SMBC日興証券のIPO優遇特典の恩恵を受けるために三井住友銀行を有効活用！？

SMBC日興証券のIPO優遇特典（ダイレクトコース限定IPOステージ別抽選）の恩恵を受けるためには「預り資産残高」か「信用取引建玉金額」のどちらか一方の条件をクリアする必要があります。

正直、管理人はこのSMBC日興証券のIPO優遇特典（ステージ別抽選）についてはお金持ち優遇制度だと思っているので考えは否定的ですが、やはりIPO愛好家として少しでもIPOの当選確率を上げようと思えば微力でもこういった優遇制度を利用しない手はありません。

このIPO優遇特典（ステージ別抽選）は通常抽選の結果、IPOに当選しなかったダイレクトコース限定の方を対象に「預り資産残高」や「信用取引建玉金額」に応じて設定された4つのステージ（下記画像）にてIPOの当選確率が最大25倍になるステージ別抽選が行われ、ステージ別抽選の配分枠は通常抽選とは別で最大5%のIPO配分枠が設けられるという制度です。

SMBC日興証券のIPOステージ判定条件及び抽選票数

上記画像の通りIPO優遇特典（ステージ別抽選）で最大25票となるプラチナステージの恩恵を受けようと思えば毎月5,000万円以上の「預り資産残高」か「信用取引建玉金額」が必要となります。

しかも「預り資産残高」または「信用取引建玉金額」は直近3カ月の月末平均ということになるため、仮に預り資産残高でプラチナステージまで行くためには手元に5,000万円あったとしても3カ月は掛かる計算となります。1億5,000万円あれば単月で達成できますが、いずれにしても普通で考えるとかなりハードルが高い制度となります。

各ステージを維持しようと思えばそのステージ分の資金（ブロンズなら250万円、シルバーなら1,000万円、ゴールドなら3,000万円、プラチナなら5,000万円）が毎月必要なため、よほど資金面で余裕のある方で無い限り、証券口座に預けっぱなしにしておくのは厳しく、基本的に毎月月末月初には「資金移動」という面倒な作業が着いて来ることになるのではないでしょうか。

それでも「預り資産残高」か「信用取引建玉金額」のどちらかでIPO優遇特典（ステージ別抽選）を狙いに行くのであれば、「預り資産残高」は資金があれば経費不要で可能ですが「信用取引建玉金額」になると手数料や金利、貸株料などの経費や最悪は実損が発生しまうかもしれませんので、個人的には「預り資産残高」の方をオススメ致します。

そしてこの「預り資産残高」の方でステージを上げるための資金移動にはちょっとしたコツがあり、SMBC日興証券と三井住友銀行の口座連携サービス「バンク&トレード」を契約をしておけば三井住友銀行の口座残高も預り資産残高として見てくれるため、いちいちSMBC日興証券まで資金を移動する必要はありません。

仮にSBI証券に250万円の資金を預けているとすれば、月末着金になるようにSBI証券から三井住友銀行に250万円を出金するだけでSMBC日興証券の預り資産残高として見てくれます。翌月初になればまた三井住友銀行からSBI証券に戻すだけとなるため、実際にSMBC日興証券に資金を移動すると言うひと手間を省くことができます。これを3カ月続ければブロンズステージ（250万円）が適用されます。

ちなみに三井住友銀行のネットバンクは初期設定で1日1,000万円以上の振り込みができない仕様となっており、たまにプラチナステージ（5,000万円）を獲得したあとSBI証券に5,000万円を戻す際に5日に分けて振り込み手続きを行っている方をお見掛けしますが、三井住友銀行の店頭で手続きをすれば上限を引き上げることが可能です。

上限の限度額は非公開となっていますが、少なくとも5,000万円までは簡単な書類手続きだけで引き上げが可能です。ただしこの初期設定の上限1日1,000万円はセキュリティ面を加味してのことかと思われるため、上限の引き上げは十分ご注意下さい。

そしてまだSMBC日興証券の口座をお持ちでなく、今から新規口座開設される方は3カ月間無条件でこのIPO優遇特典（ステージ別抽選）のブロンズステージの恩恵を受けることができます。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ SMBC日興証券公式サイト