリーコンサルサービス」及び「スポットコンサルサービス」を提供しております。
当社はコンサルティングファーム向けのコンサルタント(正社員)採用サービスを提供しており、特にコンサルティングファームにおけるマネージャー以上の採用支援に強みを持っております。また、連結子会社であるケンブリッジ・リサーチ研究所は事業会社向けの正社員採用サービスを提供しており、経営層、デジタル・DX領域等のハイエンド人材に加え、当社との連携により事業会社へのコンサルタント経験者の採用支援にも強みを持っております。
フリーコンサルBizは、独立してフリーランスとなったコンサルタントによる、企業のニーズに合わせた課題解決プロジェクトを提供するサービスです。当社グループの人材データベースには戦略やDX領域において実績のあるコンサルティングファーム出身のフリーコンサルタントが登録されており、企業はフリーコンサルタントを活用することで機動的なプロジェクト推進が可能になると考えております。
コンパスシェアは、経営課題や事業課題等について、短期間かつ手軽にコンサルタントに相談できるデジタルプラットフォームです。企業の経営者や担当者等、多様な課題を抱える企業の各階層に対して、コンサルティングファームに在籍している現役コンサルタントもしくはコンサルタント経験者とのマッチングを提供します。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額900,800千円については、第三者割当増資の手取概算額上限239,085千円と合わせた手取概算額合計上限1,139,885千円を、運転資金として、①採用費及び人件費として605,000千円(2023年6月期27,500千円、2024年6月期247,500千円、2025年6月期330,000千円)、②広告宣伝費として330,000千円(2023年6月期15,000千円、2024年6月期135,000千円、2025年6月期180,000千円)、③システム費として165,000千円(2023年6月期7,500千円、2024年6月期67,500千円、2025年6月期90,000千円)に充当する予定であります。
また、上記使途以外の残額は、事業拡大のための運転資金に充当する方針でありますが、現時点で具体化している事項はありません。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等にて運用する予定であります。
(アクシスコンサルティングのIPO目論見書より一部抜粋)
アクシスコンサルティング(9344)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
アクシスコンサルティング(9344)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,650円としてオーバーアロットメント含め19.9億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて10,500枚と万枚超えで比較的多めにあります。
上述の通りアクシスコンサルティング(9344)の事業内容はハイエンド人材領域における人材紹介及びスキルシェアの複合サービスを提供するヒューマンキャピタル事業ということで、企業や社会に課題解決・価値創造を推進できるコンサルタントなど、高いレベルの専門性と能力を持ったハイエンド人材を最適配置し、産業の活性化を目指す複合ソリューションカンパニーです。
現役コンサルタントの4人に1人が登録する国内最大級のコンサルタント採用・転職支援サービス「アクシスコンサルティング」、60年余りにわたって培った、高度かつ専門性の高いハイエンド人材の採用・転職支援サービス「ケンブリッジリサーチ研究所」、独立しフリーランスとなったコンサルタントによる経営・事業課題の解決支援サービス「フリーコンサルBiz」、経営課題や業務の悩みを抱える全国の法人が、優秀な人材の知見や稼働を活用することを支援するサービス「コンパスシェア」などの複合ソリューションを提供しています。
アクシスコンサルティング(9344)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存の上位株主には解除価格無しで90日間及び180間のロックアップが掛かっているため、上場時の大きな売り圧力はありません。公募株式のうちの一部(3,000万円相当を上限)は福利厚生を目的に従業員持株会に売付け(親引け)する予定となっています。
昨日(2月20日)IPO新規上場承認発表されたArent(5254)は建設業界に特化したDX(デジタルトランスフォーメーション)支援及びコンサル業でしたが、このアクシスコンサルティング(9344)も建設と人材が違うだけで内容は類似しており、コンサルタント(ハイエンド人材)に特化したDX(デジタルトランスフォーメーション)支援及びコンサル業となります。中身はコンサル業界に特化した転職エージェントで、特にハイエンド人材領域における現役コンサルタントの転職支援数は業界No.1と評価は高めです。
公開規模はIPO想定価格(1,650円)ベースで19.9億円と、東証グロース市場への上場としてはやや荷もたれ感のある水準となりますが、不人気業態ではありません。IT系のようなキラキラ案件では無いため、初値が高騰することは無いと思いますが、よほど環境が悪くならない限り公募割れも無さそうです。ひとまずの初値評価はこれまたC級評価と言った無難な評価になるでしょうか。
とりあえずは今後のスケジュール(IPOラッシュ)次第とはなりますが、現時点での管理人の個人的なこのアクシスコンサルティング(9344)のIPO参加スタンスは可もなく不可もなくということで参加の方向で考えるつもりです。ただ今回も本格的な参加不参加の決定は3月のIPOが出揃ってからとなりそうです。
アクシスコンサルティング(9344)のIPO(新規上場)業績等
アクシスコンサルティング(9344)のIPO経営指標
アクシスコンサルティング(9344)のIPO売上高及び経常利益
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