GO(ゴー・581A)のIPO(新規上場)が承認されました。上場日は6月16日(火)、上場市場は東証グロース、主幹事は野村證券ゴールドマン・サックス証券BofA証券大和証券の共同主幹事です。当記事では、初値予想をはじめ、仮条件、公開価格、抽選結果、初値結果まで、判明した情報を上場日まで随時追記していきます。

このIPOの注目点:タクシーアプリ「GO(ゴー)」の高い認知度と、国内外合計で大きい売出規模のバランスです。
初値の見方:成長性と黒字化は評価材料ですが、売出中心かつ大型案件のため、需給面では上値を抑える要素があります。
参加判断の軸:事業の知名度だけでなく、吸収金額の大きさと仮条件の水準を確認したうえで判断したいIPOです。

GO(ゴー・581A)のIPO基本情報

GO(581A)IPO上場承認と初値予想

IPO基本情報
上場市場 東証グロース
証券コード 581A
会社名 GO(ゴー)
設立年月日 1977年8月17日
業種 情報・通信業
事業の内容 配車システム提供等モビリティ関連事業
公募株数 0株
売出株数 36,936,900株
(国内売出株式数:12,647,100株8,598,800株
(海外売出株式数:24,289,800株28,338,100株
OA売出 3,546,000株
海外募集 あり(グローバルオファリング)
IPO承認日 5月14日(木)
上場日 6月16日(火)
仮条件決定日 6月1日(月)
BB期間 6月2日(火)~6月5日(金)
公開価格決定日 6月8日(月)
購入申込期間 6月9日(火)~6月12日(金)
発行済株式数 77,679,600 株
時価総額 1,825.4億円
吸収金額 951.3億円(国内:380.5億円)
想定価格 2,350円
IPO幹事証券・配分数
幹事証券名 配分数 配分割合
野村證券(主幹事 50,835枚 59.1%
ゴールドマン・S証券(主幹事 5,216枚 6.1%
BofA証券(主幹事 5,216枚 6.1%
大和証券(主幹事 11,740枚 13.6%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 6,196枚 7.2%
SBI証券 5,789枚 6.7%
SMBC日興証券 400枚 0.5%
みずほ証券 400枚 0.5%
岩井コスモ証券 196枚 0.2%
大和コネクト証券(委託 ?枚 ?%
三菱UFJ eスマート証券委託 ?枚 ?%


IPO一次情報

GO(581A)のIPO(新規上場)に関する有価証券届出書に基づき、一次情報から読み取れる需給、事業、収益、および市場での評価について分析を行います。本記事は届出書提出時点の想定発行価格2,350円を前提とし、公開されたデータに基づき構成しています。

需給の全体像

GO(581A)は、2026年6月16日に東証グロース市場へ上場予定です。想定売出価格は2,350円、主幹事は野村證券、ゴールドマン・サックス証券、BofA証券、大和証券です。公募株はなく、国内売出しは12,647,100株、海外売出しは24,289,800株、オーバーアロットメントは3,546,000株となっています。国内売出しとOAを合わせた吸収金額は約380.5億円、海外売出しを含むグローバル・オファリングではOA含む約951.3億円となり、グロース市場のIPOとしてはかなり大きい規模です。

想定時価総額は、発行済株式数77,679,600株と想定売出価格2,350円を基準にすると約1,825.4億円です。公開株は売出し中心で、既存株主の換金色が強い構成となります。一方で、OAに関連する第三者割当増資が実施された場合、手取概算額上限は約78.7億円となり、自動運転タクシー関連の研究開発資金やM&A・投資資金に充当される予定です。

ロックアップは主要株主に180日、貸株人である日本交通ホールディングスには360日が設定される予定です。株主には日本交通ホールディングス、ディー・エヌ・エー、NTTドコモ、トヨタ自動車、グローバルグロースホールディングスツーなどが並びます。上場時の売出しは大きいものの、主要株主に一定のロックアップがある点は需給面の下支え材料です。

