プロディライト（5580）とノイルイミューン・バイオテック（4893）のIPO（新規上場）初値結果！

プロディライト（5580）とノイルイミューン・バイオテック（4893）のIPO（新規上場）初値が付きましたので、簡単ではありますが、ご紹介させて頂きたいと思います。

プロディライト（5580）のIPO初値結果

市場開場直前（8時59分）のこのプロディライト（5580）のフル板の合致点は2,502円（初値売買代金：3.4億円）となっていたので、およそ503円ほど吊り上げられた3,005円（初値売買代金：9.0億円）での初値形成となりました。初値売りで+156,500円の利益となります。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。

プロディライト（5580）IPO5分足チャート（2023年6月28日）

初値形成後は連買いからの特買いで6分後には高値3,285円までありましたが、さすがに500円も吊り上げられたことやVC保有も考えると、ブリッジコンサルティンググループ（9225）やエリッツホールディングス（5533）のような展開にはならず、残念ながらIPOの悪い見本のような右肩下がりのチャート形状となっています。

昨日（6月27日）のブリッジコンサルティンググループ（9225）のIPOセカンダリ注文取消しは大失敗となりましたが、今回のプロディライト（5580）のIPOセカンダリの注文取消しは正解だったようです。とはいえ、今日もビビってしまった結果のただのチキン取消しですが＾＾；

ノイルイミューン・バイオテック（4893）のIPO初値結果

市場開場直前（8時59分）のこのノイルイミューン・バイオテック（4893）のフル板の合致点は幹事の引き受け価格と同値となる680円（初値売買代金：4.0億円）で推移していましたが、およそ15円ほど引き上げられた695円（初値売買代金：4.5億円）で自力での初値形成となりました。それでも公募割れスタートには変わりなく、初値売りで-4,500円の損失となります。

市場開場直前の8時40分頃に20万株ほどのシンジケートカバーが入り、8時56分頃には残りの34万株も入り、すべての玉を使ったようです。市場が開場すると少しづつ買いが入り、結果的には自力での初値形成となりました。ただ初値形成後はあっさり引き受け価格（680円）を割り込んでしまいました。

とはいえ、高値は775円まであり、一応公募価格（740円）を奪還する場面も見られましたので、IPO地合いが大きく悪化しているような雰囲気は無さそうです。

ノイルイミューン・バイオテック（4893）IPO5分足チャート（2023年6月28日）

シーユーシー（9158）やリアルゲイト（5532）、アイデミー（5577）のストップ安がIPO市場を冷やしたかと思いましたが、ブリッジコンサルティンググループ（9225）やエリッツホールディングス（5533）は初値自体は抑えられたものの、初値形成後は2日連続でストップ高となっており、IPO市場に再び活気が戻りつつあります。

今週6月26日（月）から各取引所の規約変更で成行買い及び成行売りができなくなった影響は多少なりともありそうですが、上記プロディライト（5580）の寄る寄るを見ている限りでは、気にしていたほど大きな足かせにはなっていないように感じますね。