GVA TECH(298A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月21日)IPO新規上場承認発表された4社のうちの4社目となります。「GVA TECH」と書いて「ジーヴァ テック」と読みます。
当記事はGVA TECH(298A)のIPO詳細記事となりますが、残る3社のdely(299A)とMIC(300A)とアルピコホールディングス(297A)のIPO詳細についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いておりますので、ご参考にして頂けますと幸いです。
dely(299A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月21日)はIPO新規上場承認発表が4社ありました。ここまで順調でしたが、やは …
MIC(300A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月21日)IPO新規上場承認発表された4社のうちの2社目となります。 当記事はM …
アルピコホールディングス(297A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月21日)IPO新規上場承認発表された4社のうちの3社目となり …
GVA TECH(298A)の上場日は2024年12月26日(木)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。
GVA TECH(298A)のIPO(新規上場)情報
設立:2017年1月4日
業種:情報・通信業
事業の内容:リーガルテックサービスの開発・提供
上場市場 | 東証スタンダード |
コード | 298A |
名称 | GVA TECH(ジーヴァ テック) |
公募株数 | 800,000株 |
売出し株数 | 335,100株 |
オーバーアロットメント | 170,200株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 |
IPO引受幹事証券 | あかつき証券 岩井コスモ証券 SBI証券 岡三証券 極東証券 東海東京証券 東洋証券 松井証券(前受け金不要) マネックス証券(100%完全抽選) 楽天証券(100%完全抽選) |
IPO発表日 | 11月21日(木) |
上場日 | 12月26日(木) |
仮条件決定日 | 12月6日(金) |
ブック・ビルディング期間 | 12月10日(火)~12月16日(月) |
公開価格決定日 | 12月17日(火) |
IPO申し込み期間 | 12月18日(水)~12月23日(月) |
上場時発行済株式総数 | 4,620,498株 |
時価総額 | 36.5億円 |
吸収金額 | 10.3億円 |
想定価格 | 790円(79,000円必要) |
そしてこのGVA TECH(298A)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンラインがIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。
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GVA TECH(298A)のIPO(新規上場)事業内容等
GVA TECH(298A)はリーガルテック事業の単一セグメントで、リーガルテック事業として、主に法務部門や法律事務所向けに法務業務のDXを推進する「Legal Tech SaaS事業」及び社内に法務機能が無いようなスタートアップ企業や中小企業でも簡単に登記手続きが行える「登記事業」の2つのサービス群を主要なサービス群として提供しております。
LegalTech SaaS事業として、全社を支える法務OS「OLGA」を、SaaS型のクラウドサービスとして自社開発し、提供しております。「OLGA」は「AI法務アシスタント」「法務データ基盤」「AI契約レビュー」「契約管理」の4つのモジュールから構成されており、法務部門の業務におけるデータベース構築・ナレッジ活用・リスクの可視化・円滑な事業部門側とのコミュニケーションを通じて、組織全体の工数削減と業務クオリティ向上を最大限に支援します。
登記サービスのサービス群として、商業登記における変更申請の書類を簡単に作成することができる「GVA法人登記」、法人の履歴事項全部証明書などを簡単に請求できる「GVA登記簿取得」を提供しております。数多くある法的な手続き書類の対応に時間や費用等のリソースが十分にない企業に対して、手続き書類を簡単に・安く・早く作成することができるWebサービスとなります。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額 569,440千円については第三者割当増資の手取概算額上限123,701千円と合わせた、手取概算額合計上限693,141千円については、①運転資金として274,578千円(2025年12月期:133,940千円、2026年12月期:86,224千円、2027年12月期以降:54,414千円)、②広告宣伝費として418,563千円(2025年12月期:232,721千円、2026年12月期:185,842千円)に充当する予定であります。
また、上記調達資金は、具体的な充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用しておく方針であります。
(GVA TECHのIPO目論見書より一部抜粋)
GVA TECH(298A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
GVA TECH(298A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格790円としてオーバーアロットメント含め10.3億円と規模的に東証グロース市場への上場としては10億円超えではあるものの、まだ小型サイズの範囲となり、荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。IPO募集株数は公募株及び売出株(OA含む)合わせて1,305,300株と多くはありません。
上述の通りGVA TECH(298A)の事業内容はリーガルテックサービスの開発・提供ということで、法務部門のある企業向けサービス向けで全社を支える法務オペレーティングシステム「OLGA」や、スタートアップから中小企業向けの商業・会社変更登記申請オンライン支援サービス「GVA法人登記」、すべての法人から個人向けの登記簿謄本取得サービス「GVA登記簿取得」、フリーランスからスタートアップ向けのAI秘密保持契約書チェックサービス「GVA NDAチェック」などを主にSaaS型のクラウドサービスで提供しています。
将来性のある企業ということで、GVA TECH(298A)の株主の中にはベンチャーキャピタルや投資ファンドの保有株が大量にありますが、そのほとんどは解除価格無しで180日間の任意ロックアップ及び6カ月間継続所有確約の制度ロックアップの対象になっているため、上場時の大きな売り圧力はありません。
GVA TECH(298A)は「OLGA」や「GVA法人登記」を始めとする法務関連業務を複数のクラウド型サービスを提供しており、新規性や独自性もあり、事業としては面白そうですが、業績は売上はグロースらしく綺麗な右肩上がりで好調に伸ばしているものの、収益は真逆で右肩下がりで今もなお赤字拡大中となっています。同日付けで2024年12月期の業績予想も出されていますが、大幅な赤字予想となっています。
ここ数年の投資家の赤字企業に対する見方は厳しく、人気業態であっても宇宙ベンチャーのような旬な銘柄でない限りは初値買いが入らないケースが続いています。公開規模はIPO想定価格(790円)ベースで10.3億円と軽量案件となりますが過度な期待は禁物かもしれません。ひとまずの初値評価はC級評価といったところでしょうか。
まだ年末IPOラッシュが出揃っておらず、今日以降も多くのIPO案件が出て来ることが予想されます。スケジュールが過密になればなるほど初値買い資金が分散されるため、好スタートとなりにくい可能性はありますが、とりあえず現時点の管理人の個人的なこのGVA TECH(298A)のIPO参加スタンスは参加の方向で考える予定です。
GVA TECH(298A)のIPO(新規上場)業績等
GVA TECH(298A)のIPO経営指標
GVA TECH(298A)のIPO売上高及び経常損失
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