ティアンドエス(4055)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。一週間ぶりのIPO新規上場承認発表となりますが、最近は金曜日に発表する傾向があるのですかね。どうも週末に来ることが多いような気がします。

ティアンドエス(4055)の上場日は8月7日(金)で今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事は最近IPO抽選割合の改悪があったいちよし証券となっております。改悪内容については後述致します。

ティアンドエス(4055)のIPO(新規上場)情報

設立:2016年11月1日
業種:情報・通信業
事業の内容:大手企業及び半導体工場向けシステム開発・運用保守・インフラ構築、AI関連のソフトウエア開発

ティアンドエス(4055)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード4055
名称ティアンドエス
公募株数170,000株
売出し株数77,000株
オーバーアロットメント30,000株
IPO主幹事証券いちよし証券
IPO引受幹事証券野村證券
SBI証券
極東証券
東洋証券
マネックス証券
岡三証券
楽天証券
岡三オンライン証券委託幹事
むさし証券(委託幹事
IPO発表日7月3日(金)
上場日8月7日(金)
仮条件決定日7月17日(金)
ブック・ビルディング期間7月20日(月)~7月28日(火)
公開価格決定日7月29日(水)
IPO申し込み期間7月30日(木)~8月4日(火)
吸収金額7.3億円
想定価格2,650円(265,000円必要)

そして上記をご覧の通りこのティアンドエス(4055)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンライン証券のIPO幹事入りも期待できそうです。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ 岡三オンライン証券公式サイト
岡三オンライン証券

ティアンドエス(4055)のIPO(新規上場)事業内容等

ティアンドエス(4055)は高度なソフトウェア開発力をもって、急成長が見込まれるAI(画像処理、画像認識、機械学習)、ロボット、自動運転、メモリ高速化等の分野にターゲットを置き、あらゆる産業領域の大手企業顧客向けにシステム開発及び運用保守(インフラ構築含む)を中心としたサービスを展開しております。

ティアンドエス(4055)IPO事業系統図

システム開発及びその関連サービスの単一セグメントですが、事業の構成を「相対的に安定したベースロード的な利益体質の事業基盤:ソリューションカテゴリー」と「半導体工場内システムの運用・保守を支援する安定分野:半導体カテゴリー」及び「高度なソフトウエア技術により新市場を創出する成長分野:先進技術ソリューションカテゴリー」の3つのカテゴリーによる構造としております。

ソリューションカテゴリー

ソリューションカテゴリーは大手企業顧客向けの請負(開発・運用保守)を中心としたサービスを展開しており、現在はキオクシアグループ、東芝グループ、日立グループ等の大手企業グループを対象にサービスを展開しており、その経験と実績を元に他の大手企業や中堅企業への事業開拓を行っております。
ティアンドエス(4055)IPOソリューションカテゴリー

半導体カテゴリー

半導体カテゴリーが提供するサービスは、半導体工場内のシステム運用やシステム保守であります。半導体工場における役割は工場内システムの保守及び運用サービスやITヘルプデスク等半導体工場のITインフラストラクチャー運用支援を担当することであり、キオクシアグループ及び東芝グループ各社より受嘱しております。
ティアンドエス(4055)IPO半導体カテゴリー

先進技術ソリューションカテゴリー

先進技術ソリューションカテゴリーではネットワーク・画像認識・ハードウエア制御・メモリ高速化等最新の高度技術を駆使してソフトウエアの高機能化及び品質向上を実現するサービスを提供しております。
ティアンドエス(4055)IPO先進技術ソリューションカテゴリー

【手取金の使途】
手取概算額406,460千円及び第三者割当増資の手取概算額上限72,840千円を合わせた手取概算額合計上限479,300千円については、今後の事業拡大に向けた人材及び設備並びに当社としての次世代AIプロセッサ用ソフトウエア技術の獲得のため、1.研究開発費に248,640千円、2.人材採用費及び人件費として131,000千円、3.設備資金として99,660千円を充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(ティアンドエス(4055)のIPO目論見書より一部抜粋)

ティアンドエス(4055)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ティアンドエス(4055)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,650円としてオーバーアロットメント含め7.3億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。

上述の通り、このティアンドエス(4055)のIPO目論見書の中にはAI(人工知能)、ロボット、自動運転、IoTとIPO人気ワードがしっかり盛り込まれていますが、半導体というマイナス(?)ワードも入っております。まあ個人的に過去に半導体関連銘柄で大損したことがあるのでトラウマになっているだけなのですが^^;

取引先には大手企業が数社入っており、業績も堅調に推移しております。セクターは情報・通信業となることからネット関連と位置付けられ、規模的な面や8月はIPO閑散期になることなど日程面でも有利になるため、一極集中で人気化することが予想されます。初値評価は2倍超えのA級評価といったところでしょうか。

株主はティアンドエス従業員持株会以外はすべて個人でベンチャーキャピタルの保有株はありません。ティアンドエス従業員持株会(2.2%保有)以外の上位株主には解除価格無しで90日間のロックアップが掛かっているため、上場時の大きな売り圧力もありません。

と、ここまではいい感じなのですが。

このティアンドエス(4055)のIPO主幹事は2020年5月1日にIPO配分ルールの改悪が発表されたいちよし証券です。ダイレクト(電話、ネット)口座についてはなんとたったの1%しかありません。

いちよし証券IPO配分ルール2020.5.1

日本証券業協会の「株券等の募集等の引受け等に係る顧客への配分に関する規則」では個人顧客への配分予定数量の10%以上について抽選により決定することとなっており、一応いちよし証券も協会員の中に名前がある以上、このルールが適用されていないとおかしいのですが。解釈が違うのでしょうかね。謎です^^;

日本証券業協会IPO配分ルール

いずれにしても1%となると主幹事でありながらも平幹事分ぐらいの割り当て数しかないため、管理人のようなネット抽選参加組にとってIPO当選は困難としか言えません。

もちろん初値は好スタートが予想されるため、管理人の個人的なこのティアンドエス(4055)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行きますが、望みはSBI証券マネックス証券楽天証券のネット証券3社ぐらいでしょうか。それでも当選確率は限りなくゼロに近いと思いますが><

<追記>
やはり岡三オンライン証券もこのティアンドエス(4055)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

ティアンドエス(4055)のIPO取り扱い決定岡三オンライン証券
ティアンドエス(4055)IPO岡三オンライン証券

ティアンドエス(4055)のIPO(新規上場)業績等

ティアンドエス(4055)のIPO経営指標
ティアンドエス(4055)IPO経営指標

ティアンドエス(4055)のIPO売上高及び経常損益
ティアンドエス(4055)IPO売上高及び経常損益

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