事業の見え方

同社はタクシーアプリ「GO」を中心に、アプリ配車、GO PREMIUM、GO BUSINESS、決済、広告、端末、タクシーチケットなどを展開しています。2025年5月期の売上構成は、アプリ配車が43.2%、タクシー関連サービスが43.5%、その他が13.3%です。主力のGO事業だけでなく、決済や広告などの周辺サービスを組み合わせて収益化している点が特徴です。

2025年12月時点で「GO」が利用可能なタクシー台数は約85,000台、累計ダウンロード数は2026年2月時点で3,500万、GO BUSINESSの契約件数は2026年3月時点で15,000件超とされています。タクシー配車アプリとしての認知度は高く、利用基盤の広がりは評価できます。一方で、タクシー事業者やドライバーの供給制約、競合アプリ、ライドシェアを含む規制変更の影響はリスクとして見ておく必要があります。

成長領域としては、自動運転タクシー、EVタクシー関連、物流領域なども掲げています。ただし、これらは中長期の事業拡大要素であり、短期的な初値評価では、既存のGO事業の収益力と上場時の需給の方が重要になりそうです。

収益面

業績面では、2025年5月期の連結売上高は31,434百万円、経常利益は2,632百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2,000百万円です。2026年5月期第3四半期累計では、売上高30,095百万円、経常利益5,481百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益5,825百万円となっており、利益水準は大きく改善しています。

第3四半期累計で、GO事業の売上高は27,215百万円、セグメント利益は10,954百万円です。アプリ配車の実車数や1実車当たり平均売上高が伸びていることが収益改善につながっています。過去にはマーケティング投資で赤字を計上していた時期がありますが、足元では黒字化が確認できます。

ただし、今後も広告宣伝費、研究開発費、人件費、自動運転関連投資などが増える可能性があります。成長投資を続ける会社であるため、利益率が常に安定して拡大するとは見ない方がよさそうです。

初値予想

GO(581A)のIPOは、事業の認知度、売上成長、黒字化という点では評価しやすい案件です。タクシーアプリ「GO」は一般利用者にも知られており、法人向けや決済、広告など周辺収益も持っているため、単なるアプリ配車だけの会社とは見にくい内容です。

一方で、需給面は軽くありません。公募なしの売出し中心で、国内OA含む約380.5億円、海外売出しを含むOA込みでは約951.3億円の規模となります。グロース市場のIPOとしては大型で、初値が大きく跳ねるには相応の買い需要が必要です。既存株主の出口色が強い点も、初値評価では慎重に見たい材料です。

初値評価は中立、想定発行価格2,350円を基準とした初値予想は2,500円~2,900円程度とします。評価区分ではD級を想定します。需給面では大型売出しが重く、事業面では高い認知度と成長性が支えとなり、地合い面では大型グロース案件として市場全体のリスク許容度に左右されやすいと考えます。

参加スタンスは、参加を検討できる水準です。ただし、仮条件が強気に上振れた場合は、吸収金額とバリュエーションを再確認したうえで判断したいIPOです。

AI診断 vs 読者予想!IPO投資家の相場観をチェック!

GO(581A)のAI予想は「D級」判定です。
IPO投資家の皆さんの「直感ランク」を教えてください!
(投票するとリアルタイムの集計結果が表示されます)

📢 【期間限定】公開から72時間以内の最新IPO情報

  • 現在、公開から72時間以内の新しい記事はありません。

※投稿から72時間経過すると閲覧制限がかかる場合があります。

GO(ゴー・581A)のIPO初値予想:第1弾

2,800円~3,500円

仮条件価格

2,350円~2,400円
(上限突破なし)

公開規模:951.3億円~971.5億円(国内:285.4億円~291.4億円)

