Enjin(7370)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。予想通り本日(5月14日)は金曜日ということで一気に3社のIPO新規上場承認発表が登場しました。

ただ下記画像の通り、3社のうち1社はリート(REIT)となるため、通常の株式としてのIPO発表という意味では実施的に2社となります。いずれにしても件数に関わらず最近は金曜日にドサッとIPO発表するのが恒例となっています。何かしら大人の事情でもあるのでしょうかね。

IPO新規上場承認発表3社2021.5.14

とりあえず当記事はEnjin(7370)のIPO紹介記事となり、残り2社の全研本社(7371)東海道リート投資法人(2989)のIPO詳細記事についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。

Enjin(7370)の上場日は6月18日(金)で今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事は当たりにくいイメージが先行してしまうみずほ証券となっておりますが、今回はIPO株数がそこそこ多いのでいつもよりは期待しても良さそうな感じがします。

Enjin(7370)のIPO(新規上場)情報

設立:2007年3月6日
業種:サービス業
事業の内容:法人/経営者、医療機関/医師向けPR支援サービスの提供及びマッチングプラットフォームの運営

Enjin(7370)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード7370
名称Enjin
公募株数1,000,000株
売出し株数1,500,000株
オーバーアロットメント375,000株
IPO主幹事証券みずほ証券
IPO引受幹事証券SBI証券
楽天証券100%完全抽選
マネックス証券委託幹事
IPO発表日5月14日(金)
上場日6月18日(金)
仮条件決定日5月31日(月)
ブック・ビルディング期間6月2日(水)~6月8日(火)
公開価格決定日6月9日(水)
IPO申し込み期間6月10日(木)~6月15日(火)
時価総額96.6億円
吸収金額39.6億円
想定価格1,380円(138,000円必要)

IPO幹事団(シンジケート)は主幹事含めてわずか3社と無駄に多くなくて良いですね。と言いたいところですが、マネックス証券が委託幹事(裏幹事)として増えました^^;

Enjin(7370)のIPO(新規上場)事業内容等

Enjin(7370)は主に中小・中堅企業、医療機関を対象としたPR支援サービスや顧客とメディア又は決裁者をつなぐプラットフォームサービスを提供するPR事業を展開しております。

PR事業の単一セグメントであり、セグメント情報は記載しておりませんが、①法人/経営者向けPR支援サービス、②医療機関/医師向けPR支援サービス、及び③メディチョク、その他サービスとして④アポチョクの4つのサービスを展開しております。

Enjin(7370)IPOビジネスモデル

法人/経営者向け、医療機関/医師向けPR支援サービス

創業から培ったメディアネットワークを駆使し、中小・中堅企業、医療機関を対象としてPR支援サービスを提供しております。
Enjin(7370)IPO法人/経営者向け、医療機関/医師向けPR支援サービス

メディチョク(メディアマッチングサービス)

中小・中堅企業、医療機関を対象に今までPR会社の担当者が間に入って仲介していたメディアとのマッチングを、PC・スマートフォン上で行うことができるサービスを提供しております。
Enjin(7370)IPOメディチョク

アポチョク(決裁者アポイントマッチングサービス)

BtoB向けサービスを提供する企業、富裕層ビジネスを展開する企業等を対象にプラットフォームを利用した決裁者と顧客を直接つなぐアポイントマッチングサービスを提供しています。
Enjin(7370)IPOアポチョク

【手取金の使途】
上記の手取概算額1,259,600千円については第三者割当増資の手取概算額上限476,100千円と合わせた手取概算額合計上限1,735,700千円については、全額運転資金として、①採用活動費及び②人件費、③広告宣伝費に充当する予定であります。
また、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(EnjinのIPO目論見書より一部抜粋)

Enjin(7370)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

Enjin(7370)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,380円としてオーバーアロットメント含め39.6億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて25,000枚と比較的多く、海外への配分はありません。

上述の通り事業内容は法人/経営者向け、医療機関/医師向けPR支援サービスの提供及びマッチングプラットフォームの運営ということで、メディアマッチングサービスの「メディチョク」や、決裁者アポイントマッチングサービス「アポチョク」などサービスの提供を行っております。メイン事業は一言で言うと「広報(PR)支援事業」といったところでしょうか。

その他Enjin(7370)の運営サイト及びメディアは経営者の言葉を独自の視点で捉え、視聴者に届ける経営者インタビュー動画配信サイト「KENJA GLOBAL」、人生の岐路にたたされた多くの視聴者に、生きていく知恵や成功のカギを届けるテレビ番組連動型のインタビュー動画配信サイト「覚悟の瞬間」、企業経営者のための情報誌「Qualitas」、就職ウォーカーNetとKENJA GLOBALがタイアップ開催する経営者アワード「LEADERS’AWARD」などがあります。

Enjin(7370)IPO運営サイト及びメディア

Enjin(7370)の株主の中にベンチャーキャピタルの保有株は無く、潜在株式を除く発行済株式総数600万株のうち、代表取締役社長となる本田幸大氏保有分の売り出し放出分150万株を除いた残り150万株及び株式会社S&Sホールディングス保有分の300万株には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、IPO株取得者以外からの上場時の余計な売り圧力はほぼありません。今年(2021年)2月に上場したcoly(4175)を連想させるような少人数の株主構成となっており、需給面は極めて良好と言えそうです。

東証マザーズ上場で公開規模がIPO想定価格(1,380円)ベースで39.6億円とやや荷もたれ感を感じるサイズとなりますが、大きな売り手は不在。業績も右肩上がりで伸びており、事業内容もそれなりに人気化しそうな内容に見えることから、ひとまずの初値評価は公開規模を考慮してB級評価が妥当な評価でしょうか。

よって管理人の個人的なこのEnjin(7370)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えています。IPO主幹事のみずほ証券はIPOに当たりにくいというイメージが先行してしまいますが、それなりにIPO株数も多いことから当選確率はそこそこ高そうな感じがします。そこにオカルト的申し込み法を使えばさらに当選確率アップなどと言う妄想も加えながら楽しく参加したいと思います。

<追記>
マネックス証券がこのEnjin(7370)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで発表がありました。

Enjin(7370)のIPO取り扱い決定マネックス証券
Enjin(7370)IPOマネックス証券

Enjin(7370)のIPO(新規上場)業績等

Enjin(7370)のIPO経営指標
Enjin(7370)IPO経営指標

Enjin(7370)のIPO売上高及び経常損益
Enjin(7370)IPO売上高及び経常損益

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