カドス・コーポレーション(211A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,850円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

カドス・コーポレーション(211A)の上場日とIPO申込期間

カドス・コーポレーション(211A)の上場日は2024年7月18日(木)単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場ですが、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。

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このカドス・コーポレーション(211A)のIPO申し込み期間は7月2日(火)~7月8日(月)となっており、IPO閑散期で他IPO案件とのIPO申し込み期間被りも無いため、資金管理(資金移動)などを意識する必要はありませんが、申し込み忘れにはご注意下さい。

カドス・コーポレーション(211A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

カドス・コーポレーション(211A)IPO(新規上場)初値予想

カドス・コーポレーション(211A)のIPO想定価格は2,850円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

なお、このカドス・コーポレーション(211A)のIPO仮条件は来週7月1日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

カドス・コーポレーション(211A)の事業内容

カドス・コーポレーション(211A)の事業内容は土地活用の提案から設計・施工までトータルプロデュースすることにより、流通店舗の建築工事を受注する建設事業及び当該店舗等をテナント企業に賃貸する不動産事業ということで、山口県や広島県を中心に業界のプロが土地活用から設計施工までをトータルにプロデュースしています。

カドス・コーポレーション(211A)IPO事業概要

このカドス・コーポレーション(211A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

カドス・コーポレーション(211A)のブルベア要素とIPO参加スタンス

カドス・コーポレーション(211A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,850円としてオーバーアロットメント含め14.0億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては10億円超えではあるものの、まだ小型サイズの範囲となり荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。

IPO募集株数は公募株及び売り出し株(OA含む)合わせて494,500株と少なく、IPO主幹事は店頭型証券(SMBC日興証券)となるため、IPO株の当選確度は低そうです。

そして今回もこのカドス・コーポレーション(211A)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては業績が売上収益とも横ばいながらも堅調に推移しており、株主の中にベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株も無く、既存株主にはロックアップも掛かっているため、上場時の余計な売り圧力はありません。

株価設定には割安感もあり、公開規模もIPO想定価格(2,850円)ベースで14.0億円と荷もたれ感も無く、上場日は7月18日(木)単独上場となる上に前後にも一定のIPO空白期間が生じることから需給面での不安は乏しいです。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としてはセクターが建設業で事業内容も地方(山口県や広島県)中心の建設業及び不動産事業、上場市場は東証スタンダード市場と、IPO市場では地味で人気化しにくい内容となります。業績は安定しているものの規模は少なく、成長性もあまり感じられません。

6月20日(木)上場のPostPrime(198A)の連続ストップ高の影響からかIPO市場にもやや活気が戻っているような雰囲気も感じますが、元気満々とは言い難い状況です。上場日(7月18日)までまだ3週間以上ありますが、個人的に今の状況では参加する理由が見つかりません。よって現時点の管理人のIPO参加スタンスはやはりIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からの申し込み以外はスルーとなりそうです。

カドス・コーポレーション(211A)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのカドス・コーポレーション(211A)のIPO株(公募株及び売り出し株)4,300枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
SMBC日興証券主幹事3,870枚90.0%
野村證券215枚5.0%
大和証券86枚2.0%
SBI証券43枚1.0%
東海東京証券43枚1.0%
ひろぎん証券43枚1.0%
大和コネクト証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が645枚あります。

積極的にこのカドス・コーポレーション(211A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSMBC日興証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の少ない店頭型証券が多く、抽選割合の多いネット証券もSBI証券しかなく、二桁レベルの持ち分しか無いため狙うには厳しい数字となりそうです。

カドス・コーポレーション(211A)のIPO仮条件決定

カドス・コーポレーション(211A)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:2,850円
IPO仮条件:2,850円~2,900円

IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は14.0億円~14.3億円となりました。

尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記はありませんでした。

カドス・コーポレーション(211A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

カドス・コーポレーション(211A)の第二弾初値予想が発表されたようです。

2,800円~3,200円

IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時と同値の初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価で変更無し、IPO参加スタンスについても当初の予定通りIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からの申し込み以外はスルーで変更ありません。

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