Earth Technology Group(9333)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,960円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
Earth Technology Group(9333)の上場日とIPO申込期間
Earth Technology Group(9333)の上場日は2023年10月6日(金)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
このEarth Technology Group(9333)のIPO申し込み期間は9月21日(木)~9月26日(火)となっており、時期的にはまだIPO申し込みラッシュ期間中となるため、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社ありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
Earth Technology Group(9333)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
Earth Technology Group(9333)のIPO想定価格は1,960円となっているため、現時点では公募価格の0.8倍~1.0倍程度の初値形成になるのではないかと、公募割れも視野に入った弱めE級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想については弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このEarth Technology Group(9333)のIPO仮条件は明後日9月20日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
Earth Technology Group(9333)の事業内容
Earth Technology Group(9333)の事業内容はバイリンガルエンジニアによるIT総合サービス及びクラウドシステムのトータルソリューションサービスを行う事業会社の経営支援を行う純粋持株会社ということで、自ら事業を行わない純粋持株会社としてグループ会社の経営戦略の策定及びグループ会社の経営指導等を行っています。
このEarth Technology Group(9333)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
Earth Technology Group(9333)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(9月1日)はIPO新規上場承認発表が1社ありま …
Earth Technology Group(9333)のブルベア要素とIPO参加スタンス
Earth Technology Group(9333)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,960円としてオーバーアロットメント含め68.5億円と規模的に東証グロース市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感のある水準となります。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて30,404枚と多めにありますが、簡易型のグローバルオファリングで、海外投資家への販売もあり、IPO主幹事はマンモス野村となるため、IPO当選の可能性はそれほど高くないと思われます。
そして今回もこのEarth Technology Group(9333)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としてはバイリンガルエンジニア(2カ国語可能なエンジニア)によるIT人材派遣と時流に乗った事業を展開しており、IPO市場では人気化しやすい業績堅調のIT関連となります。
公開規模はIPO想定価格(1,960円)ベースで68.5億円と荷もたれ感があるものの、簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売があるため、海外投資家への配分割合次第では国内分としては多少軽くなる余地があります。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては初値苦戦続きのオファリング・レシオ高め(75.2%)の投資ファンド(Sunrise Capital)の出口(イグジット)案件となります。
ちょうど9月12日(火)上場のライズ・コンサルティング・グループ(9168)もSunrise Capitalの出口(イグジット)案件で、公募割れこそしなかったものの公募同値での着地となっています。しかも何かしら得体の知れない買い支えが無理やり公募同値に持って行った感が強く、今回も同様のことが起きるとは限りません。
いずれにしてもこの手の投資ファンドの出口(イグジット)案件はよほど地合いに恵まれない限り好スタートにはなりにくいと考えているため、管理人の個人的なこのEarth Technology Group(9333)のIPO参加スタンスは当初の予定通りスルーで、IPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券のみの参加にする予定です。
Earth Technology Group(9333)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのEarth Technology Group(9333)のIPO株(公募株及び売り出し株)30,404枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮しておりません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 28,884枚 | 95.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 456枚 | 1.5% |
岩井コスモ証券 | 456枚 | 1.5% |
SMBC日興証券 | 152枚 | 0.5% |
SBI証券 | 152枚 | 0.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 152枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 152枚 | 0.5% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が4,560枚あります。
積極的にこのEarth Technology Group(9333)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる野村證券からのIPO申し込みは外せません。抽選割合の少ない店頭系証券の持ち分は二桁レベルしかありませんが、抽選割合の多いネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券)は一応三桁レベルの持ち分があるため、当選するしないは別として狙えない数字では無さそうです。
Earth Technology Group(9333)のIPO仮条件決定
Earth Technology Group(9333)のIPO仮条件が決まり次第ココに追記致します。
Earth Technology Group(9333)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
Earth Technology Group(9333)の第二弾初値予想が発表され次第ココに追記致します。
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