早稲田学習研究会(5869)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(910円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
早稲田学習研究会(5869)の上場日とIPO申込期間
早稲田学習研究会(5869)の上場日は2023年12月22日(金)~12月28日(木)で、最短日程(12月22日)で決まればヒューマンテクノロジーズ(5621)と2社同日上場となります。上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
この早稲田学習研究会(5869)のIPO申し込み期間は最短12月6日(水)~最長12月18日(月)となっており、年末IPOラッシュ分の申し込み期間中となっているため、他IPO案件と複数社のIPO申し込み期間被りがあるため、資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
それと早稲田学習研究会(5869)のIPO申し込み期限は最長12月18日(月)までとなっていますが、IPO新ルール「IPOにおける公開価格の設定プロセスの変更」適用銘柄となるため、IPO申し込み期限が最短で12月12日(火)までと前倒しで短縮される可能性がある点も注意が必要です。
早稲田学習研究会(5869)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
早稲田学習研究会(5869)のIPO想定価格は910円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、この早稲田学習研究会(5869)のIPO仮条件は12月4日(月)~12月8日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
早稲田学習研究会(5869)の事業内容
早稲田学習研究会(5869)の事業内容は小学生・中学生・高校生を対象とする学習塾事業の経営ということで、小学生及び中学生を対象とした教育事業「ゼミ部門」、高校生を対象とした教育事業「ハイ部門」、個別指導を対象とした教育事業「ファースト個別部門」を群馬県・栃木県・埼玉県・東京都の関東4都県で事業展開しています。
この早稲田学習研究会(5869)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
早稲田学習研究会(5869)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月20日)はIPO新規上場承認発表が1社ありました。IPO新ルール適用 …
早稲田学習研究会(5869)のブルベア要素とIPO参加スタンス
早稲田学習研究会(5869)の市場からの吸収金額はIPO想定価格910円としてオーバーアロットメント含め35.6億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて34,106枚と多めにあり、海外投資家への販売もありませんが、IPO主幹事はマンモス野村で200株1セット配分となっていることから、IPO株の当選確率はそれほど高くないかもしれません。
そして今回もこの早稲田学習研究会(5869)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が小学生・中学生・高校生を対象とする学習塾事業の経営ということで、IPO市場では地味で人気化しにくい業態となりますが、株価設定は競合他社と比較すると割安感があり、予想配当利回りも5.7%と高めです。
株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存株主にはロックアップが掛かっているため、上場時の募集株以外の余計な売り圧力はありません。IPO主幹事も営業力に定評のある野村證券となっていることから安心感もあります。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては海外投資家への販売無しで公開規模がIPO想定価格(910円)ベースで35.6億円と大きく、初値買い資金の入りにくい今の冷え込んだIPO市場では需給不安が大きいです。
募集株の内訳を見ても公募株150,000株に対して売り出し株は3,260,600株で売り出し比率はおよそ21.7倍となり、売り出し株の放出人は創業者で筆頭株主の代表取締役会長(吉原俊夫氏)が保有株の59.0%を売り出すことになることから換金色があります。
いよいよ年末IPOラッシュ終盤戦となってくるため、募集株も多いことから当選目当てで申し込んでみたくはなりますが、中身を見るとやはり初値は厳しいスタートになるのではないかと考えられます。IPO地合いが回復傾向にあれば申し込む可能性もありますが、現時点ではやはりスルーの可能性が高いです。
早稲田学習研究会(5869)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこの早稲田学習研究会(5869)のIPO株(公募株及び売り出し株)34,106枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 32,398枚 | 95.0% |
SMBC日興証券 | 341枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 341枚 | 1.0% |
大和証券 | 171枚 | 0.5% |
極東証券 | 171枚 | 0.5% |
SBI証券 | 171枚 | 0.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 171枚 | 0.5% |
岡三証券 | 171枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 171枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が5,115枚あります。
積極的にこの早稲田学習研究会(5869)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる野村證券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券も3社(SBI証券、楽天証券、松井証券)入っており、いずれも三桁レベルの持ち分があるため、確率は低いものの、狙えないレベルの数字ではありません。
早稲田学習研究会(5869)のIPO仮条件決定
早稲田学習研究会(5869)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:910円
IPO仮条件:910円~970円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は35.6億円~38.0億円となりました。
早稲田学習研究会(5869)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
早稲田学習研究会(5869)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,000円~1,100円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてはこれまたズルいやり方ではありますが、IPO当選後のキャンセルの可能性も加味した上での一部参加で行く予定です。
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