国内売出株式数:12,647,100株8,598,800株
海外売出株式数:24,289,800株28,338,100株

GO(ゴー・581A)のIPO初値予想:第2弾

2,800円~3,200円

仮条件決定後のAI診断

GO(ゴー・581A)の仮条件は2,350円~2,400円に決定した。想定価格2,350円を下限に、上限を50円だけ上乗せした形で、仮条件評価は「中立やや強め」と見る。極端な上振れではないものの、国内売出しが8,598,800株へ減り、海外売出しが28,338,100株へ増えた点は、需給面では一定の支えになる。海外配分が厚くなったことで、国内の個人投資家向けの売出株数は当初より少なくなり、国内需給だけを見ると軽くなった。

仮条件上限2,400円ベースの吸収金額は、国内売出しとOAを合わせて約291.4億円、海外売出しを含むグローバル全体ではOA含む約971.5億円となる。グロース市場のIPOとしては依然として大型で、需給が軽い案件ではない。ただ、国内分が縮小し、海外分に振り向けられたことで、国内初値形成への直接的な売り圧力は当初想定より抑えられる。売出主体は既存株主であり、出口性は残るが、主要株主にはロックアップもあり、短期の需給だけで一方的に弱いとは見にくい。

資本政策では公募株はなく、会社への直接的な資金流入はOAに関連する第三者割当増資が実施された場合に限られる。調達資金は自動運転タクシー関連の研究開発や、タクシー・物流関連企業への投資資金に充当予定で、成長投資としては理解できる。一方で、自動運転や新規領域への投資は、短期利益を押し上げる材料ではなく、費用先行になりやすい点は中期目線で見ておきたい。

事業面では、タクシーアプリ「GO」を中心に、法人向け、決済、広告、端末、タクシーチケットまで収益源を広げている点が強みとなる。アプリ配車の浸透余地も残っており、国内モビリティDXという見方はしやすい。ただし、国内タクシー市場を主戦場とするため、成長余地はタクシー台数、ドライバー不足、規制環境に左右される。人的依存というより、供給側の制約リスクが成長スピードを抑える可能性がある。

短期評価では、知名度、黒字化、海外配分増加、国内売出し減少が支援材料になる。中期評価では、国内専業に近い事業構造、規制業種であること、競合アプリやライドシェア議論、自動運転投資の不確実性を冷静に見る必要がある。IPO地合いは強いとは言い切れず、大型グロース案件には慎重な資金も出やすい。ポジティブ材料の知名度は大きいが、知名度だけで吸収金額の重さを完全に消せるわけではない。

初値予想は、公開価格が仮条件上限の2,400円で決まる前提で、2,800円~3,200円程度とする。上限要因は、国内売出し減少、海外配分増加、事業認知度、足元の黒字化と成長性。下限要因は、グローバルで約971.5億円の規模、公募なしの売出し中心、規制業種としての成長制約、グロース市場の地合い不安となる。評価はB級寄りのC級上位、参加スタンスは「参加を検討できる水準」とする。

公開価格

2,400円
(上限決定)

引受価格:2,268.00円
公開規模:971.5億円(国内:291.4億円)

<国内海外販売数>
国内売出株式数:8,598,800株
海外売出株式数:28,338,100株
OA含む総株数(40,482,900株)に対する海外販売配分率:70.0%

<当該ブックビルディングの特徴>
①申告された総需要株式数は、売出株式数を十分に上回る状況であったこと。
②申告された総需要件数が多数にわたっていたこと。
③申告された需要の価格毎の分布状況は、仮条件の上限価格に集中していたこと。

IPO抽選結果

当選×3

GO(581A)IPO当選三菱UFJ

GO(581A)IPO当選SBI証券

GO(581A)IPO当選大和

上記以外にも複数の証券会社で補欠当選が出ているほか、後期抽選型の証券会社も残っているため、追加の当選にも期待したいところです。

今回、野村證券では「当選」または「補欠当選」のみで、「落選」がないというウワサもありますが、実際のところはどうなんでしょうかね。

GO(ゴー・581A)のIPO初値予想:第3弾

2,800円~3,200円

ℹ️これより下の情報は、判明次第追記いたします。

直前初値予想

上場日前日に追記します。

上場日の気配運用

上場日前日に追記します。

GO(ゴー・581A)のIPO初値結果

初値形成後に追記します。