JRC(6224)IPO新規上場初値が付きましたので、簡単ではありますが、ご紹介させて頂きたいと思います。ただ結論から申し上げますと、残念ながら市場のコンセンサス通り公募割れスタートとなってしまいました。

JRC(6224)のIPO初値結果

公募価格1,110円
初値価格1,022円(9時09分)
初値売却益-8,800円
初値売買代金8.2億円
初値出来高806,600株
8月9日終値980円

市場開場直前(8時59分)のこのJRC(6224)のフル板の合致点は幹事の引き受け価格となる1,022円(初値売買代金:7.3億円)となっており、そのまま1,022円(初値売買代金:8.2億円)でシンジケートカバー取引ありでの初値形成となりました。公募割れスタートとなったため、残念ながら初値売りで-8,800円の損失となります。

寄り前段階で1,022円にシンジケートカバーと思われる買いが90万株以上は出されていたように思いますが、初値形成時の出来高は806,600株となっているため、どの程度のOA弾を使ったのかはわからず、はっきりとした初値形成時の実需は不明ですが、寄り前気配を見ていた限りではおおよそ1億円~2億円の間かと思われます。

7月は21日(金)上場のナレルグループ(9163)、24日(月)上場のトライト(9164)、28日(金)上場のクオルテック(9165)及びGENDA(9166)とIPO愛好家や短期筋の警戒感が高くなりやすい傾向にある投資ファンドの出口(イグジット)案件4社はすべてが公募割れスタートとなりました。

今回のこのJRC(6224)も投資ファンドの出口(イグジット)案件だったことから、公募割れスタートが市場コンセンサスとなっていましたが、残念ながらコンセンサス通り公募割れスタートとなり、出口(イグジット)案件の公募割れストッパーという役割を果たすことができませんでした。これで7月以降の出口(イグジット)案件は5連敗となります。

JRC(6224)は単独上場となる上に前後にIPO空白期間もありスケジュール面の優位性から多少なりとも資金が集まり、堅調スタートとなるのではないかとの期待もありましたが、逆に夏枯れ相場も手伝ってか、売りが少なかったものの買いも少なく、結果的にはやはり出口(イグジット)案件への投資家の目は厳しかったと言ったところになるでしょうか。

JRC(6224)IPO5分足チャート(2023年8月9日)
JRC(6224)IPO5分足チャート2023.8.9

初値形成後9時23分に高値1,056円を付けたものの、公募価格(1,110円)には届かず、本日の終値は980円で節目となる1,000円を割っており、1日の出来高も3,535,500株しか無く、OA含めた公開株数(7,090,000株)の0.5回転程度しかありません。オーバーアロットメントも使い果たしたと思われ、安値引けとなっていることから、IPO株取得組の戻り待ちもあり、明日以降も上値は重そうです。

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