南海化学(4040)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,660円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
南海化学(4040)の上場日とIPO申込期間
南海化学(4040)の上場日は2023年4月20日(木)で単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。
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この南海化学(4040)のIPO申し込み期間は4月5日(水)~4月11日(火)となっており、まだ4月IPOのちょっとしたIPO申し込みラッシュが続いていることから、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りがありますので、資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
南海化学(4040)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
南海化学(4040)のIPO想定価格は1,660円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、この南海化学(4040)のIPO仮条件は週明け4月4日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
南海化学(4040)の事業内容
南海化学(4040)の事業内容は化学工業薬品、農薬、医薬部外品及び食品添加物の製造・販売、産業廃棄物の収集、運搬及び中間処理に関する事業、並びに、塩の製造、加工、販売に関する事業ということで、1906年の南海硫肥株式会社として創業以来、各種工業化学製品の製造メーカーとして事業を行っている基礎化学品製造のパイオニアとなります。
この南海化学(4040)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
南海化学(4040)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(3月16日)もまたIPO新規上場承認発表が1社あり、これで4月は8社目となりました …
南海化学(4040)のブルベア要素とIPO参加スタンス
南海化学(4040)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,660円としてオーバーアロットメント含め11.9億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて6,263枚と少ないため、当選確度は低めとなりそうです。
そして今回もこの南海化学(4040)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては創業120年以上という老舗企業で社会的信頼度があり、既存株主構成は取引先が多くベンチャーキャピタル(投資ファンド)は不在、株価設定に割安感があり、公開規模もIPO想定価格(1,660円)ベースで11.9億円と軽量サイズ。上場日も4月20日(木)で単独上場と需給面での不安はありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては事業内容が基礎化学品メーカーで化学セクター、東証スタンダード市場への上場とIPO的には地味な印象、創業120年の老舗企業となることからさすがに成熟感もあり成長イメージも抱きにくいため、さすがに初値高騰は厳しそうです。
初値高騰は考えにくいものの、この規模であれば公募割れも考えにくく初値は堅調スタートとなりそうです。過度な不安は必要無さそうですが、市況が悪ければ見向きもされないような雰囲気も感じるため、とりあえず現時点での管理人の個人的なこの南海化学(4040)のIPO参加スタンスは中立で、今後のIPO地合いを見ながら決めて行きたいと思います。
南海化学(4040)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこの南海化学(4040)のIPO株(公募株及び売り出し株)6,263枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 5,636枚 | 90.0% |
野村證券(前受け金不要) | 188枚 | 3.0% |
SBI証券 | 125枚 | 2.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 63枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 63枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 63枚 | 1.0% |
岡三証券 | 63枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 31枚 | 0.5% |
あかつき証券 | 31枚 | 0.5% |
岡三オンライン(委託幹事決定) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が939枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであればIPO主幹事となるSMBC日興証券は外せません。もちろん他平幹事でのIPO当選を狙いに行っても良いかとは思いますが、元々のIPO株数が少ないため割り当て株数的にはなかなか厳しい結果となりそうです。
そしていつも申し上げておりますようにSMBC日興証券はIPO当選後にキャンセルした場合は1カ月間IPOに申し込めなくなるというペナルティが課せられるため注意が必要です。とりあえず申し込んでおいて、当選してから考えるという安易な申し込みは避けた方が賢明かと思います。
南海化学(4040)のIPO仮条件決定
南海化学(4040)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,660円
IPO仮条件:1,660円~1,740円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は11.9億円~12.5億円となりました。
南海化学(4040)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
南海化学(4040)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,800円~2,000円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾よりも上限はそのままで下限のみ上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについては最近のIPO地合いを鑑みると一部参加(SMBC日興証券+SBI証券)でも良いかと考えています。
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