TalentX（330A）IPO（新規上場）初値予想！業績好調の人気業態で初値堅調スタート！？

TalentX（330A）の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース（750円）ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団（シンジケート）の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

TalentX（330A）の上場日とIPO申込期間

TalentX（330A）の上場日は2025年3月18日（火）で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。

このTalentX（330A）のIPO申し込み期間は2月28日（金）～3月6日（木）となっており、他IPO案件とIPO申し込み期間が微妙に被っているため、申し込まれる方は資金管理（資金移動）や申し込み忘れにご注意下さい。

TalentX（330A）のIPO（新規上場）初値予想 第一弾

TalentX（330A）のIPO想定価格は750円となっているため、現時点では公募価格の1.2倍～1.3倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

なお、このTalentX（330A）のIPO仮条件は明後日2月26日（水）に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

TalentX（330A）の事業内容

TENTIAL（325A）の事業内容はクラウドベースのタレント・アクイジション（人材獲得）ソフトウェア・プラットフォーム「My Series」の開発及び提供、その他関連事業ということで、クラウドを利用したSaaS型サービスで、効率を上げるための採用DXプラットフォーム「My Series」を中心としたソリューションを提供しています。

このTalentX（330A）の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

TalentX（330A）のブルベア要素とIPO参加スタンス

TalentX（330A）の市場からの吸収金額はIPO想定価格750円としてオーバーアロットメント含め14.7億円と規模的に10億円超えではあるものの、東証グロース市場への上場としてはまだ小型サイズの範囲となり荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。

IPO募集株数は公募株及び売出株（OA分）合わせて1,960,800株とやや多めにあり、海外投資家への販売もありませんが、IPO主幹事は店頭系証券のみずほ証券で単価が1,000円未満となるため複数配分となっています。しかも200株1セット配分ではなく300株1セット配分となっているため、IPO当選の確率はかなり低くなりそうです。

そして今回もこのTalentX（330A）のブル要素（ポジティブ材料）とベア要素（ネガティブ材料）をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素（ポジティブ材料）としては事業内容が人材関連事業という時流に乗ったビジネスモデルでIPO市場でも人気化しやすい業態です。業績も売上は右肩上がりで成長を続け、収益も前期（2024年3月期）に黒字化を達成し、今期（2025年3月期）は大幅な増収増益が見込まれています。

株主の中には公開価格の1.5倍となればロックアップ解除されるベンチャーキャピタル（投資ファンド）の保有株（約100万株）が散見されるものの、初値形成後でないと解除できないタイプのロックアップとなっているため、上場時の大きな売り圧力にはなりません。

公開規模はIPO想定価格（750円）ベースで14.7億円と微妙なサイズ感ではありますが、荷もたれ感が懸念される規模ではありません。

一方、ベア要素（ネガティブ材料）としては売出し中心のIPOとなっており、複数のベンチャーキャピタル（投資ファンド）が売出しで株式を放出し、OA含めたオファリング・レシオも35.5％とやや高い水準となっているため、一定の出口（イグジット）感があります。株価設定は成長期待が織り込まれていることからか特段の割安感もありません。

IPO地合いも悪くなく、好スタートとなる可能性が高そうですが、初値が上昇したとしても近年の傾向から公開価格の1.3倍あたりが節目として意識される展開となりそうです。

引き続き管理人の個人的なこのTalentX（330A）のIPO参加スタンスは参加の方向で考えていますが、上述の通りIPO主幹事のみずほ証券ではまさかの300株1セット配分となっているため、IPO当選は狭き門となりそうです。

TalentX（330A）のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのTalentX（330A）のIPO株（公募株及び売出株）17,051枚のIPO引き受け幹事団（シンジケ－ト）への割り当て株数が以下の通り発表されています。

上記とは別でOA（オーバーアロットメント）分が2,557枚あります。

積極的にこのTalentX（330A）のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるみずほ証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多い大手ネット証券（SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券）も入っており、いずれも持ち分は三桁レベルあるため、狙えない数字では無さそうです。

TalentX（330A）のIPO仮条件決定

TalentX（330A）のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格：750円
IPO仮条件：650円～750円

IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は12.7億円～14.7億円となりました。

尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記は無いため仮条件の上限突破はありません。

TalentX（330A）のIPO（新規上場）初値予想 第二弾

TalentX（330A）の第二弾初値予想が発表されたようです。

900円～1,100円

IPO仮条件は一般的な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも下限はそのままで上限のみ上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても参加で変更ありません。