ジーデップ・アドバンス(5885)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(4,170円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

ジーデップ・アドバンス(5885)の上場日とIPO申込期間

ジーデップ・アドバンス(5885)の上場日は2023年6月30日(金)で、クラダシ(5884)ノバレーゼ(9160)3社同日上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。

このジーデップ・アドバンス(5885)のIPO申し込み期間は6月14日(水)~6月20日(火)となっており、いよいよ6月のIPO申し込みラッシュも後半戦に入ったものの、まだ他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社ありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。

ジーデップ・アドバンス(5885)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

ジーデップ・アドバンス(5885)のIPO(新規上場)初値予想

ジーデップ・アドバンス(5885)のIPO想定価格は4,170円となっているため、現時点では公募価格の1.4倍~1.9倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや弱めC級評価に設定させて頂いております。

なお、このジーデップ・アドバンス(5885)のIPO仮条件は来週6月12日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

ジーデップ・アドバンス(5885)の事業内容

ジーデップ・アドバンス(5885)の事業内容はAI学習など高度な処理を可能とするハードウェア等の販売事業ということで、研究開発や各インダストリアルの現場での幅広い活用を目的にGPU(画像処理装置)や事業の立ち上げや成長を促進するアクセラレーターに特化した総合ソリューションを提供しています。

ジーデップ・アドバンス(5885)IPOソリューション提供フロー

このジーデップ・アドバンス(5885)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

ジーデップ・アドバンス(5885)のブルベア要素とIPO参加スタンス

ジーデップ・アドバンス(5885)の市場からの吸収金額はIPO想定価格4,170円としてオーバーアロットメント含め19.1億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数はやや値ガサ株となるため、公募株及び売り出し株合わせて4,000枚と少ないため、IPOの当選確度は低めとなりそうです。

そして今回もこのジーデップ・アドバンス(5885)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がAI学習など高度な処理を可能とするハードウェア等の販売事業と、やや専門色が強いものの、取引先には大手企業や官公庁なども入っていることから安心感もあり、目論見書にはAI(人工知能)やビッグデータなどのIPO人気ワードもしっかり入っています。

5月末に時価総額が1兆ドルを超え、史上8社目と話題になっていた米国NVIDIA社の国内初の最上位パートナーにもなっており、その関連性から話題も呼びそうです。業績は売上収益ともに堅調に推移しており、ベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株も無く、既存株主にも解除価格無しロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力もありません。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模はIPO想定価格(4,170円)ベースで19.1億円とやや荷もたれ感のある水準で、セクターは卸売業で、上場市場は東証スタンダード市場と、成熟イメージの強い業種と上場市場となります。

上場日も6月30日(金)でIPOラッシュ終盤戦となる上にクラダシ(5884)とノバレーゼ(9160)と3社同日上場、連日の上場劇から来る買い疲れや同日上場による資金分散の影響も出やすくなります。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
ジーデップ・アドバンス19.1億円東証スタンダードみずほ証券
クラダシ18.9億円東証グロース大和証券
ノバレーゼ71.3億円東証スタンダード野村證券

IPO想定価格ベースではありますが、単価も4,170円と値ガサとなっているため、化ければ少しの上昇でも利益が大きくなります。もちろん逆もしかりですが。とはいえ、よほど地合いが崩れていない限り公募割れする可能性は低く、初値は堅調スタートすると見ているため、管理人の個人的なこのジーデップ・アドバンス(5885)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極参加で考えています。

ジーデップ・アドバンス(5885)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのジーデップ・アドバンス(5885)のIPO株(公募株及び売り出し株)4,000枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
みずほ証券(主幹事3,200枚80.0%
野村證券(前受け金不要400枚10.0%
岡三証券100枚2.5%
マネックス証券100%完全抽選100枚2.5%
松井証券前受け金不要40枚1.0%
楽天証券100%完全抽選40枚1.0%
極東証券40枚1.0%
あかつき証券40枚1.0%
SBI証券40枚1.0%
岡三オンライン委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が600枚あります。

積極的にジーデップ・アドバンス(5885)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるみずほ証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券(マネックス証券松井証券楽天証券SBI証券)もしっかり入っていますが、マネックス証券以外は50枚にも満たない数字となっており厳しそうです。

値ガサ株ということでSBI証券IPOチャレンジポイント使用をと考えられている方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は下位証券となっており、さすがにこの持ち分となるとかなりの高ポイントが必要となりそうです。

ジーデップ・アドバンス(5885)のIPO仮条件決定

ジーデップ・アドバンス(5885)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:4,170円
IPO仮条件:4,170円~4,510円

IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は19.1億円~20.7億円となりました。

ジーデップ・アドバンス(5885)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

ジーデップ・アドバンス(5885)の第二弾初値予想が発表されたようです。

6,800円~7,200円

IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも下限は上ブレで上限は下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価からB級評価に格上げとさせて頂き、IPO参加スタンスについては引き続き積極参加で変更はありません。

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