昨年度はサブプライム問題に端を発した金融危機のせいでIPO数が
激減したという事はIPO界なら誰もがご存知の事でしょう。
しかし、それと同時に私自身全く着眼点では無かったベンチャー
キャピタルの投資額、投資社数も激減しているようです。
(ベンチャーキャピタルを以下VCと表記)
私のような初値売却IPOゲッターにとってVCは脅威という他
ありませんでした。
しかし、一方で見方を変えるとVCが資金を投資する事により
新興企業が新規上場するという事実をすっかり忘れていました。
そしてある報道によればVCが投資先を新興企業から海外企業や
大手企業に変更を行いつつあるそうです。
VCの収益は「投資した新興企業の株式公開後の株式決済による
利益回収、その回収した資金を次の新興企業へ投資」とおおむね
このような流れで収益を得ています。
その仕組みを考えると、昨年度はほとんど収益を得ていないと
いう事になるでしょう。となると当然VCも何かしら戦略を立て直す
必要があるのは言うまでもありません。
VCが新興企業への投資を控えると必然的に新興企業の上場も
減るでしょう。新興企業の上場が減ると・・・
考えると怖いですね。
今年はさらなるIPO氷河期が訪れそうです。
この記事がお役に立ちましたらワンクリック応援をお願い致します。
ワンクリック応援はコチラです ⇒ IPOブログ
よろしくお願い致します ⇒ IPOブログ
深刻なベンチャーキャピタル問題
- 公開日: